今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2024年8月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2024年8月1日~8月31日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone~London Close KillZone
エントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone~London Close KillZone」の時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
このルールで8月のドル円を検証した結果は以下の通りとなりました。
ドル円 | |
トータル(pips) | 245.2pips |
トレード回数 | 11回 |
勝率 | 63.6% |
プロフィットファクター | 5.34 |
7月は不調で負け越しとなりましたが、8月は絶好調でした。
8月は序盤にドル円の大暴落があり、その後は高いボラティリティの値動きが続いたおかげで、獲得pipsが多くなっています。
また、相場の動きが良くなったおかげでOBIMの精度も上がり、勝率も良好な数値となりました。
エントリーチャンス自体は少なめではありますが、OBIMの実力が発揮できた1ヵ月だったと思います。
OBIM 8月の結果
8月1日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
結果
- 46.6pips
8月2日
■15分足
■1分足
結果
- 28.8pips
- -9.1pips
- 22.8pips
8月5日
■15分足
■1分足
- 結果
- 99.0pips
8月6日
■15分足
■1分足
結果
- -24.5pips
- 56.2pips
8月13日
■15分足
■1分足
結果
- -16.6pips
8月15日
■15分足
■1分足
結果
- 40.2pips
8月23日
■15分足
■1分足
結果
- -6.3pips
8月30日
■15分足
■1分足
結果
- 10.4pips