今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2023年10月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2023年10月1日~10月31日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone~London Close KillZone
エントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone~London Close KillZone」の時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
このルールで検証した結果は以下の通りとなりました。
ドル円 | |
トータル(pips) | 57.7pips |
トレード回数 | 8回 |
勝率 | 62.5% |
プロフィットファクター | 5.72 |
前月に引き続き好調な結果とはなりましが、やはりチャンスは少ないです。
15分足で条件を満たし、更にその中の限られた時間帯の中で1分足でも条件を満たすとなると、エントリー数が少なくなりますね。
しかし、リスクリワード2のルールにも関わらず勝率が6割以上と言うことで、非常に効率のいいトレードが出来ています。
リスクリワードが2の場合、損益分岐点となるのは勝率33%ですので、この勝率がいかに高いかが分かります。
では各エントリーポイントのチャートをご覧ください。
OBIM10月の結果
10月3日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
- -3.7pips
10月6日
■15分足
■1分足
- 5.4pips
10月6日
■15分足
■1分足
- 16.4pips
10月10日
■15分足
■1分足
- 6.2pips
10月12日
■15分足
■1分足
- -3.4pips
10月12日
■15分足
■1分足
- 35.7pips
利食いターゲットに長く届かなかったため、翌日のキルゾーンに入ったポイントで利食いとしました。
10月17日
■15分足
■1分足
- 6.2pips
10月24日
■15分足
■1分足
- -5.1pips