以前、専業トレーダーを目指すなら、読んでおきたいブログ選 でお勧めのブログをご紹介しました。
これらのブログは、トレードで勝つために必要な情報が沢山盛り込まれた良ブログです。
しかしながら、他にもトレードに役に立つブログは数多くあります。
今回は、これらのブログに勝るとも劣らない、身に染みるようなブログ&サイトをご紹介します。
共通点は、投機で夢を掴み、手放したトレーダーのブログであるということです。
ジェットコースターのような資金曲線を描いた彼らのエピソードをご覧下さい。
ひろっちのFX-借金から資産10億円への軌跡
有名な方ですね。
借金をしてまでハイレバで取引をして、資金44万円から4ヶ月で2億円まで資金を増やされた方です。
最初は相対業者で取引していましたが、資金が増えると税金対策のためにくりっく365へ移行しました。(当時は相対業者での取引は雑所得扱い)
しかし、くりっく365に移ってからはかつての勢いはなくなって勝てなくなり、何度も借金を続けて資金を失う・・・という状態が続きます。
結局最後に残ったのは借金約3550万円と3000万円の税金・・・。
当時はくりっく365と相対業者の損益の相殺はできなかったのです。
その後、一度消息を経ちますが再びFXの世界へ帰ってきて、500万円を1億4千万円にまで増やしますが、すぐに溶かしてしまいます。
それからは鳴かず飛ばずの状態が続き、消息不明・・・です。
2019年9月追記
その後、ひろっち氏はトレードに復帰していたようです。
彼のトレードはで見ることができましたが、現在はファイナンススタジアム自体がなくなったため見ることが出来ませんが、結構・・・マイナスでした。
ISOGAI 納税ダイアリー
突然マルサがやって来た!という本も出版されている有名な方です。
この方は、サブプライムショック前の円安トレンド中にポンドを大量にロングし、一時は資産を10億円にまで増やされました。
おかげでヒルズ族に仲間入り。
日本で一番ポンドを持つ男として話題になったそうです。
しかし、円安トレンドが終了すると同時に資金は大きく減少。
損切りができずに10億から3000万円に!
2008年にマルサがやってきて、儲かっていた時の所得隠しで告発を受け、所得税1億6000万円、重加算税6000万円、罰金3500万円の有罪判決に・・・。
今は本業の金属スクラップ販売で返済をしています。
大雑把な資金の推移を示したグラフです(PRESIDENT Onlineより)
税金の返済であるために自己破産はできず、1日5万の税の利息が付く中で頑張っておられます。
こちらにもその成り行きが詳しく書かれています。
2017年4月追記
現在の磯貝氏についてまとめた記事がありました。
突然マルサがやって来た!~FXで10億円稼いだ元ヒルズ族社長の絶頂と貧民転落~
2017年4月現在の磯貝氏は本業のスクラップ業によって既に3億円近い金額を返済しているそうです。
このペースで行けば年内の完済も視野に入るそうです。凄いですね。
専業トレーダーの孤独な生活
この方は、FXではなく日経225で取引されていましたが、他の方と同じく、資金を短期間のうちに爆発的に増やしたものの、損切りができずに大損失を被って一度相場から退場されました。
以降はバイトや派遣で食いつなぎながらも定期的に相場に戻ってきてはお金を失って退場・・・を繰り返していおられます。
ニコニコ動画の方にこの方のトレードの軌跡としてまとめた動画がありますのでご覧下さい。勉強になります。
2017年4月追記
パニック氏は2017年3月27日にトレード復帰されました。
最初は好調だったのですが、4月6日に大きく負けて一時退場中です。
最近は頻繁にブログの方も更新されています。
2019年9月追記
パニック氏は相変わらずトレードで負けてはお金を貯めて、また負けて・・・を繰り返しています。
まだ夢はあるようですが、大きく勝てたことが足をひっぱているようにも思えます。
2021年8月追記
パニック氏はトレーダーを諦めて、ゲーム配信系のYouTuberとして活動されています。
GFF氏
GFF氏はブログをやっていませんでしたが、トレードを実況するニコニコ動画で一躍超有名人になりました。
この方も超短期間で10万円を最大6億円にまで資金を増やしました。
しかし、それが頂点でその後は負け続けて最終的には30万円に。
最終的にはこのような資金推移となりました。(yenspaより)
GFF氏の場合は、1年の間に大きな資金の増減があっただけなので、ひろっち氏や磯貝氏のように大きな税金はありませんでした。(110万円程)
GFF氏の手法については、以下のサイトで詳しく解説してあります。
たった3カ月で10万円を6億円に増やしたGFFさんの手法を解説
以上のトレーダーに共通していることとは?
今回ご紹介したトレーダーに共通していることが2つあります。
・その後、元の水準程度まで資金を失った
こんなことが出来たのは、レバレッジ規制前だったからというのもありますが、それでも異様な状態であるとしか考えられません。
トレードでリスクを取りすぎると、調子が良い時は爆発的に資金が増える一方で、不調になれば、一気に資金を失うという結果につながります。
特に資金が短期間で大きく増えてしまった場合、自分のお金の感覚が無くなってリスク管理が甘くなります。
そんな時に予想外の含み損を抱えると、感覚が現実に戻ってしまって、損切りするのが怖怖くなり、損失を拡大させるのです。
資金が増えるときは気分がいいでしょうが、こうなるともう地獄です。
FXは資金を一気に増やすのではなく、コツコツと増やす方が向いている投資商品です。
うさぎと亀で例えるなら、亀のようにゆっくりと着実に進む方が結果的には多い利益を得られることの方が多いのです。
くれぐれもご注意ください。