オーダーブロックのエントリーパターンを解説!

本ブログではこれまでにスマートマネーコンセプトについて解説してきました。

記事や動画を出すたびに色々なご質問を頂き、スマートマネーコンセプトが多くの方に興味深く受け取って頂いていることを感じます。

そんなご質問の中で一番多いのがどうなったら入るの?です。

スマートマネーコンセプトは、ダウ理論等と同じく、一種の相場へのアプローチ方法です。「自分の狙っているオーダーブロックまで戻したらエントリー」というのが基本ではありますが、それ以上についてはトレーダーの裁量判断に委ねられます。

そこで今回は、オーダーブロックまで戻した後に、どうなったらエントリーするか?について様々な方法について論じていきます。

オーダーブロックのおさらい

オーダーブロック

オーダーブロックとは、スマートマネー(機関投資家)が、価格を操作して他のトレーダーのストップロスを誘発した後に、そこで生じた流動性を利用して新規のポジションを入れた価格帯のことです。

スマートマネーが新規ポジションを入れて大きく相場が動いた後に、再度オーダーブロックまで戻してくると、強い反発が期待できます。

スマートマネーコンセプトでは、スマートマネーの動き、流動性、プライスアクション等からオーダーブロックを見極めて、戻してきたところでエントリーするのが基本です。

そして、価格がオーダーブロックまで戻した時にどうなったら入るか?が今回のテーマになります。

様々なやり方がありますので、その時の相場の状況、トレードスタイル、性格に合わせて採用してみてください。

オーダーブロックタッチでエントリー

メリット

デメリット

  • 事前にエントリーポイントが分かる

  • リスクリワードを最大化しやすい

  • 悩まなくていい

  • エントリーを厳選できない

  • ダマシに引っ掛かりやすい

一番シンプルなのが、オーダーブロックにタッチしたらエントリーするやり方です。

オーダーブロックは事前に分かっていますので、指値注文を入れてあとは待つだけでOKなのは大きなメリットです。また、反転を見極めることなく入りますので、悩むことも無ければ見逃しもありません。

しかしその反面、オーダーブロックまで戻ってきた値動きについては必ずエントリーすることになりますので、必然的にエントリーの厳選はできません。

そのため、エントリーしたけど、そのまま損切りに突っ走って負けるケースも多くあります。

明解で分かりやすい自信のあるオーダーブロックを形成している時のみ、このエントリーを使うといったやり方がおススメです。

オーダーブロックの半値でエントリー

類似の方法としてオーダーブロックの半値まで来たところでエントリーするやり方もあります。

このやり方の場合、よりリスクを抑えた形でエントリーできるメリットがあります。リスクリワードを最大化しやすいです。

ただし、オーダーブロックの上部にタッチしてすぐに反転するケースではエントリーできずに見送りとなります。

多少勝率は落ちますが、このエントリーポイントから反発して勝ちトレードになると、リスクリワード10以上も狙えるため、個人的には好きなやり方です。

ローソク足パターンでエントリー


メリット

デメリット

  • 比較的早い段階で反転を察知できる

  • 様々なパターンで入れる

  • ダマシを避けやすい

  • エントリーが遅れることもある

  • パターンを見極める必要がある

  • リスクリワードが悪くなることもある

  • チャートに張り付く必要がある

  • パターンに該当せずに反発した場合、エントリーを見逃すことになる

価格がオーダーブロックにまで戻してから、反転を示すローソク足のパターンが出たらエントリーするやり方です。

上の画像ではピンバーが出たところでエントリーとしていますが、他にも以下のようなパターンが挙げられます。

  • ピンバー
  • 包み足
  • Wide Range Bar
  • 毛抜き天井・毛抜き底(DBLHC・DBHLC)
  • Railway tracks
  • Fakey Pattern
  • リバースマスターキャンドル

各パターンの詳細については以下の記事をご覧ください。

これらのパターンはしっかりと反転の予兆として利用できますし、出現するタイミングも比較的早いです。そのため、ある程度ダマシを避けながらも高リスクリワードなエントリーが可能になります

しかし、パターンをしっかりと見極める技術や、パターン出現まで監視し続ける時間も必要です。

また、反転を示すパターンは複数個ありますが、特定の反転パターンを形成せずに反発することもあります。このようなケースでは見送りとなるデメリットも有ります。

FairValue Gap(別名 Hidden Gap、Imbalance、Liquidity Void)

メリット

デメリット

  • 高勝率のエントリーが可能

  • ダマシを避けやすい

  • エントリーが遅れることもある

  • リスクリワードが悪くなることもある

  • チャートに張り付く必要がある

  • パターンに該当せずに反発した場合、エントリーを見逃すことになる

オーダーブロックでFVGを含む反発が見られたらエントリーするやり方です。

これもローソク足のパターンの中の一つではありますが、個人的にお気に入りで勝率が高いので別カテゴリーとしています。

FVGを含む反発が見られると言うことは、それだけ強い反発となりますので、勝率が高いのが大きなメリットです。しかし、ある程度しっかりと反発してからのエントリーとなることが多いため、リスクリワードは他のと比べて低くなることがあります。

また他のパターンと同様に、このパターンに該当せずに反発することもよくあるため、エントリーを見逃すこともあります。

しかし、それでもコツコツと利益を積み上げていけるため、ヒットを量産したい方にオススメのやり方です。

ラインブレイクでエントリー

メリット

デメリット

  • よりダマシを避けやすい

  • トレンドラインを引けない時は入れない

  • ある程度の裁量判断は必要

  • エントリーが遅れることもある

  • チャートを監視し続ける必要がある

オーダーブロックまでの押しや戻りの値動きに対してトレンドラインを引いて、それをブレイクした所でエントリーするやり方です。

オーダーブロックまでの押しや戻りについて、明確なトレンドラインを引けるときほど勝率は高まります。

ただしデメリットとして、ラインブレイクで入るためエントリーが遅れてリスクリワードが低下したり、ラインを引く裁量が必要だったり、トレンドラインが引けない時は入れない等が挙げられます。

裁量色は強いですが、このやり方を採用している方も多い印象です。
また、ローソク足パターンとも相性が良いです。

ウェッジブレイクでエントリー


メリット


デメリット

  • よりダマシを避けやすい

  • ウェッジ以外の時は入れない

  • 裁量判断が必要

  • エントリーが遅れることがある

  • チャートを監視し続ける必要がある

ラインと同じく、オーダーブロックまでの押しや戻りの値動きがウェッジのパターンになっていて、それをブレイクしたらエントリーするやり方です。

ウェッジの場合は、値動きがオーダーブロック辺りで収縮していくことになりますので、より精度の高いエントリーが可能となります。

ただし、ウェッジのパターンになることも決して多くは無く、見極めについてもそれなりの経験が求められます。

まとめ

今回は、価格がオーダーブロックまで戻してきた後の、実践的なエントリーポイントについて解説しました。

初心者の場合であれば、とりあえず好みのものをどれか一つ選んで、そのやり方で徹底的に検証して使いこなせるようになるのが一番の早道かと思います。

そしてある程度慣れてきたら、他のやり方も試してトレードの幅を広げていくのがおススメです。

また、その時形成しているオーダーブロックや相場の状況に応じて、特定のやり方を採用するのもアリです。

私個人は、複数の条件でエントリーするようにしていますが、特にオーダーブロックが良い時は、オーダーブロックの半値でのエントリーを積極的に利用しています。

他にも色々なやり方があると思いますので、検証して試してみると良いかと思います。

 

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