今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2024年5月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2024年5月1日~5月31日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone~London Close KillZone
エントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone~London Close KillZone」の時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
このルールで5月のドル円を検証した結果は以下の通りとなりました。
ドル円 | |
トータル(pips) | 24.7pips |
トレード回数 | 8回 |
勝率 | 62.5% |
プロフィットファクター | 2.55 |
トータルでプラスではありましたが、トレード回数がたったの8回と非常に少なくなってしまいました。
要因としてはそもそも15分足レベルでOBIMのサインが少なかったことに加えて、ドル円の上昇傾向が強く、OBIMのレート(OB)まで戻ってくることが非常に少なかったことが挙げられます。
そのため、8回のチャンスのうちロングエントリーは2回のみで、あと6回はショートとなっています。
大きな流れでトレンドが出ている時は、浅い押しのまま高値を更新することが多くなりますので、狙いたいOBまで下げてこないことが多くありました。
OBIM 5月の結果
5月10日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
結果
- 8.0pips
- 7.8pips
5月10日
■15分足
■1分足
結果
- -3.7pips
- 8.2pips
5月13日
■15分足
■1分足
- 11.6pips
5月28日
■15分足
■1分足
結果
- 5.0pips
5月29日
■15分足
■1分足
結果
- -5.3pips
5月31日
■15分足
■1分足
結果
- -6.9pips