クロスリテイリングのグループ会社である日本投資家育成機構(EOJI)よりFXトレードギアというトレード練習ツールが販売されました。

FXトレードギアは、販売前よりメルマガと専用サイトでプロダクトローンチが行われており、いつにも増してクロス社やEOJIよりFXトレードギアに関するメールが送られて来ております。
そのためか、私のメルマガの読者様を始めとして、多くの方から「どう思いますか?」というお問い合わせを頂いております。

そんなわけで今回は、この「FXトレードギア」のレターレビュー及び私の考えることをまとめていきたいと思います。

まず、FXトレードギアというツールですが、これはMT4のストラテジーテスターの機能を利用することで過去の値動きを再現しながらトレードの練習が出来るツールです。
類似の商品として「裁量トレード練習君プレミアム」等がありますし、MT4を使わない練習ツールにはForex Tester3があります。

両者ともかなり前から販売されており、ある程度トレード経験のある方なら名前くらいは知っているツールでしょう。
それにもかかわらず、今さらこの手のツールをクロス社が出すという事は「後発ゆえに何か新たな機能が追加されているのではないか?」と個人的に気になっていました。

しかし販売が開始されて、セールスレター等を見る限りでは、ツールと価格のバランスが不釣り合いであると感じました。抱合せ商法で値段を釣り上げてる感じでしょうか・・・

過去のチャートを動かして練習する重要性

FXトレードギアのセールスレターでも書かれていますが、過去のチャートを動かしてトレードの練習をすることは、トレードの技術を効率的に高めるのに欠かせません。

一昔前のトレーダーは、紙にチャートを印刷して、先を手で隠しながら練習していたものです。しかしそんなやり方はもう古いですし、非効率です。

過去のチャートを動かしながら練習することは、本当にトレード学習・技術の習得に役立ちますから、このことについて否定的な立場をとるテクニカルトレーダーは皆無と言っても良いでしょう。

そんなわけですので、クロス社の講師陣が大絶賛するのは当然だと思います。

FXトレードギアのライバルについて

記事冒頭にも書いた通り、FXトレードギア以外にも過去チャートを動かしてトレードの練習ができるツール・ソフトは既に存在しています。

クロス社の方も当然そんなことは知っていますので、比較表まで掲載されています。

A社はFT3だと思われます。
B社は・・・ちょっとわかりません。

練習ソフトはFT3かMT4の二つに分けられる

トレード練習ソフトは、FT3とMT4の大きく二つに分けられます。

どちらとも

  • 過去の動きをリアルタイムのように再現できる
  • 動きのスピードを調節できる
  • トレード履歴が見られる
  • 土日に練習できる

といった点は共通していますが、違いもありますのでご説明します。

Forex Tester3(FT3)

FT3はトレード練習専用のソフトとして販売されています。
そのため、リアルタイムのチャートを表示することはできませんが、「チャートの巻き戻しが出来る」、「途中で中断出来る」などFT3ならではの機能を持っており、練習ソフトとしてはMT4よりも上です。

しかし、MT4のインジが使えなかったり、一部価格データは月額制の有料というデメリットもあります。また、ソフトを購入してもパソコン1台しか使えず、複数台で使用するには別途ライセンスを購入する必要があるのも難点の一つです。

私はFT3の一つ前の型であるFT2を持っていますが、全然使っていません(笑)
チャート画面自体はMT4と似ているのですが、操作性が全然違っていて、過去のチャートにインジを表示させて動かすまでが面倒なので・・・。

Meta Trader4(MT4)

MT4についてはMT4のストラテジーテスターの機能を利用して、トレードの練習をする形になります。

MT4を使う大きな利点としては、「MT4で表示できるインジなら基本的に練習でも使える」「価格データもブローカーから無料で貰える」の2点があります。

FXトレードギアもMT4の機能を利用するタイプで、他にもMT4裁量トレード練習君プレミアムもこのタイプに分類されます。

このようにFXトレードギアにはライバル商品が複数あるのですが、直接的なライバルとしては「MT4裁量トレード練習君プレミアム」のようなMT4を使う商材になるのかなと思います。

FXトレードギアの使用感

FXトレードギアの使用方法や操作方法については動画で解説してあります。

トレードの練習をする際は、チャート右下に表示されるパネルにロットを入力したりクリックすることで仮想売買が出来るようになっているようです。

見た感じでは後発なだけあって操作感や使い勝手は良さそうに思えます。

FXトレードギアの致命的な弱点

ここからが本題です。
何度も書きますが、FXトレードギアは、トレード練習ツールとしては「後発」です。
クロス社及びEOJIもかなり精力的にプロモーションを行っていたこともあってか、「後発」という事はそれだけ良い機能を搭載しているものと私は思っていました。

当然、複数の時間軸を同時に動かすことが出来る「マルチタイムフレーム機能」も搭載しているものと思っていましたが、残念なことに「マルチタイムフレーム機能」は搭載していないとこのと。

FX-Katsu氏からのメルマガでこのような釈明が来た時は驚きました。

正直にお伝えしますと、
FXトレードギアでマルチタイムフレーム分析を、
現段階ですることは難しくなってしまいます。

ただそれは、
MT4の仕様上の関係で
そういった機能が用意されていないんです。

そのため、MT4そのものの仕様が変わらない以上、
行なうことは不可能となります。

うーん・・・。
では4つの時間軸でマルチタイムフレーム分析が可能な「裁量トレード練習君プレミアム」は不可能を可能にした奇跡のツールと言うことになるのでしょうか?

また、マルチタイムで動かせないことについては、FX-Katsu氏が追加動画で回答しています。


動画が掲載されているサイトはこちら

動画の内容は以下の通りです。

  1. 1時間足と5分足を同時に動かす「マルチタイムフレーム分析」は出来ない。
  2. 複数の時間軸を動かしたいのなら、複数のメタトレーダーを同時に起動させて同時に動かすしかない。
  3. マルチタイムフレーム分析に対応したインジを使うと良い。

正直な所、残念としか言いようがありません。
一つの時間軸しか使用しない手法であればトレードギアだけでも十分だと思いますが、色々なアイディアを検証することを考えれば、マルチタイムフレームが出来るに越したことはありません。

価格は39,800円+消費税

トレードギアの性能以上に驚いたのがその価格設定です。
そのお値段、な、なんと39,800円+消費税!
(FT3の価格は約3万円、練習君プレミアムの価格は約2万円)

セールスレターでは最初に198,000円を提示した後に値を下げて39,800円にして割安感を出してはいるものの、練習ツールとしてはかなり高い価格です。

その理由としては、詳しいマニュアルやオンラインセミナー参加権、サポート等に加えて「FX-Katsu元祖スキャルロジック」が付いてくるからだとは思いますが、正直な所、抱合せ感が強いです。

この商材のメインはあくまでもトレード練習・検証ツールですから、「ツールだけが欲しい」と思う方は高性能で価格も安い「裁量トレード練習君プレミアム」を買われることをお勧めします。
(練習君プレミアムもかなり詳しい解説がついてくることは言うまでもありません)

逆に、ツールだけでなく手厚いサポートを受けたい方、FX-Katsu元祖スキャルロジックを始めとした様々なコンテンツが気になる方ならば、トレードギアの方が良いのかもしれませんね。

クロス社のマーケティング手法及び販売網を持ってすればこの商材も売れるんだろうけど、釈然としねぇなぁ・・・。

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