Forex Tester OnlineがRCI対応!プロップチャレンジ&自動化機能など神アプデ内容を徹底解説

今回は、5月上旬に行われたForex Tester Onlineのアップデート内容をご紹介します。

このアップデートにより、トレード練習の効率や再現性、分析精度が飛躍的に向上しました。アップデートのポイントは以下の5つです

  1. プロップチャレンジシミュレーション機能の追加
  2. 自動アラート・自動化アクション機能の実装
  3. アドバンスドアナリティクス(詳細分析機能)の強化
  4. 平均足チャート表示の対応
  5. RCIを含むインジケーターの大幅追加

それぞれ詳しく解説していきます。

FTO全体のレビュー記事は以下からご覧ください。

プロップチャレンジ・シミュレーション機能

今回のアップデートで「プロップチャレンジ・シミュレーション機能」が追加されました。

これは、プロップファームのルールに合わせた検証環境を自分で作れる機能です。

プロップファームとは?

そもそもプロップファームというのは、自己資金を使ってトレードを行う会社のことです。

トレードを行う会社としては、外部の顧客のお金を預かってそれを運用して手数料を得るヘッジファンドのようなものもあります。

一方で、プロップファームとは、会社自身もしくはその社員の資金だけで運用する会社のことです(言ってみれば個人トレーダーの法人版)

プロップファームは、社内に専門のトレーダーがいるところもありますが、会社によっては上手くお金を増やしてくれるトレーダーを募集してるところもあります。

トレーダーとして採用されると、会社のお金を運用して、得られた利益の一部をもらうことができます。

プロップファームのトレーダーになるためには

プロップファームの資金を使ってトレードして、利益が出たらその一部がもらえる・・・。

とても魅力的な話ですが、誰でもプロップファームのトレーダーになれるわけではありません。

トレーダーとして採用されるためには、プロップファームの定めたトレードのテストをクリアする必要があります。

テストクリアの条件としては、例えば決まった期間内に、

  • 初期資金を10%以上増やさないといけない
  • 1日に5%以上の損失を出してはいけない
  • 総ドローダウンは10%までに抑える

といったものがあります。

今回FTOで追加されたプロップチャレンジシミュレーションでは、様々なプロップファームのテストの条件を設定することで、より本番に近い形で自分の実力を確認できます。

しかも、プロップチャレンジモードでは巻き戻しができません。

つまり、ローソク足を戻して過去の取引をキャンセルすることができませんので、リアルな緊張感でトレードスキルを鍛えたい方におすすめです。

また、設定した条件・目標に対する進行状況はリアルタイムで表示されます。

もし、設定した以上の損失を出したら、その時点で終了です。
なかなか厳しいですが、よりリアルな形で腕を磨きたい、自分の実力をチェックしたい方にお勧めします。

自動アラート&アクションで検証効率が大幅向上

今回のアップデートで追加されたアラート機能は、価格やインジケーターや時間が特定の条件を満たしたところで、指定したアクションをしてくれる機能です。

例えば、「特定の時間が来たらポジションを全決済する」「価格が指定したレートまで来たらチャートが動くのを一時停止する」といったことを自動でやってくれます。

使い方次第では、インジケーターにシグナル&通知機能を持たせることもできますので、これを使いこなすと、検証がとても効率よくできるようになります。

アクションの条件

まず、アクションが発動するための条件としては以下のようなものがあります。

  • 価格が指定した価格を上回る・下回る、指定したチャネルの外に出る・中に入る、指定したインジケーターとクロスする入るなど。
  • インジケーターが指定した値より大きくなる・小さくなる、任意の方向で交差するなど
  • 特定のセッションが始まる・終わる・アクティブな時間帯になる
  • 特定の曜日・時間になる

特に価格やインジケーターについては以下のように数多くの条件を指定できます。

指定できる条件例

  • 価格が指定したラインを抜ける
  • 価格が移動平均線を割る
  • 価格が指定した時間内に指定した値幅分だけ上昇・下落する
  • 2本の移動平均線がクロスする

さらに条件については2つ以上組み合わせることもできます。
アイディア次第でどんな条件も作れるかと思います。

アクション

指定した条件を満たしたときに発動する条件としては以下のものがあります。

  • テストを一時停止する
  • 全ポジションを停止する
  • 通知をする
  • チャートを動かす速度を変更する

これらの条件とアクションを組み合わせれば、

  • 移動平均線クロスでアラート
  • ポジションを翌日に持ち越す前に全決済
  • 週末にとりあえずチャートを止める
  • 指定した時間やセッションになったら速度を変更する

といったことができます。

使い方次第で、時間の無駄なく効率よく検証を進められるようになるでしょう。

アドバンスド・アナリティクス

「統計」タブからアクセスできるアドバンスドアナリティクス機能も大幅に強化されました。

これまでも多くの統計情報を表示していましたが、今回のアップートでは特に視覚的に分かりやすい表示になりました。

まず、アナリティクス上部では、指定した期間の取引について、総取引回数と勝率、ロングとショートの比率、それぞれの損益について円グラフで示します。

パッと見ただけで全体の成績がわかるのは便利ですね。

そして取引カレンダーでは、1日単位のトレード結果をカレンダー上に示します。

年月も簡単に変えられるので、いつ好調で、いつ不調だったのかが一目で分かります。

特に負けた日を再検証することで、どんな相場が苦手か?がより深く理解できるようになります。

そして時間ごとの取引活動では、1日の時間帯、曜日、月単位で取引状況を棒グラフで示します。

緑のグラフは勝ちトレード数で、赤いグラフは負けトレード数を示します。

これを見るだけで、勝ちやすい、もしくは負けやすい時間帯や曜日が確認できます。

負けやすい時間帯が分かれば、その時間帯を避けるだけで、トレード結果を大きく伸ばすことができるのは言うまでもありません。

これらのアナリティクス機能は、非常に価値のある情報を示してくれます。

平均足チャート(Heiken Ashi)

これまでFTOではローソク足・折れ線・バーチャートしか使えませんでしたが、今回のアップデートで平均足(Heikin Ashi)が追加されました。

平均足は以下のような特徴があります

  • ローソク足よりトレンドが視覚的に分かりやすい
  • ノイズが少ないためエントリーポイントが明確

特に順張りトレードを行う人には非常に有効な表示方法です。

RCIなどインジケーター多数追加

今回のアップデートでは、インジケーターも数多く追加されました。

以下がFTOで利用できるインジケーターのリストで、赤い枠が今回の追加分です。

ここで目玉となるのがRCIです。

RCIは日本人トレーダーから特に人気の高いインジですので、「これを待っていた!」という人は多いかと思います。

RCIについては、一つのウィンドウ内で3つのRCIを一緒に表示するやり方が日本では主流になっていますが、現状では1つのウィンドウに1つのRCIの表示のみとなっています。

この点については、「私の方からサポートの方へ3本RCIが表示できるようにしてほしい」と連絡しておきました。

まとめ

今回のアップデートにより、Forex Tester Onlineは単なるバックテストツールから脱却し、本番さながらの練習環境・詳細な分析・柔軟な自動化機能を備えた総合プラットフォームへと進化しました。

インジケーターの数も十分なレベルに達しましたし、使い勝手も向上し、更には検証結果をより分かりやすく分析できるようになっています。

リーリスから半年ほど経過してましたが、定期的なアップデートは続いており、今後も更なる進化が期待できるツールになっています。

裁量トレーダーの方で、自分の技術を効率よく磨いていきたい方にお勧めします。

 

サイト右上で言語を日本語に変えられます。

 

FTO全体のレビュー記事は以下からご覧ください。

 

基礎から学べる商材

応用的な裁量商材

トレードの神髄をメルマガでこっそりお伝えします

現在3500人以上が購読中!

購読特典として将来の価格の値動きを予測するツールウォルフ波動の詳細な解説とウォルフ波動を認識する本当に使えるインジケーターをプレゼントします。このメルマガで、あなたが「勝ち組」に変わります。

Twitterのフォローお願いします。

おすすめの記事