今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2024年12月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2024年12月1日~12月31日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone~London Close KillZone
エントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone~London Close KillZone」の時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
ドル円 | |
トータル(pips) | -8.2pips |
トレード回数 | 4回 |
勝率 | 25.0% |
プロフィットファクター | 0.414 |
12月は負け越しとなりました。
元々相場もそれほど良くなく、トレードチャンスが少なかったのが不幸中の幸いと言えます。
10月、11月と好調だったため、年の最後で負けたのは残念ですが、損益は相場が決めることですので仕方がありません。
2024年全体の結果は本記事の最後の部分に記載しています。
OBIM 12月の結果
12月6日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
結果
- -6.1pips
12月10日
■15分足
■1分足
結果
- 5.8pips
12月18日
■15分足
■1分足
- 結果
- -2.4pips
- -5.5pips
2024年のOBIMの結果
2024年の全体のドル円でのOBIMの結果は以下の通りとなりました。
ドル円2024年総合 | |
トータル(pips) | 759.4pips |
トレード回数 | 138回 |
勝率 | 50.07% |
1分足スキャルでチャンスも多くはないため、獲得pipsは多くはありませんが、リスクリワード2で勝率5割は優秀だと思います。
この手法の資金管理として、リスク金額を初期口座残高の1%として損切り幅に応じてロット数を変えるやり方を採用した場合、1年間で資金が72%増えたことになります。
更に複利でやったり、リスク金額を上げることで、更に資金効率は高まります。
月単位で見れば負けることもありますが、年単位で見れば非常に良好な結果だったと言えるでしょう。