2020年6月も「マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”」について検証していきます。
トワイライトゾーンのレビューについては以下の記事をご覧ください。
Contents
トワイライトゾーンの検証ルールについて
■検証通貨ペア
ユーロ円、ポンド円、ユーロドル
■検証時間帯
日本時間15時~24時
■検証時間足
15分足
■エントリー&エグジットルール
今回は、トワイライトゾーンの一番基本的なルールを踏襲しますが、私が作成したシグナル改良版で検証したいと思います。
ルールはサインが出たらエントリー。(ゾーンを抜けて足が確定したら入ります)
利食いや損切りはゾーンの半値で行います。(スプレッド込みで検証します)
ゾーン8本目でサインが出た場合はエントリーを見送ります。
また、エントリーするもゾーン8本目まで利食いにも損切りにも引っかからなかった場合はそこで強制決済とします。
6月1日~5日の検証結果
5月終盤から6月終盤にかけて、ユーロ高、ポンド高、円安のトレンドが発生しています。
そのおかげで多くの通貨ペアで大きな上昇トレンドになっていますが、そのなかでトワイライトゾーンはどのような結果になったのでしょうか?
EUR/JPN | GBP/JPN | GBP/USD | Total | |
---|---|---|---|---|
獲得pips | 57.1pips | 89.2pips | 39.1pips | 182.4pips |
トレード回数 | 12 | 12 | 15 | 39 |
勝率(%) | 83.3% | 75.0% | 53.3% | 69.2% |
3つの通貨ペアでプラスと引き続き好調でした。
特にユーロ円は絶好調で勝率83.3%と入れ食いに近いレベルでした。
しかしその一方でポンドドルは勝率5割強とまずまずな結果となりました。
いずれにしても優位性のある手法であることは間違いありませんので、今後も様々な相場で検証していければと思います。
トワイライトゾーンの得意な相場
トワイライトゾーンの得意な相場は下のような押しては上げ、押しては上げ・・・のトレンドが続く動きです。
このような動きだと安心してエントリーできます。
6月8日~12日の検証結果
6月8日~12日の週は、それまでの全体的な上昇の流れから一変し、多くの通貨ペアで下落の動きになりました。
特にドル円が110円を目前にして106円台まで下落したこともあって、クロス円は強く下げました。
日によってはレンジな流れもありましたが、その中でトワイライトゾーンはどのような結果となったのでしょうか。
EUR/JPN | GBP/JPN | GBP/USD | Total | |
---|---|---|---|---|
獲得pips | 2.9pips | 66.4pips | 87.4pips | 156.7pips |
トレード回数 | 5 | 8 | 9 | 25 |
勝率(%) | 60.0% | 87.5% | 75.0% | 76.0% |
ユーロ円がほぼ損益ゼロでしたが、ポンド円やポンドドルが引き続き好調だったため、全体としては大きくプラスです。
特にポンド円は勝率も高く、安定して勝てていますので、トワイライトゾーンとの相性は良いようです。
本検証ルールのトレード回数について
今週は前週や前々週と比べると、トレード回数がかなり減っています。
その要因は、検証時間帯であるロンドン~ニューヨーク時間前半に明確なトレンド相場が少なく、上下に大きく上げたり、レンジ的な相場がよく見られたからです。
本検証では、私が作成したシグナル改良版で検証しています。(購入特典としてお付けしています)
シグナル改良版では、明確なトレンドが見られない相場では、サインが出ないようになっています。
例えば、6月10日のユーロ円は、本検証ルールでは、エントリーチャンスが1回もありませんでした。
しかし、トワイライトゾーン内で解説してある「通常ルール」では、以下のように同じ時間帯でも多くのチャンスがありました。
このようにトワイライトゾーンの手法自体がトレード回数が少ないというわけではありません。
私の検証ルールでは、ダマシを排除するルールを適用したシグナルを利用した場合、どれくらいのパフォーマンスになるのかを検証しています。
ダマシを排除するために、ある程度の勝ちトレードも一緒に犠牲になっていますし、トレード回数も通常ルールと比べると減っています。
この点をご理解いただけますと幸いです。
このブログからトワイライトゾーンを購入された方には、特典として通常ルールのシグナルインジケーターと、検証で使用しているシグナルインジケーターなど、合計4つのインジケーターをプレゼントしています。
6月15日~19日の検証結果
6月15日~19日の週は、それまでと比べるとレンジ的な動きが目立ちました。
特にメインの検証時間帯であるロンドン市場では値幅が小さくトレンドが出にくかったり、急に動いてまた止まったり・・・と6月前半と比べると明らかにトレードしにくい相場でした。
そんな相場の中で、トワイライトゾーンはどのような結果になったのでしょうか。
EUR/JPN | GBP/JPN | GBP/USD | Total | |
---|---|---|---|---|
獲得pips | 19.4pips | 13.7pips | 23.2pips | 56.3pips |
トレード回数 | 12 | 10 | 14 | 36 |
勝率(%) | 58.3% | 60.0% | 57.1% | 58.3% |
これまで比べると苦戦しました。
要因は検証時間帯の動きの悪さですね。
今週は、東京時間やニューヨーク時間(特に日本時間深夜)で安定したトレンドが発生しやすかったのに対して、ロンドン時間からニューヨーク時間始めの相場はレンジや上下に大きく振れる動きが多かったように感じます。
明らかにトワイライトゾーンと相性の良くない相場でしたが、それでもトータルではプラスになったことから、底力を見れたように思います。
6月22日~30日の検証結果
6月月終盤はどの通貨ペアもレンジ的な動きが目立ち、低ボラでトレードにしにくい相場が続きました。
前週に引き続き決していい相場ではありませんでしたが、トワイライトゾーンの結果は以下のようになりました。
EUR/JPN | GBP/JPN | GBP/USD | Total | |
---|---|---|---|---|
獲得pips | 11.8pips | -9.4pips | 66.2pips | 68.6pips |
トレード回数 | 15 | 14 | 21 | 57 |
勝率(%) | 60.0% | 50.0% | 80.1% | 57.9% |
ユーロ円とポンド円のクロス円が厳しい戦いでした。
その一方でポンドドルは高勝率で、6月終盤はほとんどポンドドルが稼いでくれたような結果となりました。
やはりこの期間のクロス円は動きがはっきりしなかったことが要因ですね。
しかしそれでも大きく負けるわけではなかったのはトワイライトゾーンの実力かと思います。