Yahoo!の子会社であるYJFX!の顧客情報が流出たという報道が入ってきました。
ヤフーは2日、子会社となっている外国為替証拠金取引(FX)業者「ワイジェイFX」(東京)の顧客情報が一時インターネット上で閲覧できる状態になっていたと発表した。流出した情報は、取引情報や氏名、住所など延べ最大約18万件に上る。元従業員が無断で持ち出しており、同社は警察への相談を検討する。
時事ドットコムより
FX業者の顧客データの流出は珍しいですね。
過去の前例を探してみましたが、FX業者に限っては見つかりませんでした。
YJFX!のサイトでは元従業員による顧客情報などの持ち出しについてというページを設けて事件の詳細を記述し、謝罪しています。
元従業員によって持ち出されたデータは最大で185,626件。
内訳はこのようになっているようです。
外貨exと旧MT4サービスを利用していた人の流出がほとんどです。
私はサイバーエージェント時代にC-NEXサービスの口座開設をして利用していましたが、Yahoo!に買収されたときに嫌な予感がして、それ以降は利用していません。
しかし口座解約をしたわけではないので、私のデータも持ち出された可能性もあり、不安です。
Yahoo!は以前に最大2200万件のユーザーIDを流出させた実績がある!
今回データが持ち出されたYJFX!の親会社であるヤフーは、2013年に外部からの不正アクセスによって2200万件のIDが流出したことがあります。
Yahoo! JAPANに不正アクセス、最大2200万件のユーザーID流出の恐れ
ヤフーIDはまだ個人情報が少ないですが、今回は勤務先や取引結果まで持ち出されて流出した可能性があります。
ヤフーの信用問題に関わる事態です。
YJFX!の顧客離れは必至!新規顧客獲得も難しいかも
FX業者の顧客情報の流出は珍しい事件ですから、YJFX!で取引していた人が離れていくのはやむを得ないでしょう。
また、2016年はマイナンバー元年で、これから口座を開設する人にはマイナンバーの提示が求められます。
ただでさえマイナンバーの提示を渋って口座開設者が減っていると思われるのに、このような事件が発覚してたら、だれが口座を開くでしょうか?
今後はFX業者もマイナンバーを取り扱うようになります。
自分のマイナンバーまで流出したら・・・と考えると、無暗に口座を開設しない方が賢明なのかもしれませんね。