クロスリテイリング社より新作商材のジーニアス・ブレインFXがリリースされましたのでレターレビューしていきたいと思います。
まずはクロスリテイリング社についてですが、今年は商材の販売ペースが速いですね。
今年販売された商材だけでも結構な数になっています。
- 池田式・サヤ取り投資マスター塾
- プラチナファンド・パーフェクトコピー
- メテオチャート-デイトレードプレミアム-
- トレンド・ディスカバリー
- スマートプロフェッショナルFX
- ジーニアス・ブレインFX
9月中旬の段階で6つの商材を出しています。
これは1ヶ月半に1つのペースですから、かなりのハイペースです。
クロス社の今年の流れとしましては、過去に登場した講師を再登場させるパターンが多くなっていますね。この流れも当分は続くのかなと思います。
さて今回のジーニアス・ブレインFXは、過去にクロスリテイリングよりOne minute’s TAMURA式を出していたTAMURA氏が作成したツールがメインとなるようです。
そのツールがぶっ飛んでいるのは、なんと49個ものロジックを内蔵していること。 一体どんなツールなのでしょうか?
Contents
TAMURA氏とは?
TAMURA氏の売りは上の画像にもあるように世界で5位、日本で1位です。
知らない人が見ると、「世界トップクラスのトレーダーじゃないか!」
と思われるかもしれませんが、これはアメリカのFX業者であるFXDD内のカレンシー選抜トレーダーとしての実績です。
FX業者なんて世界中に沢山あって、その中の1つで5位だったということですから、表現が誇大化されているように感じます。
それはクロスリテイリング批判ですか?
そんなTAMURA氏ですが、ジーニアス・ブレインFXのセールスレター中でこのように語っています。
インターネットの世界では、
たくさんの「稼げる投資」がありますが、
その大半は、ギャンブルとなんら変わりないものです。「ワンクリックだけで何十万円と稼ぐ」
「1ヶ月で資産を何十倍に増やす」
「スマホをタップするだけで、即金!」みたいな言葉に踊らされて、
ギャンブルのようにリスクの大きい投資をする人が、
驚くほど多くいらっしゃいます。
過去のクロス社のセールスレターにはそんな言葉満載だったような気が・・・。
突っ込まれることを前提に書いたとしか思えません(笑)
ジーニアス・ブレインの使い方について
ではジーニアス・ブレインFXの内容について話を進めたいと思います。
ジーニアス・ブレインFXでは49個のロジックを上手に組み合わせて、長期的に資産を増やしていく事を目的にしています。49個のロジックの内容は以下の通りです。
レターによると、これら全部を使うわけではなく、自分の目的に合わせてロジックのポートフォリオを組んで運用していく事になりますので、実際に使うロジックはもっと少ないかと思います。
エントリーは手動、決済はEA
そして意外なのがトレード方法でした。
私はセールスレターの上部を読んでいる時は、「この商材は49個のロジックを積んだEAか!」と思っていました。しかし、取引方法としては、「エントリーはサインツールに従い、エグジットは決済EAに任せる」と言うスタイルになるそうです。
つまり完全自動化ではなく、エントリーだけはシグナルを参考にしながらも手作業になるわけです。
確かによくよくレターを見てみると、各ロジックの結果についてまとめた「表」はあってもストラテジーテスターを使ったバックテスト結果は掲載されていません。
なぜ全部を自動化しないのかと言うと、エントリーに裁量が入るからです。
エントリーの際はシグナルツールに従うだけではなく、裁量も必要らしいのです。
Q&Aにこのように書かれていました。
簡単にまとめますと、
EA化しても長く勝ち続けられない。
裁量判断を入れることで継続的に勝てるようになる。
となるかと思います。
この時点で単にシグナルに従うだけでは目標には届かないと言うことが分かります。
やろうと思えば各ロジックをEA化してバックテスト結果を掲載できるはずなのに、それをやらないのも、インパクトのある結果が出せないからだと推測されても仕方がありません。
気になる裁量については非常に簡単なモノと書かれてはいるものの、過去のクロス社の商材から考えると信ぴょう性は薄いように感じます。
また、ポートフォリオの組み方も必然的に「裁量」が入ると考えられますので、実践する人によって大きく結果が違ってくることも明白です。
つまり、このツールを使ったとしても、誰もがまったく同じ結果になるわけではありません。
49個の中からどのロジックを選択するか、そしてどうやって裁量を駆使するかで全く違う結果になるでしょう。
PFPCの二の舞になりそうな気が・・・
ジーニアス・ブレインFXは、「出来る限り楽をしながら長期にわたって資産を積み上げる」をコンセプトにしている点で、同じクロスリテイリングより販売されていた「FXプラチナファンド・パーフェクトコピー(PFPC)」と似ているように感じます。
そのPFPCの現在はどんな感じかと言うと、こんな感じです。
7月に約30%のドローダウンを叩き出したおかげで、PFPCの掲示板は阿鼻叫喚の嵐となっています。利用者の中には数百万円単位の損失を出された方もおられて、このままでは訴訟問題にまで発展しそうな勢いです。
クロス社の信用問題につながりそうですね・・・。
PFPCは大ドローダウンを発生させてサービス終了となりました。
107,784円を高いと見るか、安いと見るか・・・
ジーニアス・ブレインFXの価格は税込み価格で107,784円です。
1ロジックあたり約2200円ですし、今後もTAMURA氏が一生涯にわたってチューニングしていくとのことですので、本当に勝てるのであれば決して高いものではありません。
しかし、裁量が入ることが前提であること、そしてロジックの組み方で大きく差が出るであろうことを考えると、再現性についても疑問が生じますし、セールスレターに掲載されている「検証結果」についても穿った見方をしてしまうのも事実です。
購入を考えている方は、再考された方が良いんじゃないかなと思います。