今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2024年7月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2024年7月1日~7月31日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone~London Close KillZone
エントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone~London Close KillZone」の時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
このルールで7月のドル円を検証した結果は以下の通りとなりました。
ドル円 | |
トータル(pips) | -40.7pips |
トレード回数 | 5回 |
勝率 | 20.0% |
プロフィットファクター | 0.54 |
トレード回数が少なく、しかも勝率2割と厳しい結果となりました。
7月のドル円は序盤までは上昇、以降は下落という流れで、それなりにボラティリティのある相場でした。
このような動きはOBIMにとっては相性は悪くないのですが、そもそもチャンスが少ない上に、たまに来たエントリーポイントであっても、15分足レベルでは値動きがダイナミック過ぎて上手く取ることが出来ませんでした。
6月が好調で、7月がマイナスと言うことで8月は再び好調に戻ってくれればと思います。
OBIM 7月の結果
7月10日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
結果
- -2.5pips
7月19日
■15分足
■1分足
結果
- 34.6pips
7月25日
■15分足
■1分足
- -33.1pips
- -26.5pips
7月30日
■15分足
■1分足
結果
- 6.2pips