「読みなよ。」milk氏のFX勉強会は嘘で詐欺だったのか?

本記事では、「読みなよ。」の管理人であり、自身の提唱する「フィボトレード」の勉強会を主催するmilk氏の自殺と経緯、その後の話についてまとめます。

2021年7月24日に、ブログ、SNS、YouTube等でFXに関する情報を過激に発信していたmilk氏が自殺しました。

彼は自殺する直前まで勉強会(参加費30万円、月額費は別)の参加者を募集しており、既に何百人ものトレードが参加していた勉強会のサイトを全て削除していなくなったのです。

彼のYouTube動画は非常に人気が高かったため参加希望者が多く、30万円支払ったばかりなのに勉強会が消えて失望している人も非常に多くいました。

彼の死後、様々な情報が出ましたが、2カ月ほど経ってようやく落ち着いてきたので記事にします。

 

私もFX歴は長いため、10年以上前からmilk氏のことを知っています。
また、FX情報商材のブログをやっているためか、多くの勉強会参加予定者から「本当に入って大丈夫か?」といったご相談を受けたことがありますし、中には既に勉強会に入っている方から相談を頂いたこともあります。

私自身、milk氏とは直接関わったことは一切ありませんし、勉強会に参加したこともありませんが、高額なお金を受け取っておいて、何の説明もなく消えてしまうのはあり得ないと思います。これでは詐欺を疑われても仕方がありません。

「読みなよ。」のmilk氏とは?

milk氏は2010年以降からEA販売、FX勉強会の主催、霊感商法をやっていたFXトレーダーです。
主にブログやYouTutub、Twitter等で集客をしていました。

彼のこれまでの活動について時系列順に並べました。

  • 200?年:中学校教諭を辞め、介護士へ転職
  • 2010年:介護士をやる傍ら、FXブログ「風を切って走れ!」を運営
  • 2010年:マーチン型EA:Merazoma(メラゾーマ)を販売。多くのトレーダーに大損させる
  • 2010年~2012年:桜咲く倶楽部に参加、ここで詐欺的な勉強会のノウハウを学ぶ
  • 2013年:ブログ「悟りの書」を開始。この時点で自身を「専業トレーダー」と名乗る
  • 2013年:勉強会スタート。最初は「パワーバランス」「89手法」などを教える
  • 2015年:オカルトブログ「神秘の書」をスタート、有料で靈氣を遠隔操作で送る
  • 2018年:FXブログを悟りの書から「読みなよ」へ変更、勉強会もフィボトレードに
  • 2018年:投資詐欺であるQuestra Worldを勉強会参加者に推奨し、大損させる
  • 2018年:YouTubeで動画投稿を開始
  • 2021年:元勉強会参加者に色々と追及され、本名と顔写真を公開されて7月24日自殺

(風を切って走れ、悟りの書、神秘の書は既に削除されていますので、webアーカイブのリンクとなります。)

こうやってまとめると酷いものがありますね・・・。

milk氏のブログは非常に個性が強く、他のトレーダーを名指しで誹謗中傷しつつ「自分自身は絶対的に正しい」「自分の手法こそが本当に勝てる手法」というスタンスで、非常に自信家な態度を取っていました。

その中で「自分の勝率は100%」「FXで最大で年間6億円稼いだ」と主張。彼の手法を学んだ勉強会の参加者が、如何に早くトレードスキルを身に付けて勝てるようになっているかをブログやYouTubeで紹介することで、勉強会の参加者を増やす戦略を取っていました。

その一環として、参加者にトレード解説ブログも運営させます。

 しかしその後、勉強会で勝てるようになったと報告した中の一人が「勝てていたのは嘘だった」ということを報告しています。

milk氏は自己プロデュース力が高く、ちょっと知っただけだと凄いトレーダーに見えるのですが、実際にトレード成績を公開することは一切ありませんでした。

一貫して「私の手法は再現性が高くて勝てる!」「私の勉強会に入ったら勝てるようになる」「本当に勝てる手法を学ばないと意味がない」「我流でやってもダメ」と声高に主張するだけ・・・。

しかし、その主張も一理あったため、一部の人の心にはグサリと刺さって、宗教のような感じになっていました。

中には妄信的にmilk氏に従う人もいて、彼を信じて投資詐欺のQuestra Worldに投資させられた人もいるようです。(しかしその後milk氏からの謝罪等は一切なかったようです。)

milk氏のFX勉強会について

milk氏は2013年より「FXの勉強会」を主宰しています。

最初は彼のブログからマエストロFXや5万円FXなどを購入した人が入れる比較的ライトなものでした。

しかし、milk氏が勉強会運営のノウハウを習得すると徐々に参加条件が変わり、アマゾンギフト券3万円⇒銀行振込で数万円⇒最終的には30万円と価格が吊り上がりました。しかも月額費が数千円必要です。

参加するためには「作文」が必要で、ブログを読み込んでmilk氏の考えを理解した人しか参加できません。

作文はmilk氏に従順に従う人だけを勉強会に参加させて、彼の実績や手法について異を唱える反乱因子を最初から排除するための作戦だったと考えられます。

教えている手法はこれまでに変更がありましたが、最終的にはライン、フィボナッチ、エリオット波動を組み合わせた超裁量型の「フィボトレード」になります。

フィボトレードについては、milk氏本人は「勝てる」と主張するものの、難解な相場解釈が必要なこと、milk氏の解説が曖昧であることから(敢えて曖昧にしている?)、習得するのは非常に難しかったようです。

また、勉強会内で参加者を罵倒したり、常に上から目線で教祖様状態であったことも報告されており、場合によっては30万円支払ったのに強制退会させられることもあったそうです。

しかし、そんな中でも多くのトレーダーが参加しており、各自で「座談会」を開いてお互いのトレードについて意見を交換したりと、参加者同士の交流も行えたため、これについては大きな価値を感じていた人も多くいました。

自殺までの経緯

2021年2月に、元勉強会参加者がブログにてmilk氏に公開質問状を出します。
内容を引用させていただきます。

1.「10年以上の専業トレーダー」「年に最高6億円(以前は10億円と書いていたと記憶しております)トレードで稼いだ」と主張し、「本当の専業トレーダーに習う」という事を前面に押し出して入会者を募集しておりますが、その具体的な証拠は一切提示された事がありません。

「赤の他人に自分の財布を見せろ、と言われて見せる奴はいない」と、その理由を説明されていましたが、金銭を取り勉強会を主催している以上、明確な証拠を示すのは当然だと考えます。以前、自宅金庫内にある札束と金、プラチナをブログに掲載された事もあったようですが、それではトレードで得たものかどうかは証明できません。

FXブローカーの履歴や、6億円稼いだ年の納税証明書など提示し、「本当に勝っているトレーダー」だと証明するのが妥当だと思いますが、いかがお考えでしょうか?

2.2018年に、勉強会内外で海外の高利率投資(HYIP)を推奨し、自分の指導者としての生徒からの信頼を利用した勧誘や、詐欺ではないか?と警告を鳴らす者を罵倒し追い出すなどの事例がありましたが、結局その団体はしばらくして「業務を売却する」という理由で活動を凍結し、最終的にはそのまま何も起こらず、投資したお金は返ってきませんでした。

一部の生徒は数百万円レベルの損失を被ったと聞いています。投資は自己責任である、という点については承知しておりますが、困惑する参加者に「事業移行で時間がかかっているのだから、待ってればいい。」と放置し、更に最終的には何の説明もなく、貴殿の関連サイトが消去されました。これらの行動は証拠隠滅に見えますし、何より人間としてのモラルに欠けると思うのですが、いかがお考えでしょうか?

3.募集サイトには特定商取引法に基づく表記が無く、匿名で多額の入会金を受け取る形態となってます。ツール販売ページには特定商取引法に基づいた貴殿の氏名や登録住所が記載されていましたが、入会後でないと見られませんし、入会金は返却しないと記載されております。これでは入会前に十分な情報が得られないどころか、違法かどうかはともかく不誠実だと思いますが、いかがお考えでしょうか?

4.ご自身が作成した、返信不可能なSNS上で、一部生徒をハンドルネームそのままで罵倒していますが、本人の了承は取られているのでしょうか?ハンドルネームとは言えプライバシーが存在し、中には個人を特定されるものが含まれる可能性もあると思いますが、いかがお考えでしょうか?

この質問状についてmilk氏は一切無視。

しかし、milk氏はこれまでの言動からアンチが多く、罵倒されたり、彼について疑問を感じて退会した元参加者など主体となって、ツイッターや2ちゃんねる等で公開質問状を盛り上げます。

それでもmilk氏は完全無視を決め込みますが、2021年6月ごろに突然年内で勉強会募集の終了を告知。

その後、元参加者がmilk氏の本名と顔写真を公開すると、2020年7月20日に勉強会募集を終了、Twitterもアカウントを削除。

7月26日に「7月24日に自殺した」とブログで報告しました。(予約投稿)

milk氏は本当に死んだのか?

milk氏が自殺したことをブログで公開されるや否やtwitterや5ちゃんねるでは大きな反響が起きます。

その中で勉強会参加者が

「北海道のタワマンに救急車が来て人が運ばれるのを見た」
「葬儀会場に行って参列した」

といった情報が出るも確証は一切ありません。

北海道の斎場のサイト内で、当日に行われる通夜の名前にmilk氏の苗字(かなり珍しい)が記載してありましたが、その後すぐに削除された事実もあります。

このようにmilk氏の最後の投稿後は多くの情報が出ましたが、どれも信憑性が弱いものばかりです。

2021年9月30日現在でもmilk氏が本当に自殺したのか、それともトンズラしたのかは不明です。

しかし、客観的な事実が二つあります。

まず一つ目は「大島てる」にて、milk氏が住んでいたマンションで自殺があったことが記載されています。

ただし、「大島てる」は誰でも書き込みができるサイトですので、信頼性に欠けます。また、milk氏が本当にそのマンションに住んでいたのかも不明です。

もう一つはmilk氏のYouTubeの最終更新日が2021年8月19日になっていること。

YouTubeの更新日は、チャンネル保有者自身がログインしないと変更されません。
自殺したのが7月24日ですので、日付が合いませんよね。

これも家族や周りの人間がログインした可能性もありますが、ハッキリとした情報が出ていない以上、個人的にはまだ生きているのではないか?と思いたくなります。

そもそも何故勉強会を消去して消えたのか?


自殺かトンズラかは不明ですが、milk氏は勉強会のサイトを全て削除して消えた事実は変わりません。

勉強会の入会金は30万円。
すでに数百人以上が参加しており、終了する前までも多くの人が参加を希望していたようです。

また、数百人の参加者から月会費を一人当たり数千円ずつ徴収していましたので、少なくともmilk氏の年収は数千万円以上はあったと推測できます。

そんな「金の成る木」をなぜ一瞬にして消去してしまったのでしょうか?

一番の理由は元参加者に顔と本名をネット上に晒されたことだとは思いますが、正直言ってその程度で金の成る木を消すでしょうか?

milk氏が消えた後でもmilk氏を信奉するトレーダーが多くいることを考えると、アンチは多いながらも勉強会は細々と継続できたとは思えます。

自分自身の作り上げた勉強会や手法が批判されたから消えたのでしょうか?
それとも、顔や本名を晒されてまで続ける価値は無いと判断したのでしょうか?

もし年間6億円稼ぐ専業トレーダーの暇つぶしで勉強会を運営していたのであれば、勉強会を急に終わらせるのも納得できなくは無いですが、自分の命を捨てることは絶対に無いはずです。

彼にとって勉強会こそが人生だったのでしょうか?
他のトレーダーや勉強会の参加者を誹謗中傷しておいて、逆に自分がやられたら耐えられなくなって逃げたのでしょうか?

勉強会が終了して・・・・

突然の勉強会の終了後、困った参加者たちは独自の勉強会を立ち上げています。

また、milk氏の自死により勉強会が詐欺だったと思った人は銀行等に返金申請もしているようですし、一部では集団訴訟にも発展しています。

この方のツイートによると、弁護士から以下のような話があったそうです。

  • 訴訟を進める過程でmilk氏の生死が判明する
  • 本当に無くなっていた場合は、相続者に請求
  • 存命の場合はmilk氏本人に請求

いずれにしてもこのまま訴訟が続けば、彼の生死については近いうちに判明しそうです。

milk氏は嘘つきで詐欺師だったのか?


最後に私の見解をまとめます。

これまでのmilk氏の言動から推測すると、「milk氏はトレードで勝てていないかった、もしくはトレーダーですらないFXについてちょっと詳しい人」と私は考えます。

本当に億稼いでいるのであれば、公開質問状が出た時点で「はいどうぞ!」と証拠を出していたでしょうから・・・。

milk氏はEA販売の経験から、EAの寿命の短さや優位性が明確に分かってしまう販売者のリスクを学びました。

その後、桜咲く倶楽部でクローズドな勉強会サイトで主催者による自作自演、主催者によって不都合な参加者の強制退去などを目にして、詐欺的な勉強会サイトのノウハウを学びます。

これらからmilk氏は曖昧な手法を提供する勉強会を主催し、「この手法でないと勝てない!」と希望者に信じ込ませ、自分にとって都合のいい人が集まるように「作文」を課し、自分を妄信させるような宗教的なコミュニティを作りました。

そんな中でも人が多く集まれば一時的であっても本当に勝てるようになる人が出てきます。(もしくは自作自演でそのような人を作り上げます)

勝てるようになった人たちを前面に出して新たな参加者を集める・・・。こういったビジネスモデルを作り上げたのでしょう。

もしかすると、最初は曖昧に作った手法であっても、妄信する参加者が付いてきて来てくれたことから、milk氏自身も勝てる手法と信じこんでいたのかもしれませんね。

ただ、30万円という高額な参加費を支払った参加者に対して、何の連絡もなく突然サイトを終了するのは「詐欺」と言われても仕方がありません。そもそも人として常識を疑います。

私は少し前にツイッターでこのようなツイートをしました。

これはmilk氏の勉強会について相談を受けてのツイートです。

私もこれまでに詐欺的な高額塾を見てきた経験から、「エリオット波動」のワードが出てきたら要注意だと何度も指摘しています。

なぜなら、エリオット波動は明確な決まりが無いため人によって解釈が異なります。それにもかかわらず再現性が高いと主張する輩は多いのです。

最後に、私が最高峰の投資本だと思う「テクニカル分析の迷信」より、筆者のデビッド・アロンソンがエリオット波動を痛烈に批判していますのでご紹介します。

エリオット波動理論は一般に広く普及してはいるが、実際には本物の理論ではなく単なる物語にすぎない。そして、ロバート・プレクターによって雄弁に語られるこの物語は説得力を持つ。過去の市場のどの部分を見ても、そしてそれがいかに小さな変動であろうと、エリオット波動理論が一見ぴったり当てはまるように見えるため、説得力はさらに増す。

これは、この手法の厳密に定義されていないルールと、市場トレンドが大きさと持続期間の異なる多くの波によって構成され、1つひとつの波もまた小さな波からなっているという前提によるものであると私は考えている。

これによって、エリオット波動理論のアナリストたちは、コペルニクスによって地動説が唱えられる以前、観察される惑星運動を間違った天動説でそれぞれに説明した天文学者たちのように、市場トレンドを思い思いに分析する自由が与えられることになる。周転円説を観察データに合わせた中世の天文学者たちと、エリオット波動理論をマーケットデータに合わせたエリオット波動理論のアナリストたちとの間には大きな類似性が見られる。

データから理論を導き出したわけではなく、理論をデータに合わせただけだから、たとえエリオット波動理論の基本概念が間違っていようと、この分析手法が過去のデータにぴったりフィットするのは当たり前のことなのである。

チャートを占星術のようなオカルトとして使うのか、それとも天文学のようなしっかりと裏付けのある学問として使うのか・・・。

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