今回は、「OBIMからの反発に特化した優位性について」という記事で私が自作したOBIM(オーダーブロック・インバランス)を利用した手法の結果をご報告します。
期間は2023年9月です。
Contents
OBIMを利用したルールについて
本手法では、私が開発した「OBIM候補でサインを出すインジケーター」を利用します。
手法は以下の通りです。
- 15分足のドットが点灯する
- ドット点灯後、15分足で直近の高値や安値をブレイクして、ドットの足の価格帯がオーダーブロックになる
- オーダーブロックの価格帯まで戻したところで、1分足の方でドットが点灯したらエントリー
エントリーポイント1(ロングの場合)
トレンドに乗ったエントリーポイントです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイクするのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
エントリーポイント2(ロングの場合)
トレンドの反転を狙うエントリーです。
15分足でインジケーターのドットが点灯したら、直近の高値をブレイク(CHOCH)するのを待ちます。(ブレイクしなければエントリー条件を満たしません)
ブレイクしたらドットの点灯した価格帯がオーダーブロックになりますので、そこまで戻して来たら1分足に切り替えます。
1分足で15分足のオーダーブロックにタッチして、反発し、1分足の方でもドットが点灯したらエントリーします。
反発したとしても、ドットが点灯しなければエントリーしません。
また、15分足レベルで実体がオーダーブロックを逆方向に完全にブレイクした時点でエントリーはできないと判断します。
このインジケーターの入手方法については以下の記事をご覧ください。
今回の検証ルールと結果
OBIMからの反発に特化した手法について、上記の基本ルールに加えて、より具体的な利食い・損切りルールを加えてその優位性を検証しました。
条件は以下の通りです。
検証ルール
- 通貨ペア:ドル円
- 検証期間:2023年9月1日~9月30日
- 損切り:エントリー直近の安値(ロングの場合、ショートはその逆)
- 利食い:リスクリワードが2となるところで利食い
- エントリーできる時間はLondon Open KillZone、NY Open KillZone、London Close KillZoneのみ
今回は新たにエントリーできる時間を限定して、「London Open KillZone、NY Open KillZone、London Close KillZone」の3つの時間帯のみとします。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
検証結果
このルールで検証した結果は以下の通りとなりました。
ドル円 | |
トータル(pips) | 73.0pips |
トレード回数 | 8回 |
勝率 | 87.5% |
プロフィットファクター | 23.8 |
異様なほどに好調でした。
この期間のドル円はボラティリティは低く全体として動きは乏しいものでしたが、各KillZoneでのエントリーは好調で、リスクリワード2.0の設定にも関わらず超高勝率となりました。
ただし、その分だけエントリー回数が8回と非常に少なく、これまでの条件と比較すると約半分になっています。
時間帯をより限定することで、勝ちトレードも負けトレードの数も減りはしたたものの、トレードの精度自体は大きく上がったと言えます。
ただし、これは単に運が良かった可能性も否定できません。
サンプル数が少ないですので、今後も検証を継続していきたいと思います。
では、全エントリーポイントをご覧ください。
OBIM10月の結果
9月8日
■15分足
15分足の黄色い矢印は、大雑把なエントリーポイントになります。
(1分足チャートの方に正確なエントリーポイントを示しています)
■1分足
- 21.4pips
9月14日
■15分足
■1分足
- 5.2pips
9月19日
■15分足
■1分足
- 5.4pips
9月22日
■15分足
■1分足
- -3.3pips
9月26日
■15分足
■1分足
- 12.4pips
9月28日
■15分足
■1分足
- 12.2pips
9月29日
■15分足
■1分足
- 14.4pips
- 5.2pips