今回はフィボナッチ・リトレイスメントを表示するMT4インジをご紹介します。
フィボナッチ・リトレイスメントは多くのトレーダーに使用される指標の一つで、MT4にもデフォルトで搭載してあります。
しかし、「どこにフィボナッチを当てれば良いのか?」という疑問を持つトレーダーは少なくありません。実際の所「フィボナッチの当て方」について解説した商材もあるほどです。
そこで本記事では自動でフィボナッチ・リトレイスメントを引いてくれるインジケーターを中心にご紹介していきます。
初心者はもちろんのこと、中級者、上級者にとっても魅力的なインジがあるはずです。ぜひ参考にしてください。
気になるものは貯蔵庫からダウンロードしてご利用ください。
Contents
auto_fibo_retracement-v2
目立った高値と安値を自動で結んでフィボナッチ・リトレイスメントを表示します。
本当に目立った高値と安値のみを認識するため、値幅は広くなりがちですが、その分だけ信頼性のあるフィボナッチ・リトレイスメントが描画できます。
押し目や戻りの局面では、ローソク足の上下に緑色のゾーンが表示されて見やすいです。
直近のローソク足○○本の中の高値と安値からフィボナッチリトレイスメントを表示します。
デフォルトでは直近120本ですが、この数値は変更可能です。
フィボナッチ自体は、ゾーンで色分けされるため見やすいです。
チャートの左上のボタンをクリックするとオンオフできるので、必要な時にだけ表示させることが可能です。
スイングの中で、現在のレートはどの辺にあるのかを確認する際にも有用です。
parabolic-zz-indicator
パラボリックのトレンドと連動するジグザグと、そのジグザグの高値安値についてフィボナッチリトレイスメントを表示します。
言ってみれば、パラボリックによって得られる波の押し目や戻りを見るインジです。
直近の波2つについてフィボナッチが表示されますので、どこまで押すか、戻すか等を見る際に便利です。
ジグザグによって得られた波についてフィボナッチリトレイスメントを表示します。
チャート下には3つのボタンがあり、それぞれをクリックすることで、直近3つの波まで表示できます。
全部を表示すると少し分かりにくくなりますが、手軽に相場の波についてフィボナッチを表示できるので便利です。
これを使えば、無裁量でフィボナッチ・リトレイスメントを描画できるのが大きなメリットです。リトレイスメントのライン設定も可能です。
無料ながらも機能が充実しており、フィボナッチ系では特にお勧めしたいインジの一つです。
ジグザグの直近の波について、マルチタイムでフィボナッチリトレイスメントを表示します。
各ラインの色は時間足を示しており、現在のレートは上位足のどのあたりにあるのかが分かりやすくなります。
多くの時間足のフィボナッチを表示させようとするとMT4が重くなりますので、時間足は少なめにすることをお勧めします。(設定でどの時間足のフィボナッチを表示するか指定できます)
また、チャート左上のボタンをクリックすると表示のオンオフができます。
1日の値動きについてハイローバンドを表示し、その値幅についてフィボナッチを示すデイトレ用のインジです。
現在の価格が、1日の値幅の中のどれくらいにあるのかが視覚的に分かりやすくなります。
デイトレの押し目買いや戻り売りを狙う際に参考になりますし、シンプルに当日高値や安値のブレイクを狙いたいときにも使えます。
チャート左上のボタンを押すと、表示のオンオフができて便利です。
人によっては超使えるインジになるのではないでしょうか。
ma ( + fibo channel)
移動平均線とドンチャンチャネル、そしてドンチャンチャネルをフィボナッチリトレイスメントで分割して表示するインジです。
前述のJJN-Fibo buttonは1日の値動きのみに限りますが、このインジは時間帯の区切り無しで直近の値幅内においてげ、現在のレートはどの辺にあるのかが自動で分かるようになっています。
マルチタイムにも対応していますので上位足の中のどの辺にあるかも見えて便利です。
ifibonacci
ジグザグを利用するのは他のインジと同じですが、ifibonacciは「リトレイスメント、アーク、ファン、エクスパンション、タイムゾーン、パターン」を一度に表示します。
設定で全部を表示したのが下のチャートです。
少しゴチャゴチャして分かりにくいですが、どれを表示するかを選択できます。
複数のフィボナッチツールを利用したい方にお勧めします。
II_SupDem_v2.33s2o
メインはサポレジゾーンを表示するインジですが、直近のサポートとレジスタンスの間にある価格帯についてフィボナッチリトレイスメントを表示します。
サポレジ間のフィボナッチを見てトレードシナリオを考えたり、押し目や戻りからサポレジをブレイクするかどうかを判断する際に便利です。
101 Fibo_D_W_M_Y_v1.2
日足、週足、月足、年足それぞれの高値と安値間にフィボナッチリトレイスメントを表示するインジです。
全部表示するとチャートがラインだらけになりますが、設定でどれを表示するかの選択が可能です。
日足~月足のフィボナッチを表示するものは他にもありますが、年足は非常に珍しいです。
デイトレーダーだけでなく、スイングトレーダー、ポジショントレーダーにもお勧めします。
Semafor+123Triangles
Semaforというジグザグに似たインジケーターを使用して、ダウ理論の第2波までを認識するインジケーターです。
第2波の動きについてフィボナッチを表示します。
これを使えばどこまで押しているか、戻しているかが視覚的によくわかります。
元々は第1波の高値や安値をブレイクしてきたところで狙うためのインジですが、フィボナッチを表示することで押しや戻りも狙えます。
ボタンオンオフ表示機能の付いたバージョンもあります。
FibTool3
自動でフィボナッチを表示するインジケーターではありませんが、かなり便利なのでご紹介しておきます。
このインジをチャートに設定して通常の「フィボナッチリトレイスメント」を表示すると、以下の機能が追加されます。
- 各ラインの太さや色などを変えられる
- 各ラインに価格が表示できる
- ラインタッチでアラート、メール送信、プッシュ送信できる
MT4のフィボナッチリトレイスメントがグレードアップします。
使い勝手も変わりませんので、普段からMT4のフィボナッチリトレイスメントを利用している方にとってはよりアップグレードした形で利用できると思います。