タートル・スープを利用したオーダーブロックからとんでもない優位性を確認

前回の記事では、タートル・スープのエントリーポイントは、スマートマネーの動きが関係していると解説しました。

具体的には、タートルスープのエントリーポイントは、スマートマネーが流動性を得るためにストップ狩りを行った価格帯となります。

つまり、タートル・スープのエントリーが成功して、大きく順行した後に、再度その価格帯まで戻ってきたら、確度の高いオーダブロックになっていると言えるわけです。

この考え方は、これまで解説してきたスマート・マネーコンセプトと同じです。

そこで、今回はタートル・スープのエントリーポイントをベースとしてオーダーブロック候補を表示するインジケーター(Turtle-Soup-OBIM)を作成しましたので、検証していきたいと思います。

Turtle-soup-obimについて

自作インジケーター「Turtle-Soup-OBIM」は、タートル・スープのエントリーポイントを満たしつつ、その後に勢いよくエントリー方向に進んだらサインが出ます。

このサインが出て、直近の高値や安値をブレイクしたら、サインが出た価格帯がオーダーブロックになったと判断します。

そして、価格が再度オーダーブロックまで戻して来たらエントリーです。

言ってみれば、使い方や考え方は、かつてご紹介したOBIMと全く同じです。

Turtle-Soup-OBIMとOBIMの大きな違いは、サインの頻度です。
OBIMは比較的多くのサインがオーダーブロック候補として出現しますが、Turtle-Soup-OBIMのサインの頻度は少ないです。

しかし、その分だけより確度の高いオーダーブロック候補を視覚的に分かりやすく表示してくれることになります。

Turtle-Soup-OBIMの検証

それでは、Turtle-Soup-OBIMのサインの出方と、サインが成功後に本当にオーダーブロックとして機能するのかについて、様々な通貨ペアの直近のチャートを用いて検証してみました。

ユーロドル

ドル円

ポンドドル

豪ドル米ドル

ゴールド

結論

どの通貨ペアでも、Turtle-Soup-OBIMのサインが点灯後、直近の高値や安値をブレイクした後に、再度サインの出た価格帯に戻ってくると、高い確率で反発することが分かりました。

この傾向は通貨ペア・時間足に関わらず見られましたので、様々なトレード戦略として利用できます。

OBIMと一緒に使うことで効果倍増!

Turtle-Sopu-OBIMは、私が以前に作成したインジケーター「OBIM」と相性が非常に良いです。
・・・というよりは、OBIMを補助する意図もあってTurtle-Soup-OBIMを作成しています。

2つを一緒に表示すると以下のようになります。

「・や◎」がOBIMの示すサインで、矢印がTurtle-Sopu-OBIMの示すサインです。基本的にはTurtle-Sopu-OBIMは、OBIMのドットと同じタイミングで点灯します。

各サインの関係性としては、以下のようなベン図で示すことができます。

つまり、通常のドット単品よりも、二重丸や矢印が出たサインほど、後に強力なオーダーブロックとして機能すると言えます。

さらに、二重丸と矢印が一緒に出た際が一番強いオーダーブロックとなります。

このように、Turtle-Sopu-OBIMとOBIMと組み合わせることで、より確度の高いオーダーブロックを見分ける手段として役立ちます。

このインジケーターは、私の運営するFSCXM版で公開しています。
詳しくは以下のページをご覧ください。

タートルスープの考え方は、SMCにおけるInducementとLiquidityに関係していきます。
以下の記事もぜひご覧ください。

 

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