MACDを表示するMT4インジケーター14選

今回はMACDを表示するMT4インジケーターについてまとめました。

MACDは1970年代にジェラルド・アペル氏によって考案されたテクニカル指標です。

期間の異なる2本のEMAの差をオシレーター化することで、相場の強さ、方向、勢いなどを視覚的に分かりやすくした画期的なインジケーターです。

今ではどのチャートソフトでも当たり前に使えるMACDですが、発表当時の反響はすさまじく「テクニカル分析の革命」「もう相場で負ける人がいなくなる」とまで言われたようです。

そんなMACDですので、MT4用のインジケーターは数多く存在します。
計算式こそMACDではあるものの、後人のアイディアによって付け足された凄い機能などを持ったインジケーターを、用途別・特性別に分類してご紹介していきます。

全て無料ですので、気になるものがあれば使ってみてください。

マルチタイム同時表示・多機能型

all_macd_v1.0_nmc_1

複数の時間足のMACDをチャート下に表示するインジです。

MACDのパラメーターはもちろんのこと、表示する時間足の変更は可能で、バーの本数も指定できます。

様々な時間足のMACDを同時に監視したい際に便利です。

 

averages MACD – mtf + alerts + lines

様々な計算方法でMACDを表示できるインジです。

通常のMACDではEMAがベースとなっていますが、このインジを使うことで、以下に示す計算方法でMACDを表示できます。

ちょっとマニアックではありますが、マルチタイムに対応していたり、MACDがゼロラインを跨いだところで縦線を引いたり、アラートが鳴ったり・・・と普段使いの機能も充実しています。

普通のMACDを表示するタイプとしては特にオススメできます。

 

シグナル

MACD_10TYPES_MTF_ALERT_ARROW_VLINE_V6

MACDを表示し、MACDがゼロラインとのクロスやMACDとシグナルラインのクロスでサインを表示するインジです。

サイン点灯時にはアラートやメール送信が可能です。

これだけでも十分な機能ですが、このインジでは終値以外にも、RSI、Momentum、CCI、WPRなどのオシレーターの値を参照してMACDを表示することもできます。(オシレーターのオシレーター化)

更にはマルチタイムにも対応しており、上位足のMACDを表示できますし、ヒストグラムをラインに変更もできます。

このチャートでは1時間足に4時間足のMACDを表示し、ヒストグラムをラインに、矢印のサイズと形を変更しています。

好みに合わせて色々と設定を変更する必要はありますが、多くのトレーダーのニーズに最も合うMACDタイプのインジはこれになるかと思います。

 

00-MacdDiv_v104

MACDのダイバージェンスを認識するインジです。

MACDの表示はMT4のデフォルトとは少し異なり、黄色い実線がMACD本体(MT4版MACDのヒストグラム部分)、黄色い点線がシグナルライン、ヒストグラムがMACDとシグナルライン間の差を示しています。

通常、MACDのダイバージェンスを認識するインジは、MACD本体を利用しますが、このインジではMACD本体とは他に、ヒストグラムのダイバージェンスも認識できます(選択可能)

更にはマルチタイムにも対応していますので上位足のMACD&ダイバージェンスの監視も可能です。

 

AllMACD Divergence_v2.6 600+

同じくMACDのダイバージェンスを表示するインジです。
このインジも多機能です。

まず凄いのがMACDの計算方法。
通常のMACDはEMAを利用しますが、このインジでは以下のように30種類の計算方法選択できます。

そしてダイバージェンスの認識については、レギュラーダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの区別して認識し、それぞれについて表示・非表示の選択もできます。

ダイバージェンス発生時にはアラートが鳴りますし、マルチタイムにも対応しています。

このチャートでは1時間足チャートに4時間足を表示し、MACDはライン&ヒストグラム表示に切り替えています。

こちらも多機能で使えるインジです。

 

バータイプ

MACD Predictor Histo Universal MTF Alerts Lines

MACDがゼロラインよりも上か下かでバーの色が変わるインジです。
色が変わったところでローソク足上に縦線も引かれます。

一番右の足の上部に少し表示してある黄色いラインは、「MACDがゼロラインとクロスする価格」です。どれくらい反転したらでバーの色が変わるかが視覚的に分かるのも地味に便利です。

マルチタイムにも対応していますので、上位足のMACDの方向を知りたい場合にも便利です。

 

MTF MACD Bars

同じくMACDの状況をバーで示すインジです。

  • MACDが0ラインよりも上、かつMACDがシグナルラインよりも上:上下ともに緑色
  • MACDが0ラインよりも下、かつMACDがシグナルラインよりも下:上下ともに赤色
  • MACDがシグナルラインよりも上:下の段のみ緑色
  • MACDがシグナルラインよりも下:上の段のみ赤色

前出の「MACD Predictor Histo Universal MTF Alerts Lines」よりも詳しくMACDの状況が分かります。
マルチタイムにも対応していますので、上位足のMACDの状況も分かりやすくなります。

 

ローソク足反映タイプ

MACD_Overlay

MACDの状況によってローソク足の色の変わるインジです。
設定によって以下の3つに切り替えられます。

  • MACDがシグナルラインよりも上ならローソク足が緑色、下なら赤色
  • MACDがゼロラインよりも上ならローソク足が緑色、下なら赤色
  • MACDがひとつ前の値よりも上なら緑色、下なら赤色

下のgif動画は3つを切り替えて表示しています。

条件が変えられて便利かと思います。

 

macd-trend-candles

MACDの4つの状態によってローソク足の色を切り替えるインジです。
色の意味は以下の通りです。

  • 黄緑色:ヒストグラムがゼロラインよりも上で上昇中
  • 濃い緑色:ヒストグラムがゼロラインよりも下で上昇中
  • 濃い赤色:ヒストグラムがゼロラインよりも上で下降中
  • 赤色:ヒストグラムがゼロラインよりも下で下降中

このインジでは上部に時間足名が表示されていますが、これは他の時間足のMACDがどういった状況なのかを同じ色で示しています。

 

MACD派生型

macd with standard deviations

MACDにボリバンを表示するインジです。

MACDがバンドの2σをブレイクすると色が変わり、トレンドの勢いの強さを視覚的に示します。
MACDが2σにタッチしたから逆張りするのではなく、順張りで利用する方が有利に使えます。

同じコンセプトのインジとして、MACDが2σを抜けたところで色の変わるヒストグラムもあります。

 

future macd 2

それまでのMACDの流れから、将来のMACDの動きを予測して表示するインジです

予測するのはあくまでもMACDの動きですので、将来の「価格」を予測するわけではない点に注意です。

MACDの予測としては精度は良いかなとは思えますが、MACDは価格とダイバージェンスしたりすることもありますので、その辺も加味して利用する必要はあります。

 

dsl – macd(divergence + arrows + alerts)

通常のMACDに加えてもう1本のシグナルラインを加えたインジです。
点線で示されるバンドのような2本のラインがシグナルラインになります。

シグナルラインが2本になることで、上のシグナルラインをブレイクしたら上昇トレンド、下のシグナルランをブレイクしたら下降トレンド、真ん中はレンジと判断し、相場の状況を一目で判断することができます。

さらに2本のシグナルラインはボリバンと同じく相場の拡大・縮小も示しますので、ボラティリティの判断、ボラティリティブレイクアウトを狙う戦略にも利用できます。

また、このインジはMACDのダイバージェンスも認識します。

レギュラーダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスを分けて認識して表示しますので、ダイバージェンス判断用途としても使える優れたインジです。

 

macd trailing stop v alerts – mtf

BBStopと同じコンセプトのインジで、MACDを利用して利食い・損切りのレートを示すインジです。

MACDがゼロラインの上抜け・下抜けでドットが切り替わり、価格からATR分だけ離れたレートに利食いや損切りの参考となる点線が表示されます。

これを利用することで適切な利食い・損切りポイントが一目でわかるので便利です。

上位足の表示も可能です。

 

通貨強弱タイプ

Macd heatmap 1.1

MACDの状況はマルチタイム・マルチ通貨ペアで示すインジです。
パネルの色の意味合いは以下の通りです。

  • 強い上昇トレンド:ライムグリーン
  • 弱い上昇トレンド:緑
  • トレンドなし:グレー
  • 弱い下降トレンド:ファイアブリック
  • 強い下降トレンド:赤色

このインジを利用することで、各通貨ペアのトレンド方向や強さがマルチタイムのでわかりますので、トレードする通貨ペアを選ぶ際や相場全体の状況を見る際に使えます。

 

 

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