
今回は、15分足スイープ順張りについて詳細に検証した結果をまとめます。
スイープといえば「逆張り」が基本ですが、以前の検証でスイープが確認出来たら順張りした方が勝てるポイントが見つかりました。
それが、ロンドンオープンキルゾーンのレンジを、ニューヨークオープンキルゾーンでスイープした時です。
この時に限って言えば、スイープ後に逆張りすると負けて、スイープした方向に仕掛けた方が勝てることが分かりました。
本記事では、この手法の詳しいルールと、Forex Tester Onlineを使って厳しく検証した結果もご紹介していきます。
動画版もあります。こちらの方が分かりやすいかもしれません。
手法ができるまでの話の流れ
今回の手法は15分足スイープ手法について検証した時に見つかった優位性を基にしたものです。
15分足スイープ手法とは、
- アジアレンジキルゾーンの高値や安値をロンドンオープンキルゾーンでスイープ
- ロンドンオープンキルゾーンの高値や安値をNYオープンレンジキルゾーンでスイープ
した所で逆張りする手法です。

これは非常に理にかなっており、実際にロンドン時間にアジアレンジをスイープした際にはしっかりとした優位性が得られました。
しかしその一方で、ロンドンオープンのレンジををNYオープンレンジキルゾーンでスイープした場合、リスクリワードを1:1にした場合は全ての通貨ペアでマイナスとなってしまいました。

特にポンド円やポンドドルの負けっぷりは凄いものがあります。
これは驚きの結果だったわけですが、逆に言えばNYオープンレンジでのスイープでは順張りすれば勝てるということになります。
では本当に順張りしたらどうなるか?
という点について検証したのが今回の手法になります。
手法について詳しく解説
今回の手法は、以下のようにロンドンオープンキルゾーンの時間帯の高値や安値を、NYオープンキルゾーンでスイープした所で順張りします。

スイープの条件はとてもシンプルでロンドンオープンの高値や安値を「ヒゲ」だけ抜けて、逆方向のローソク足が確定したらOKです。

例えばロンドンオープンの値動きがこのようなものであったとして、ニューヨークオープンの時間帯にレンジの上限であればレンジの高値を抜けて陰線が確定する、もしくは陽線でヒゲだけ上抜けた後に、陰線が出現する、となったらスイープと判断してロングします。
以下が実際のロングエントリーポイントです。

チャートを見るとショートをしたくなるような局面ですが、ロングです。
矢印の足が確定したらロングして、利食いはスイープの高値にして、損切はリスクリワードが1:1になる所に置きます。
エントリーしない時
もしロンドンオープンレンジの高値や安値を実体でブレイクしてしまったら、その方向へのエントリーはなくなります。

このチャートでは、ロンドンオープンレンジの安値をNYオープンレンジで足の実体でブレイクしています。この時点でこの日のショートエントリーは無しと判断します。
それから、ロンドオープン終了からニューヨークオープン開始までの時間帯、つまりは18時から20時の間に、ロンドンオープンのレンジをブレイク(ヒゲでも)してしまった場合も、その後、ニューヨークオープンで高値をスイープしたとしてもエントリーはありません。

このチャートでは、18時から20時の間にロンドンオープンの安値をヒゲで下抜けているので、この時点でショートエントリーは無しとなります。
検証条件について
今回の検証条件は以下の通りです。
- 検証通貨ペア:ポンド円、ポンドドル
- 検証期間:2024年1月~2026年3月20日まで
- 資金管理:1回のトレードごとに口座資金の1%のリスクを取る複利方式
今回の検証で利用したツールはForex Tester onlineです。
検証結果
検証結果は以下のようになりました。(ポンドドルとポンド円の合計)

- 損益:+4610.59ドル(10000ドルスタート)
- 勝率:64%
- プロフィットファクター:1.70
- トレード回数:148回
リスクリワード1:1のルールで勝率64%、プロフィットファクター1.70というのは、無裁量ルールとしては非常に優れていると言えます。
資産グラフを見ても検証開始から右肩上がりになっており、比較的安定して資金が増えてきていることが分かります。
ポンド円とポンドドルそれぞれの成績は以下の通りです。

両者で大きな結果に違いはありませんでした。
まとめと考察
今回はニューヨークオープンでロンドンオープンの高値や安値をスイープした所で仕掛ける手法にいて検証しました。
一般的に勝てると言われているやり方であっても、ルールの作り方や定義によってはマイナスになったり、それを逆に仕掛けることで勝てる手法になることがある、といういい例になるかなと思います。
今回の結果を見ると、「分かりやすいスイープほど逆に狙われている可能性が高い」と感じます。
特にニューヨーク時間は、スマートマネーコンセプトを意識しているトレーダーも多いので、その動きを逆手に取る動きが出やすいのかもしれません。
もちろん通貨ペアや時間足によって結果は変わる可能性がありますが、今回のように検証をすることで、その手法にエッジがあるのか、それともただの思い込みなのかを明確にすることができます。
特に今回のように、「逆に仕掛けたら勝てる」という発見は、検証をしないと絶対に気づけません。
検証で使用したForex Tester Onlineは、こうした検証を短時間で繰り返せるツールなので、自分の手法をブラッシュアップしたい方にはかなりおすすめです。
FTOについては以下の記事からご覧ください。

























