久しぶりにクロスリテイリング社の情報商材のレビューです。
今年も毎月のようにクロス社の商材が販売されていましたが、あまり取り上げる気分になれず、スルーしていました。
しかし、興味深い商材が出ましたのでご紹介します。
それが「FX魔法学校 北田式・フィボナッチ・アカデミー」。
タイに在住の北田氏が「237連勝、勝率100%」というとんでもない数字をひっさげて約1年ぶりの登場です。
今回の手法は、名前の通りフィボナッチをメインとした手法です。
本当の意味でフィボナッチを理解することでしかたどり着けない境地があるそうで、その結果として237連勝になっているそうです。
3ヶ月間のオンラインスクール形式です。
本当の意味で勝率100%であるならばコレでも激安と言っても過言ではありませんが・・・。
Contents
北田氏とは?
北田氏はクロス社の講師陣の中ではおなじみの方です。
これまでに
- 勝利の黄金シグナル
- 北田式・1分スキャル・シークレットクラブ
- グローバル・ドリームFX
といった商材を出しています。
スイングからスキャルまで幅が広いですね。
北田氏の手法の特徴はなんと言ってもその勝率の高さです。
北田式・1分スキャル・シークレットクラブの勝率は公称97.6%
グローバル・ドリームFXの勝率は公称98.5%
そして、今回の「FX魔法学校 北田式・フィボナッチ・アカデミー」は237連勝で勝率100%とのこと。
私は以前、グローバルドリームFXのレビュー内で以下のように書きました。
このペースで行けば、北田氏の発表する次の次の商材くらいには勝率100%の手法が提供されることでしょう。ですので、この商材はまだ買わない方がいいかもしれないですね-。
半分冗談だったのですが、まさか本当になるとは・・・。
そして、グローバル・ドリームFXはローソク足のプライスアクションをベースにしたロジックであったものに対して、今回のフィボナッチ・アカデミーはフィボナッチを利用したロジックです。
北田氏のFXに対する情熱と技術に頭が下がります。クロスグループはこれ以上の商材を出せないんじゃないでしょうか?
だって勝率100%ですよ!?
マーケットを完全に打ち負かすとんでもない手法って凄すぎませんか?
超完成度の高いプロダクトローンチサイト
クロスグループは新商材を出す度に、メルマガ読者に情報を小出しにして興味と関心を高めさせる「プロダクトローンチ」専用のサイトを制作しています。
そのサイト内では、毎回、いかに新商材が素晴らしくて画期的なのかをこれでもかというくらいに解説するのですが、今回の「FX魔法学校 北田式・フィボナッチ・アカデミー」は特に完成度が高いと感じます。
その理由として以下の点が挙げられます
- フィボナッチ=神のコードと解説(権威付け)
- 神のコードを理解すれば、神の支配を逆手に取れる!と期待を持たせる
- 20年の研究によって得られた特別なフィボナッチの使い方と主張
非常に練られたシナリオの動画であるため、初心者の方は引き込まれてしまうのではないでしょうか。
上記の3点のうち、一番最後の「特別なフィボナッチの使い方」に関しては、一般的なフィボナッチについて以下のような主張がされていました。
- 一般的なフィボナッチの解説は後付け解釈に過ぎずない
- 解説している本人が、フィボナッチを理解していない
- 波形のとらえ方によって引かれるラインが全く違ってくる
この言い回しは本当に上手いと思いました。
これを聞いた初心者は、フィボナッチを独学するのは難しいと感じさせられますし、一般的なフィボナッチの使い方でトレードして挫折した人であれば、かなり興味を持つことになるでしょう。
他の閲覧者達のコメントが良い!
このプロダクトローンチサイト内には他の閲覧者の方々のコメントも多く掲載されています。
これらのコメントを見ると、どのような人たちが購入するのかが見えてくるのですが、コメントをされる方は皆さんピュア過ぎる程の心を持っておられるようです。(ステマの可能性あり)
このような方々がコメントされています。
- 借金をFXで返済しようとしている方
- 北田ロジックで1億円を稼いで、世界平和に貢献したい方
- 前作のグローバル・ドリームFXを購入するも勝てなかったが、今作には期待を膨らませている方
- ネットビジネスの詐欺を撲滅するために活動しようと考えている方
- クロスグループの商材を次々と購入するもFXで利益は出せていないが、今作も買わないと夢を叶えることはできないのか?と嘆く人
全体として年齢層は高め(還暦以上の方が多い)。
言い方は悪いですが「情弱」と言われる属性の方が非常に多いように感じます。
おそらく、そういった人たちをターゲットにしているのでしょう。
なぜ前作で勝てなかったのに今作に期待するのか意味が分からない。
ロジックについて
北田式・フィボナッチ・アカデミーのセールスレターでは、そのロジックについてはほとんど触れていません。
ロジックに触れないと言うことは、おそらく、かなりシンプルなルールになっているのではないかと推測することができます。
手法としてはフィボナッチを利用するわけですが、相場の流れからエントリー&エグジットポイントは事前に分かっており、IFO注文を入れることが可能です。
これだとチャートに張り付く必要が無いため、確かに気を楽にしてトレードができるかと思います。
また、エントリーに引っかからなかった場合は、注文をキャンセルするレートも決まっています。
このようなトレード手法であれば、確かに楽にトレードをすることができます。
このロジックの勝率は、公称100%ということで「もしかしたら損切りを入れないだけでは?」と思いましたが、リスクリワード1:1以上を狙うルールのようです。
リスクリワード1:1を狙いながらも勝率100%というのは、明らかに市場を打ち負かすロジックです。こんなに凄いロジックを公開しても良いのか逆に心配になります。北田氏は神なんじゃないでしょうか?
自動売買を否定しながらも、北田式フィボナッチを自動再現するツールが付く矛盾
この商材のセールスレター内では、自動売買を「長期的にはほぼ勝ち続けられない」と否定しています。
理由は、過去の分析だけに頼ったトレードルールを採用しているから、とのこと。
これによりカーブフィッティングが生まれ、いつかは使えなくなると主張されています。
これは確かに一つの事実でもあります。
しかし、何でもそうですが将来を予測するためには、過去を参考にすることも欠かせないのは一つの事実です。
また、この商材には北田式フィボナッチを自動再現するツールも付いてきます。
こんな素晴らしいものができるのであれば、自動売買にした方が良いのではないか?
わざわざ3ヶ月のオンラインスクール形式にする必要はあるのか?
と思えてきます。
このような疑問に対しては、プロダクトローンチサイト内で以下のような回答がありました。
- ツールはフィボナッチを引くために補助に使用するもので、フィボナッチを引いた後の取引は裁量が必要
- サインは出るにしても裁量を入れる必要がある
- 北田氏はサインを上手に取捨選択して237連勝を達成した
- 全て機械的に行うことが最良ではないため、EAという形での提供はない
やはり裁量ありきのようです。
別に裁量が入る事が悪いわけではありませんが、ツールに従うだけで簡単に勝てるようになることをアピールする一方で、購入後には「裁量で何とかしてね!」というスタイルは相変わらずのようです。
だれでも237連勝できるようになるとは限らない
今回の商材は現状勝率100%、237連勝中を売りにしているわけですが、誰がやっても勝率100%となるわけではありません。
確かに通常とは違うフィボナッチの使い方は気になるところではありますが、知ってしまったら「なーんだ、そんな事か・・・」と思うのがオチな気がします。
そもそも、購入者のサポートをされるクロスグループの社員さんはこんなに凄い手法を知ってるわけですから、仕事辞めて専業トレーダーになりたくならないんでしょうか?
きっとお金以上のやりがいが得られる素敵な会社なんでしょうね。