ティックチャートを表示するMT4インジケーターまとめ

本記事ではMT4でティックチャートを表示するインジケーターをご紹介します。

ティックチャートとは、価格の変動があったタイミングでラインが上下する非時系列のチャートで、MT4にも標準でティックを表示する機能が付いています。

0.1pipsでも変動があればピコピコと動くのティックチャートですが、MT4のインジケーターを使えば、機能を拡張したり見やすることが可能です。

ちょっとでも価格の上下があればティックチャートで変動が生じますので、必然的に超短期スキャルで用いられることが多いのが特徴です。

スキャルピングをしている方にとっては、ティックチャートも参考にすることで何か発見があるかもしれませんし、ティックチャートが頻繁に進む時は活発に市場で取引されることを意味します。

興味のある方はぜひご覧ください。

ご紹介するインジケーターは全て無料です。

MT4でのティックチャートの表示方法

まずはデフォルトで使えるMT4のティックチャートの表示方法について解説します。

まずはチャート上部の「表示」から「気配値表示」をクリックします。

すると、通貨ペア一覧が表示されますので、任意の通貨ペア名を選択して、下部の「ティックチャート」のタブをクリックすると、その通貨ペアのティックチャートが表示されます。

ティックチャートはリアルタイムで変動し、過去の表示分は自動的に消去されます。

MT4にはティックデータを保存する機能はありませんので、消去されたティックチャートの再表示はできません。この点は、これから表示するティックチャートを表示するインジケーターも同じです。

ティックチャートを表示するインジケーターの注意点

ティックを利用するインジケーターは、どれもチャートに設定した時点では何も表示されず、価格が動いてティックが進むとティックチャートが表示されるようになります。

この理由はMT4はティックデータを保存しておらず、リアルタイムのティックデータのみしかMT4では利用できないからです。

また、ティックを表示するインジケーターをセットしたチャートの時間足や通貨ペアを変更すると、それまでのティックチャートはリセットされてしまいます。この点についてもご注意ください。

ティックチャートを表示するMT4インジケーター

それではティックチャートを表示するMT4インジケーターをご紹介していきます。

どれもサブチャート部分に表示するタイプになります。

tick-indicator

シンプルに表示している通貨ペアのティックチャートを表示します。

本ページでご紹介するものの中では一番簡単なものになっていますので、余計な機能は不要で、単にティックチャートを見ながらトレード判断をしたい方にお勧めです。

 

00-Tick_v101

通貨ペアを指定して、その通貨ペアのティックチャートを表示します。

ティックが勢いよく上昇・下落するとラインの色も変わるので、瞬間的な勢いが視覚的に分かりやすいです。

1分足レベルのサポレジからの反転などを見極める際に重宝するでしょう。

 

tick_chart2

70ティックチャートを表示するインジです。

70ティックとは、70回ティックの更新があったら足が一つ確定する非時系列のチャートで、ボブ・ボルマンの書籍で多くの人に知られることになりました。

頻繁にティックの更新がある時は足の確定も早いですが、ティックが少ない時は足の確定が遅くなります。全体として1分足チャートと近い動きになるものの、当然ながら違いも生じます。

このインジでは、あと何回ティックの更新があれば足が確定するかもわかるので、足確定を待ったエントリーもしやすいです。

 

Tick_Change

ティックの変化によって上下するインジです。

1ティック上に動くと値が1上昇し、1ティック下に動くと値が1下落します。

このオシレーターが勢いよく上昇・下落をするということは、それだけ連続して価格が上昇・下落して勢いがあることを意味します。

これよ読み取って、逆張りを仕掛ける、もしくは順張りを仕掛けるなど瞬間的な値動きを掴みたい方にお勧めです。

 

tick histogram

ティックデータを移動平均化してヒストグラムとして表示したインジです。
これを利用することで大まかなティックの流れが見やすくなります。

ゼロラインをベースにヒストグラムの勢いが分かれていますので、現在のティックの流れとして買いなのか売りなのかが分かりやすいです。

 

Tick_Chart_wSpread

価格のASKとBID、その差額であるスプレッドの推移を示すインジです。

シンプルにティックチャートだけを求める方にとってはラインが多くて邪魔に見えるかもしれませんが、スプレッドの推移が分かるので、新しいFX業者や口座のタイプでスプレッドの開き方をチェックしたい際に便利かと思います。

特に指標発表時のスプレッドを確認したり、データを取っておきたい時に重宝します。

 

tickpricechannel_v1

ティックチャートにハイローバンドを追加したインジです。

ラインのみのティックチャートだけを見ると、ランダムに動いているようにも見えますが、ハイローバンドを追加するとしっかりとバンドの上、下が意識されながら動いていることが分かります。

瞬間的なブレイクを狙う際に使えます。

 

MT7_nSecChartCreatorEA

ティックチャートからは少しコンセプトは異なりますが、ティックデータを利用して秒足チャートを表示できるEAです。(EAですが自動売買機能はありません)

通常、MT4では秒足の表示はできませんが、このEAの設定で以下の秒足が利用できます。

  • 3秒足
  • 4秒足
  • 5秒足
  • 6秒足
  • 10秒足
  • 12秒足
  • 15秒足
  • 20秒足
  • 30秒足

上のチャートは10秒足で、他の時間足と同じくトレンドを描く値動きなっています。1分足チャートでも確定が長すぎる!と思う方にお勧めです。

また、このEAで作成する秒足チャートはオフラインチャートなので通常のインジケーターも表示可能です。

スキャルピングを極めたいならティックを使ってみよう!

今回はティックチャートを表示するMT4インジケーターをご紹介しました。

ティックチャートは価格データを一切加工せずにそのまま価格の推移を示すチャートです。

そのため、ノイズ的なものも多く、利用されることは少ないですが、ティックチャートを参考にしながらスキャルピングをする人も多くいます。

今回ご紹介したインジケーターは全て無料で利用できますので、興味のある方はダウンロードしてみてください。

 

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