
MT4は2005年にリリースされた古いソフト(ニンテンドーDSとほぼ同期)です。
リリース後も定期的なバージョンアップはなされていますが、それでも以降にリリースされたソフトと比較すると機能面での限界を感じる場面も少なくありません。
特に、ラインなどのオブジェクト描画機能については、TradingViewなどの最新ツールと比べると不便に思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、MT4の真価はその「拡張性」にあります。多種多様なインジケーターを活用することで、こうした弱点を補い、20年にわたりトップシェアを維持し続けています。
今回は、MT4の描画機能を強化できる無料インジケーターを厳選してご紹介します。
ラインやボックスを頻繁に活用する方には特におすすめのツールばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
Contents
Trendline_Straights_Horizontal_Vertical_Angled
縦線や水平線が描画しやすくなるインジです。
Horizontalをクリックすると水平線、Verticalをクリックすると縦線が表示されます。
これらのラインは、動かしても斜めに崩れません。
そのため、始点と終点の決まった水平線をキレイに描画したい方にとっては重宝するでしょう。
Draw_HL_LH_Line
同じく様々なラインが引けるインジです。
使用例は上のgifやダウンロードページを見て頂ければと思いますが、このインジでは様々なタイプの水平線が描画できます。
色の変更もボタンクリックで可能ですので、頻繁にラインを利用する場合に役立ちます。
WT_Lineas_v2.5
サポート・レジスタンスラインやトレンドラインの描画が、驚くほどスムーズになるインジケーターです。
画面右下のボタンをクリックするだけで、サポートラインやトレンドラインが瞬時に表示されます。特にサポート・レジスタンスラインは、起点にラインを置けば自動で横に延長されるため、手間を大幅に省けます。
また、どの時間足に引いたラインなのか、その価格が一目で分かる仕様になっているため、マルチタイムフレーム分析にも最適です。
HRZ TrendLine Plotter
サポレジラインやトレンドラインの描画に特化したインジケーターです。
ボタンクリックでラインを呼び出し、自由に移動・配置することができます。
特に便利なのが、「Ray+」ボタンと「Ray-」ボタン。
ラインを選択した状態で「Ray+」をクリックすると、ラインが真横の水平線になり、「Ray-」をクリックすると延長なしのラインに切り替わります。
さらに、Hideボタンを使えば、一時的にラインを非表示にできるため、チャートの視認性を確保しながら作業できます。
Circle Drawer
真円を描画できるユニークなインジです。
MT4の標準機能では楕円しか描画できず、完璧な円を作るのは意外と面倒ですが、このツールならラインを任意のサイズに動かすだけで、それを半径とする真円を簡単に作成できます。
きれいな円を活用したい方には、ぜひ試していただきたいインジです。
Drawing Toolbox
ラインだけでなくレクタングル(四角)やフィボナッチが表示できるツールです。
アイコンをクリックするだけで任意のオブジェクトが利用できます。
アイコンのラインやレクタングルの色や太さは設定で細かく変更できるので、カスタマイズして利用されることお勧めします。
Color Levels_2_-2
レクタングルとラインを描画できる便利なインジです。
特に、レクタングルの種類が豊富で、中を塗りつぶすタイプと透明のものをワンクリックで切り替え可能。SMCトレーダーのように、OBやFVGを多用する方には最適なツールとなるでしょう。
My Color & Fibo Levels Final
ライン、レクタングル、フィボナッチなど、さまざまなオブジェクトを描画できる多機能インジです。
特にユニークなのが「C」ボタンで、描画したオブジェクトを選択した状態でクリックするだけで、瞬時に色を変更できます。
ただし、ボタンが小さめで数が多いため、誤クリックしやすい点には注意が必要です。
それでも、カラー設定にこだわりたい方には最適なツールといえるでしょう。