本記事では新発売の「ワンクリックFX検証withAI」をレビューします。
これはMT4で稼働するトレード見直し用の検証ツールで、当サイトでも人気ツールであるワンクリックFXトレーニングMAXと同じ開発者さんが手掛けたものになります。
「検証withAI」と「トレーニングMAX」と言うことで、両者ともに名前が似ている上に、過去のチャートを動かすことが出来るなど、出来ることも似通っているように見えます。
そのため、私自身も販売ページを見ただけでは「一体何が違うのか?」があまりよくわからず、実際に購入して使ってみて各ツールの目的や違いが理解できました。
そこで本記事は
- ワンクリックFX検証withAIとは何か?
- 一体何が出来るのか?
- ワンクリックFXトレーニングMAXを始めとした他の練習ツールとの違い
- メリット・デメリット
- どんな人に向いているのか?
といった内容を中心にご紹介していきたいと思います。
過去の相場をリアルタイムのように動かしてトレードの練習をしたい方はワンクリックFXトレーニングMAXやTrade Trainerをお勧めします。
動画もありますのでご覧ください。
Contents
検証と練習の違いについて
まず検証と練習の違いについて定義しておきたいと思います。
トレード手法の優位性を確認することを検証、トレード経験を積むために仮想売買することを練習と呼びますが、呼び方にコレといった決まりはありません。
私自身も両者を混同して検証/練習という用語を使ってはいますが、本記事においてはツールの機能の誤解を防ぐために検証と練習については以下のように定義します。
- 検証:実際に行ったトレードの見直しのこと
- 練習:過去のチャートを利用して仮想売買、疑似売買すること
この定義はあくまでも本記事の中だけです。
ワンクリックFX検証withAIとは何か?
ワンクリックFX検証withAIは実際に行ったトレードを振り返って検証するためのツールです。
MT4から取引履歴を読み込むことで、当時のエントリーやエグジットポイントを、先が見えない形で再現しながら動かすことができます。
過去のトレードポイントまでワンクリックでジャンプしてローソク足を進めることが出来たり、他の通貨ペア・時間足のチャートを同期して、経済指標の時間を確かめたり・・・と、当時の状況を再現しながらトレードポイントを検証することが可能です。
ストラテジーテスターを使わないために巻き戻しも可能で、超お手軽に起動して検証できるのが本ツールのメリットです。
単に過去のチャートを動かして仮想売買もできますが、それが目的であればワンクリックFXトレーニングMAXやTrade Trainerの方がおススメです。
ワンクリックFX検証withAIで出来ること・出来ないこと
まずはワンクリックFX検証withAIで出来ることと出来ないことについてまとめます。
- MT4内の取引データを読み込んで当時の値動きを再現しながら検証できる
- MT4で使用できるインジケーターなら表示可能
- 過去の決済ポイントまでワンクリックで飛べて巻き戻し可能
- 他の通貨ペアや時間足も一緒に同期して動かせる
- 過去のチャートを使って簡易的な練習ができる
- 検証履歴を途中で保存できる
- トレード履歴をAIに読み込ませて分析できる(要Chat GPT)
- 他の練習ツールのように足の動きを細かく再現できない
- 簡易練習の統計等は出せない(ChatGPTに読み込ませれば可能)
ワンクリックFX検証withAIは、トレード履歴の検証だけでなく、過去のチャートを動かして売買の練習をすることが可能ですが、専用の練習ツールと比較すると機能は劣ります。
しかし、超お手軽に過去のトレードポイントを表示して検証したい場合には役立ちます。
ワンクリックFX検証withAIの使い方
それではワンクリックFX検証withAIの使い方及び詳しい機能についてご紹介していきます。
チャートに設定する
本体であるEAの認証をしたら、検証したい通貨ペアのチャートを開いて定型チャートを呼び出すだけで準備完了です。
わざわざストラテジーテスターを立ち上げる必要が無いのが特徴です。
最初はチャート左上に小さなパネルが表示されるだけですが、ボタンをクリックすると操作パネルが展開される仕組みになっています。
また、デフォルトのテンプレートではボリンジャーバンドや移動平均線を表示するインジケーター等が一緒に入っています。不要な方は削除しても良いですし、好みのインジケーターを追加で表示することも可能です。
トレードデータを読み込む
パネルの左下のFnボタンをクリックして、Load HisをクリックするとMT4内の取引データを読み込んで、トレードした個所をラインで示します。
「<<」ボタンをクリックすると、直前のトレードポイントまでジャンプ、「>>」のボタンをクリックすると次のトレードポイントまでジャンプします。高速でトレードポイントをチェックしていきたい時に役立ちます。
また、パネルの「1>」を押すと足が1本戻り、「>1」を押すと足が1本進みます。
他にも自動でチャートを動かす機能もあり「>」を押すと足が自動で進みます。速度も調整可能です。
このようにすることで、エントリーポイントから決済ポイントに至るまでの相場の値動きを再現しながら検証が出来るわけです。
足の進みについてはキーボードにも対応しており、デフォルトでは以下のキーで操作可能です。
- 1本戻る:A
- 1本進む:D
- 10本進む:w
- 10本戻る:s
- 前の決済へジャンプ:Q
- 次の決済ジャンプ:E
- 再生/一時停止:R
マルチタイム・マルチ通貨ペアで検証する
本ツールは他のチャートも一緒に同期して動かすことができます。
下のチャートは左からユーロドル1分足、ユーロドル15分足、ドル円5分足を同期して動かしています。
動かせるのは1分足単位ですが、一気にジャンプしたり、巻き戻したりが可能です。
これを利用することで、ポジションを取った時の相場の状況がより詳細に再現できるのは大きなメリットです。
当時の指標を確認する
テンプレートに付属するインジケーターには経済指標のあった足に縦線を引くものがあります。
このラインの上にマウスのカーソルを当てると、何の指標があったか、その重要度を表示します。
さらにライン上をダブルクリックすると、ブラウザが立ち上がって「みんかぶ」の当時の指標ページに飛びます。ここで指標の予測値や結果について確認できます。
経済指標もトレードでは忘れてはいけない重要な情報ですので、これも考慮した上で検証できるのは便利です。
過去のチャートで疑似売買する
パネル上のSELLやBUYのボタンをクリックすると、過去のチャートで疑似売買(練習)もできます。
これも便利な機能ではありますが、以下のようなデメリットがあります。
- 足1本単位でしか動かせない
- 成行注文しかできない
- 練習結果をストラテジー結果のように出力できない
このような弱点がありますので、過去のチャートでガッツリとトレードの練習がしたい場合はワンクリックFXトレーニングMAXやTrade Trainerをお勧めします。
本ツールにおける疑似売買機能はあくまでもオマケ的なものと考えたほうが良いでしょう。
AIを使って結果を分析する
ワンクリックFX検証withAIでは、取引データや練習データをAI向けに出力することができます。
このデータをChatGPTに読み込ませることで、トレードの助言がもらえたり、統計を出すことができます。
使用するのはChatGPTの専用のAI(AI相澤良介)です。
以下がChatGPTから得られたグラフ及びアドバイスです。
このグラフは各トレードの損益の分布と頻度についてまとめたものです。
ChatGPTに「損益の推移をグラフにして」と指示したら、以下のようなグラフも出してくれました。
正直な所トレードに関するアドバイス自体はありきたりなものですが、取引データを様々な形でグラフ化したり、統計処理する分には役立つと思います。
ワンクリックFX検証withAIで表示するチャートについて
ワンクリックFX検証withAIで表示するチャートは、「過去の値動きを再現して動かしている」というよりは「先の値動きを黒く上塗りして先が見えないようにしているチャート」になります。
そのため、メインのチャートではローソク足自体は確定ベースで進みはするものの、表示しているインジケーターによっては1本先の動きも表示されることがあります。
以下はボリンジャーバンドを一緒に表示したものですが、次の足が確定した時点でのバンドも一緒に表示されてしまっています。
ローソク足やボリバンの状況から現在はレンジ相場ですが、一つ先のボリバンを見ると明らかに開いていますので、「次の足はブレイクしている!」と勘繰ることできます。
実際に次の足ではこのようになっていました。
このように、インジケーターによっては先が読めてしまう局面がある点は要注意です。
ワンクリックFXトレーニングMAXとの違い
ここまでワンクリックFX検証withAIについてご紹介してきました。
大体どんなものか分かってもらえたかと思いますが、あくまでも本ツールの一番の目的はMT4で行ったトレードの振り返り(検証)を効率よく行う事です。
トレードした時の状況をお手軽に再現して確認しながら検証できる点に価値を感じることが出来る方にお勧めします。
過去のチャートを動かしながら疑似売買(練習)することも可能ですが、成行注文のみが可能で、チャート自体も少し癖がある点を考えると、この機能はあくまでもオマケ的に考えておいた方が良いでしょう。
一方でワンクリックFXトレーニングMAXはトレード練習用のツールです。
ストラテジーテスターを利用して過去の値動きを詳細に再現できますし、様々な注文方法に対応しています。
練習に特化したツールが欲しい方はワンクリックFXトレーニングMAXをお勧めします。
個人的には、MT4を使って取引している方であれば、2つのツール両方を持っておいても損は無いかなと思います。
- ワンクリックFX検証withAIを使って、より手軽に過去のトレードポイントを検証する。
- ガッツリ練習したい場合はワンクリックFXトレーニングMAXを使う。
似ているようで機能の差別化は出来ていると思います。
ワンクリックFX検証withAIがオススメできる人
- MT4を使ってトレードしている人
- 過去のトレードポイントをしっかりと検証したい人
- マルチタイム・マルチ通貨ペアで検証したい人
- トレードポイントをAIを使って分析したい人
本ツールは、MT4を使ってトレードの発注をしている人が対象です。
MT4はチャートの監視だけで、発注は他のツールを使っている方には向きませんのでご注意ください。
MT4で発注している方で、過去のトレードの振り返りが効率よく行える点に価値を感じられる方に強くオススメできます。わざわざストラテジーテスターを立ち上げる必要もなく、パパっとトレードポイントをチェックできるのは本当に便利です。
逆に過去のチャートを動かしてトレードの練習がしたい方は専用ツールであるはワンクリックFXトレーニングMAXやTrade Trainerをお勧めします。
当サイトからの特典
シグナル矢印化ツール
これは同じ販売者さんが1500円で販売しているツールで、サイン型インジケーターのマルチタイム化など非常に優れた機能を持っています。
シグナル矢印化ツールとワンクリックトレーニングMAXを組み合わせることで、お持ちのシグナルツールのサインが出たところで自動エントリーさせることも可能です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
タッチを矢印に変える 【ArwByLine】廉価版
トレンドラインや水平線タッチでサインを出すインジです。
MT4/MT5の描画革命【ClickDrag】
1,000円で販売されているMT4やMT5のチャートで簡単にラインを引けるツールです。
詳しくは以下をご覧ください。
クリック&ドラッグだけでラインが描画できる「ClickDrag」
次のロウソク足へのカウントダウン【countdown】
1500円で販売されているツールで、現在の足が確定するまでの残り時間を示します。
無料でも類似のツールはありますが、カウントダウンが遅くなったり、一時的に止まって、一気に進む・・・といったことが頻発します。
しかしこのツールはより正確に残り時間をカウントダウンします。
バイナリーオプション取引をされている方にオススメします。
Lineにメッセージと画像を送る【Msg2Line】
MT4やMT5のテキストボックスからLineにメッセージを送ります。
その時のチャート画像も一緒に送信できます。
Lineは自分だけでなくグループにも送信可能です。
トレード画像を自動で保存!【TradeSnap】
1,000円で販売されているツールです。
このツールを入れてトレードすると、エントリーと決済のタイミングで自動でチャート画像を保存してくれます。
モニター全体を保存することもできますので、マルチタイムでチャートを見ている方もその時の相場の状況を後で細かく再確認できます。
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