今回はボックスブレイクアウトを狙う際に便利なインジケーターをご紹介します。
ボックスブレイクアウトは別名「タイムレンジブレイク」とも呼ばれ、特定の時間帯の値幅をブレイクしかけたところで仕掛ける非常にシンプルな手法です。
レンジとする時間帯をしっかりと見極めてやれば現在の相場でも勝てる手法で、特にアジアタイムレンジブレイクでは優位性があります。
時間帯を意識したトレードをしたい方にオススメします。
特に最後の2つは有料でもおかしくないレベルです。
ボックス以外のブレイクアウトを狙うインジケーター集もあります。
Contents
atm-pure-breakout-zone
ボックスブレイクを狙うための最も基本的なインジです。
任意の時間帯の値幅をボックスで囲み、ボックスの高値と安値の上下に水平線を表示します。
このインジを使えば、リアルタイムでもブレイクのタイミングが分かりますし、過去検証する際にもエントリーポイントが一発でわかります。シンプルですが持っておいて損のないインジです。
BreakOut_BOX_indicator
「atm-pure-breakout-zone」と似たコンセプトのインジです。
任意の時間帯の値幅を赤色のボックスで囲み、右側に延長したボックスも表示します。
ボックスの上下には青いゾーンがあります。
これはボックスの上下限±〇pipsをゾーンとして表示するもので、ブレイクのダマシを避けるためのバッファーゾーンとして利用します。
ボックスをブレイクしたら即エントリーではなく、ボックスを明確に〇pipsブレイクしたらエントリーしたい!と言う方にオススメします。
4Sessions
最大で4つの時間帯のとそれぞれの値幅をボックスで囲んで色分けするインジです。
各ボックスは名前や値幅(ポイント)を表示します。
各市場の始まりや終わりの時間帯を知るためにも使えますし、特定の時間帯からのブレイクを狙う際にも使えます。
カスタマイズの幅が多く、視覚的にもわかりやすいのでお勧めです。
4Sessionsと同じく、特定の時間帯をボックスで囲み、名前は値幅を示すインジです。
しかしこちらの方は、4sessionに加えて以下の機能が追加されています。
- 最大で5つの時間枠の表示
- チャート左下のボタンでボックスがオンオフできる
4sessionsと比べると、少し設定が複雑ではありますが、オンオフ機能は他のインジケーターを併用する際に便利です。
BoxFibo
任意の時間帯をボックス表示し、更にはフィボナッチを利用してエントリー&エグジットのレートも表示するインジです。
エントリーポイントとしてはボックスの上下から少し離れたところに設定されているため、ダマシのブレイクが避けられるようになっています。
利食いはTP1~TP3までの3段階表示となっていますが、個人の好みのTPで利食うと良いでしょう。
過去の値動きについてもボックスとレートが表示されますので、過去検証する際も視覚的に分かるので楽です。
DarvasBoxes mtf
二コラ・ダーバスの考案した「ダーバスボックス」を表示するインジです。
ダーバスボックスは特定の時間帯の値幅のブレイクを狙うものでは無く、特定の横ばいな動きをボックス化してブレイクを狙います。
手法としては損小利大型で、考案者の二コラ・ダーバスはダンサーをする傍ら、1950~60年代に200万ドル稼いだそうです。(ちなみに現在の価格にして1963万ドル)
このインジではマルチタイムにも対応しており、上位足のブレイクを下位足でピンポイントで狙うこともできます。
二コラ・ダーバス及びダーバスボックスの詳細については以下の記事をご覧ください。
StarScalper-X
レンジな値動きをボックスとして認識するインジです。
価格がボックスをブレイクした時に初めてボックスが表示されるので、事前にエントリー水準は分からないのがデメリットではありますが、リペイントが無いのは大きなメリットです。
名前にスキャルピングと付いてはいるものの、どの時間足でも利用できます。
ちょっとしたレンジからのブレイクを狙う際に役立つでしょう。
boxbreakout 1.02 nmc
ボックス表示に加えて、様々な情報を追加したインジです。
- 平均足の表示
- MurryMathの表示
- ADRを始めとしたその日のFX市場の情報を表示(左側)
など、ボックスブレイクを狙う際に有利となる情報も一緒に表示されますし、条件を満たした時にはサインも出ます。
見た目がシンプルではなくとっつきにくい印象ですが、機能豊富です。
Time Range Breakout wBuffers
ボックスブレイクアウトのエントリーポイントを表示し、過去のチャートを利用して簡易的なバックテストまで行ってくれるまさしく神インジです。
機能としては以下が揃っています。
- ボックスは時間だけでなく分まで指定可能
- エントリーサイン&エグジットレートを表示
- EAを作成する必要なくこのインジだけで過去検証可能
- エントリー水準、利食い幅、損切り幅を指定可能
超高性能な分、設定項目は多いですが、使いこなせるようになったら様々なアイディアを駆使して過去の相場でお手軽にバックテストができるようになります。
下の記事では、このインジを利用してロンドン・オープニング・レンジブレイクアウトとアジアタイム・レンジ・ブレイクアウトを検証しています。使い方や優位性の確認方法などの一例としてご覧ください。
ダウンロードは以下のリンクからどうぞ。
Timezone_Breakout_wMinute_visual_entry_tp_sl
前出のTime Range Breakout wBuffersと似たインジで、特定の時間帯の値動きをブレイクしたらサインが出現し、過去の統計も出すインジです。
こちらの方はTime Range Breakout wBuffersよりも少しライトな作りになっており、カスタマイズ性は少ないですが、その分だけ分かりやすい設定になっています。
とりあえずこちらを先に使って、もっと条件を加えて検証したい場合にTime Range Breakout wBuffersを利用されることをお勧めします。
詳しくは以下の動画をご覧ください。