Mebius(メビウス)の評価とレビュー
裁量判断が大前提のツール
  1. 実際に利益が出せるノウハウで再現性はあるのか?・・・・・5点/10点
  2. コストパフォーマンスは?・・・・・・・・・・・・・・・・3点/5点
  3. サポートはどうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3点/5点
  4. 販売者の信頼性は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点/5点
  5. 売り文句と現実のギャップは?・・・・・・・・・・・・・・3点/5点

合計:18点!!(まぁまぁ)

今回は、株式会社ケンコンサルティングより販売された新商材「Mebius(メビウス)」をレビューします。
ケンコンサルティングさんからは、「天底チャート」という商材も販売されており、ご存じの方も多いかと思います。

新商材のMebiusは天底チャートと同じく複数のMAやオシレーターを重ねて表示させるスタイルのツールです。決して目新しいツールではありませんが、長期間から短期間のパラメーターのインジケーターを同時に表示させることで相場の波を読み解き、トレンドの反転や押し目買い・戻り売りを狙うのに役立ちます。

また、セールスレター内で具体的なツールの使用方法が解説してありますので、「購入したらどういったツールが手に入るのか?」が明確になっています。ですので、「期待していたものとは違っていた・・・」ということは少ないと思います。

それではレビューしていきます。

現在のメビウスはグレードアップ版のmebius-V3となっています。

Mebiusの概要

Mebiusでは、複数の移動平均線と複数のオシレーターを同時に表示することで相場の転換点を見つけ出すことを目的とした裁量トレード補助ツールです。

視覚的に相場が分かりやすくなり、トレンドに沿ったトレードがしやすくなります。

使用時間足どれでも可能
推奨通貨ペアどれでも可能(バイナリーオプションでも使用可能)
内容視覚的に相場の転換が判断できるインジケーターツール
販売元株式会社ケンコンサルティング
価格29,800円

Mebiusの長所

長所
  • 逆張りや押し目買い・戻り売りのポイントがわかりやすくなる
  • 慣れたらチャートが見えやすくなる
  • 5つのエントリーポイントがわかるようになる
  • 他のトレード手法と融合させることもできる
  • 通貨ペアや時間足を選ばない

Mebiusの短所

短所
  • あくまでも裁量を前提とするツール
  • 用途は広いが、解説のチャートが少ない
  • 利食いポイントの解説がない

Mebiusの中身について

メビウスを購入すると、以下のようなファイルをダウンロードできます。

商材のメインとなるのがインジケーターとテンプレートです。
加えてインストールマニュアルとトレードマニュアルのPDFが付きますが、トレードマニュアルの中身はセールスレター内でのMebiusの使用方法解説と全く同じです。

セールスレター内でMebiusのマニュアルまで公開している・・・と言ったら聞こえは良いのですが、もう少し多くのチャートを使って解説してくれたほうがよかったかなと感じます。

後述しますがマニュアルではエントリーポイントは解説してあるものの、どこで利食うか、どこで損切るかの「エグジット」についての解説はありません。メビウスは、あくまでもエントリー補助ツールとしての位置づけだからだとは思いますが、エグジット解説もあればよかったかなと思います。

また、約2時間の講習動画もあります。
この講習動画では、販売者の方がほかのトレーダーさんに直接解説している対談形式の動画になります。

Mebiusの解説

Mebiusとは?

メビウスとは、メビウスの帯(輪)のように複数のラインによって生じる「ねじれ」を判断材料としてトレードしていくMT4用のインジケーターツールです。

メビウスの輪とは、帯を1回だけひねって両端を張り合わせた輪のことです。

このメビウスの輪には面白い特徴があり、メビウスの輪を半分に切ると2つに分離せずに1つの大きな輪ができあがります。(子供のころにやったことがある方は多いのではないでしょうか?)

Mebiusのチャート

メビウスのインジケーターをMT4にセットしてテンプレートを読み込むと下のようなチャートになります。

メインチャートにもサブチャートにもかなり多くのラインが表示されますね。
実際に表示させているインジの項目を見ると、このようになっています。

かなり多いですが、思いのほか動作は重くなく軽めです。
実際に動いているチャートは以下のようになります。

  メビウスにはサインは表示されません。

それではメインチャート部分とサブチャート部分に分けて解説していきます。

メインチャート部分

メインチャート部分では、13本のMAが表示されます。
各移動平均線は上昇・下落で色が変わります。

かなり長い期間のパラメーターから短いパラメーターまでが使用されていますが、Mebiusでは重要度の高いMAは実線の表示となり、そうでないMAは点線の表示となります。

このように重要度によって線を分けることで、ごちゃごちゃしやすいラインが視覚的にわかりやすくなります。

サブチャート部分

サブチャート部分では、ストキャスティクスをベースとした4色のライン合計20本が表示され、これがメビウスのメインとなります。

意味合いは以下の通りです

  • 短期線:白・ピンク色
  • 中期線:緑色
  • 長期線:青色

結構ラインが多いので戸惑いがちですが、基本として

  • 緑の帯が青の長期線の上にあれば上昇相場
  • 緑の帯が青の長期線の下にあれば下落相場

と考えます。

基本はこれだけですが、短期線と中期線のねじれやクロス具合などを見てトレードしていくため、慣れは必要です。

Mebiusの使い方

Mebiusには5つのエントリーパターンがあります。

メビウスの5つのエントリーポイント
  1. Mebius曲線帯の「ねじれ」の頂点・底でエントリー
  2. 上限域・下限域からの急反転でのエントリー
  3. ねじれの交差ポイントでエントリー
  4. ねじれ後の押し目・戻り目でのエントリー
  5. 再上昇・再下落によるブレイクアウトを捉えるエントリー

どれもセールスレター内で解説してあるのですが、私なりの解釈も加えてご紹介していきます。

Mebius曲線帯の「ねじれ」の頂点・底でエントリー



メビウスの基本中の基本の考え方になります。

トレンドが進むと、短期線である白とピンクラインが上限や下限で一点に集中します。
そのまま緑色の中期線に接したところがエントリーポイントです。

これはトレンドの行きすぎからの反転を狙う逆張りの発想になります。
短期線が一点に集中することはそれほど多くはありませんが、長くトレンドが続いた後に反転する際はこのパターンがよく見られます。

とはいってももちろんダマシ的な動きもあります。

このチャートではロングエントリーができそうなところから下げていっています。
当然ながら負けることもあります。

上限域・下限域からの急反転でのエントリー

白とピンクの短期線が上限や下限に一気に進むも、素早く切り返して尖った山や谷を形成した時がエントリーポイントです。

チャートをザっと見るとエントリーできそうなポイントは多く見受けられますが、しっかりと上限や下限に到達してから、先端を尖らせて反転してくるパターンは決して多くありません。

これも見極めに慣れが必要ですが、ローソク足数本で利確するトレードではかなり使えると思います。

ねじれの交差ポイントでエントリー

白とピンクの短期線が緑の中期線をクロスしたところがエントリーポイントになります。

メビウスで解説してある手法の中では一番客観性が高く、チャンスも多いのですが、精度としてはそれほど高くはないかな?という印象です。

1番最初の「Mebius曲線帯の「ねじれ」の頂点・底でエントリー」の延長として考えて、短期線が一点に集中してから中期線とクロスした場合は確度が上がりますが、そうでない状態で短期線と中期線のクロスでエントリーしても負けることが多いでしょう。

下が負けとなるケースです。

ねじれ後の押し目・戻り目でのエントリー

白とピンクの短期線と緑の中期線がクロス後に、白い短期線が少し戻して再びトレンド方向に進んできたところがエントリーポイントです。

これはメビウスの手法の中でも押し目買い・戻り売りになります。
上のチャートのように綺麗に中期線が並んでいるところで白い短期線だけが反発して再び戻ってくる動きの時は特に角度が高いです。

ただし、全体として下げすぎている時はとれる幅も小さくなりますし、ダマシに合いやすいですので要注意です。

個人的にはこのエントリーが一番良いかなと思います。

再上昇・再下落によるブレイクアウトを捉えるエントリー

緑の中期線と青の長期線が並んでいる時に、一時的に白とピンクの短期線が中期線を下抜けるも、そこから上げてきたところでエントリーです。

このエントリーは押し目買い、場合によってはブレイク狙いになります。
反発してきたところが目立った大陽線や大陰線だと勝率が上がります。

下のチャートがあまりいい結果とならなかったケースです。

エグジットの解説ともう少し多くのチャートでの解説があれば・・・・

メビウスのエントリーポイントについてご紹介しましたが、残念なことに利食いや損切りの解説がありません。

これは手法解説の情報商材として考えると、そこそこ大きなデメリットになります。
特にメビウスは5つのエントリーポイントを公開してあるわけですから、それらに合った利食い・決済ポイントについても解説があったほうがよりトレードしやすくなるのは間違いありません。

 損切りについては、直近の高値や安値に置くのがいいと思います。

もともとが「エントリー補助ツール」「裁量トレード補助ツール」としての位置づけのため仕方がないのかもしれませんが、エグジット以外にも、もう少しエントリーを解説するチャートがあった方がよかったですね。

同じく、マルチタイムフレームを使ったやり方についても、解説PDFや動画内で軽く触れられているだけです。この辺についても、もっと具体的かつ多くのチャートを使った解説があれば、「メビウス」というツール自体の価値が上がると思います。

ダウ理論等を使う王道的な手法であればヒントになることがネット上に多く落ちていますが、Mebiusは独自性が強いですから、尚更そういった解説が欲しいところでした。

メビウス自体のツールとしては非常に興味深くて面白いだけにその点が残念です。

メビウスの総評

メビウスは中級者向けのツール

メビウスは「エントリー補助ツール」という位置づけのため、5つのエントリーポイントの解説のみになっています。

決済についての解説はありませんし、マルチタイムフレームのテクニックについても動画で軽く触れられているだけです。

ですから、メビウスを使ってトレードする際は、自分自身で色々と試行錯誤して使っていく必要があります。このため、初心者向けではなくある程度FXの経験のある中級者向けになります。

自分で色々と検証・研究できる方であれば、とても興味深いツールになることは間違いないでしょう。

メビウスを使う際は、まずは押し目買い・戻り売りに特化しよう

メビウスの一番の基本は「Mebius曲線帯の「ねじれ」の頂点・底でエントリー」という逆張りです。

しかし、個人的には4番目の「ねじれ後の押し目・戻り目でのエントリー」及び5番目の「再上昇・再下落によるブレイクアウトを捉えるエントリー」がやりやすいんじゃないかと思います。

そしてトレードに慣れてメビウスの挙動がわかってきたら他の手法でもエントリーしてみると良いでしょう。

どちらかと言えばレンジ相場は苦手

メビウスは相場が大きな波を描いて推移する時に効果を発揮します。

このような相場だと、押し目買いや戻り売りも成功しやすいですし、逆張りを狙っても大きく取れることがあります。

しかし、逆に値幅の小さなレンジ相場はあまり得意とすることではありません。

上のチャートのようにローソク足が明らかなレンジであっても、メビウスはそれなりに大きく振動します。

そのため、ダマシに合うこともありますので最低限の相場を読み解く力は必要です。(そういった意味合いも含めて中級者以上にお勧めします。)

メビウスをお勧めできる人

メビウスがオススメできる人
  • トレード中級者以上の人
  • オシレーターが好きな人
  • ちょっと変わったトレードツールが欲しい人
  • どんな通貨ペアや時間足でも対応できるツールが欲しい人
  • 逆張りが好きな人

メビウスと似たインジケーターとしては3本RCIがあります。
3本RCIについては過去の記事で検証していますが、確かに相場の天底や押し目買いのポイントを的確に示してくれる優位性を確認しています。

メビウスも同じく長期から短期のオシレーターを重ねて表示するため、相場の大きな流れから小さな流れまでを見ることができるメリットがあります。しっかりと使いこなせれば強力な武器になることでしょう。

ただし、使いこなすためには検証が必須です。
「裁量インジケーター」という位置づけですから、自分なりのエントリーポイントを見つけて検証してく必要があります。

幸いなことに裁量トレード練習君といったバックテストツールでしっかりと動きますので、感覚をつかみながら練習すると良いでしょう。

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