私はこのブログとは別にMT4の無料インジを紹介するブログも運営しています。
MT4は世界中のトレーダーから愛用される最強のトレードツールで、インターネットを彷徨えば、有料・無料関わらずで高性能なカスタムインジが手に入るのも一つの魅力です。
「MT4インディケーター貯蔵庫」では、国内外で無料で手に入るMT4のインジの中で、私が面白いと思うものを厳選して紹介しています。
(元々はこのブログの一つのコーナーとしてインジを紹介していくつもりだったのですが(第一号はFFx Standard indicators)、面白いインジがかなり多いので別にブログを作った経緯があります)
2017年11月15日現在では約180個のMT4インジをレビューしています。
(おかげさまで2024年6月時点で2700個を超えました)
今回はその中でも個人的に特にお勧めできる最強かつフリーのMT4インジをご紹介していきたいと思います。
サイン型インジケーター
ASCTrend
Williams%Rを利用した、損小利大型でなかなか精度の高いシグナルを出すインジです。
ASCTrendを過去にさかのぼって検証してみても、トレンドの反転をいい感じで捉えていることが多いです。他のインジと組み合わせてシグナルを選別したり、押し目や戻りを専門に狙ったり、適切な利食いポイントを設定することで、かなり効果が高まると思います。
ASCTrendは人気が高いため、様々な「亜種」が存在します。
また、全く別名のインジケーターなのに、中身はASCTrendだった・・・といったことにも頻繁に遭遇しています。それだけ多くのトレーダーから使われている優秀なシグナルと言うことになりますね。
以下のリンクでは、ASCTrendの詳しいロジックまで詳しく解説しています。
また、当ブログではASCTrendをフィルタリングして、より勝てるシグナルを作成しています。
これらのインジケーターは最強と言っても良いレベルまで精度を磨き上げています。
下手な有料インジよりも優位性がありますので、興味のある方は是非ご覧ください。
メインチャート表示型
00-BbAngle_v100
トレンドの状態によってボリンジャーバンドの色が変わるインジです。
トレンドがない時は点線、傾きがある時は黄色、強いトレンドの時は赤色になります。
ボリバンはトレンドとレンジが分かりやすい方ではありますが、このインジを使うことで、より相場の状況が見えやすくなります。
バンドウォークより視覚的に分かりやすく認識したい方にお勧めします。
ボリバン系のインジは以下からご覧ください。
AutoFib-TradeZones
自動で直近の高値安を判断してフィボナッチを描画するインジです。
しかもエントリーポイントについては青と赤のゾーンで示してくれる有能な機能を持っています。
フィボナッチのラインの引き方が分からない方や使い方が分からない方、ラインを引くのが面倒な方には非常に役立つと思います。
フィボナッチ系のインジは以下をご覧ください。
FXTT_MTF_BollingerBands
チャート上にチェックボタンが表示され、任意の時間軸をチェックするだけでその時間軸のボリバンが表示できるマルチタイム用のインジです。
上のチャートでは1時間足チャートに1時間足と4時間足のボリバンを表示させています。
ボリバンを使われる方は複数の時間軸をチェックすることが多いと思いますが、コレがあれば上位時間軸のバンドの位置も簡単にオンオフできますので便利です。
トレンド方向を見る分にも使えますし、複数の時間足でバンドを抜けてきたところで逆張りする・・・と言った使い方に適しています。
TD Sequential
トム・デマークの考案したTDシーケンシャルのカウントを自動でやってくれる上に、チャート上に数字を表示してくれるインジです。
TDシーケンシャルについてご存知ない方はググって頂ければよいかと思いますが、簡単に言えば「相場の天と底」を知る手法になります。
数字が9まで進むと小反発、13まで進むとトレンド転換、というのが基本的な考え方です。人によっては「最強」と呼ばれることのあるTDシーケンシャルを活用してみてはいかがでしょうか?
他の指標とも相性が良いですし、無料ですので試してみることをお勧めします。
Fractals – adjustable period trend lines
自動で高値安値を認識してトレンドラインを引いてくれるインジです。
トレンドラインの引き方は人それぞれですが、そのおかげで「何が正しいのか分からない」と思ったり、「客観的なラインが引けない」と悩むこともあるでしょう。
そんな人には、まずは自動でラインを引いてくれるインジを利用するのも有効だと思います。
トレンドラインにタッチしたらアラートが鳴る機能も付いています。
トレンドタイプのインジは以下に詳しくまとめています。
Fractals – adjustable period extended
直近の高値安値から水平線を引いてくれるインジです。
水平線についてもトレンドラインと同じく苦手意識を持っている方は多くいます。
そんな方には客観的にラインを引いてくれるツールは、客観的なラインの引き方を学ぶ意味でも役に立つことでしょう。
水平線を描画するタイプのインジは以下に詳しくまとめています。
Wolf
ジグザグをベースとして自動でウォルフ波動を描画してくれるインジです。
ウォルフ波動は複雑なパターン認識になってしまうため、なかなか客観的な分析が難しいとされていますが、このインジを使用することで、自動で狙いどころまでを表示してくれます。
ウォルフ波動使ってトレードしたい方から、ウォルフ波動を勉強した方まで幅広い方にお勧めします。
当サイトのメルマガに登録された方には、ウォルフ波動について詳しく解説した記事をご覧いただけます。
Pattern Alert
はらみ足や毛抜き底、毛抜き天井などの特定のローソク足パターンが出現したら、チャート上に何のパターンなのかを文字で表示してくれるインジです。
ローソク足のプライスアクションは完全無裁量で判別できるものも多いですので、インジケーターを活用することで認識力を高められますし、勉強にもなります。
見逃しがちなパターンもしっかりと検知してくれますので、役立つと思います。
ローソク足を表示するタイプのインジは以下に詳しくまとめています。
ZUP_v14
チャート上にジグザグを描画し、そこから波の比率等を自動で求めるインジです。
ガートレーの222やバタフライパターンなど、ハーモニック分析を使ってトレードをしたい人には参考になるでしょう。
price-patterns
三尊、ダブルトップ、ウェッジ等のチャートパターンを自動で認識して、チャート上にカラーで表示してくれるインジです。
チャートパターンを参考にトレードする人にとっては客観的な指標として使えます。
過去にさかのぼってパターンは表示されますので、検証する際にも便利です。
オシレーター型
divergencepetr_s7
30種類のインジケーターの中から1つを選んで表示し、ダイバージェンスが生じたら自動で検知して知らせてくれるインジです。
30種類とは具体的に何かは下のリンクを参考にしていただければと思いますが、1つ持っていれば様々な種類のオシレーターを表示でます。
直近のダイバージェンスのみしか表示できませんが、ダイバージェンス愛好家にお勧めします。
ダイバージェンスを表示するタイプのインジは以下で詳しくまとめています。
mtf_stochastic_alert_v.2
マルチタイムでストキャスティクスを表示して、クロスしたらチャート上にシグナルとアラートが鳴るインジです。
上のチャートでは30分足に4時間足のストキャスを表示させています。
マルチタイム&サイン対応なので、幅広いトレーダーに役立つインジになっています。
ストキャスを表示するタイプのインジは以下に詳しくまとめています。
currency-meter-indicator
通貨ペアのトレンドや通貨の強弱を示すインジです。
通貨の強弱を見るインジは数多くあるのですが、個人的にはこのインジが一番見やすくて使いやすいかなと思っています。
通貨ペアの動きの方向や強さも一覧で見ることが出来ますので、めぼしい通貨ペアを選別する際に役立ちます。
通貨の強弱を見極められるタイプのインジは以下に詳しくまとめています。
HeatMap-Gradient-Scale
通貨ペア別に前日比でどれだけ動いているのかをヒートマップにして表示するインジです。
前日比で上げるほど通貨ペアの色は濃い緑色になり、逆に下げるほど赤色になります。
パッと見ただけでどれが動いているのかが分かりますので、1日の平均的な変動率を超えてきた場合は逆張りする・・・といった使い方もあるかと思います。
いずれにしても相場全体の方向や強さを見る際に重宝します。
また面白いインジが集まったら続編を書きます
以上、個人的にお勧めできるフリーのMT4インジ15選でした。
今回の記事を見て、「こんなに凄いインジがあるのか!」と驚いた方も多いのではないでしょうか?実際のところ、ほとんどが有料級だと思います。
「インジケーター」と一言でいっても、その種類や目的は様々です。
その中でも「トレードが便利になるインジ」「チャートをより客観的に見せるインジ」などの本当に優秀なモノが存在します。
今後もそのような優秀なインジを探し求めてご紹介していければと思いますので、MT4インディケーター貯蔵庫の方もよろしくお願いします。
追記
続編もあります。
ジャンル別に分類した最強のインジケーターたちをぜひご覧ください。