ピボットを表示するMT4インジケーター12選をご紹介!

今回はピボットを表示するMT4インジケーターをご紹介します。

ピボットは完全無裁量で当日に意識されやすいレートが分かるということで、主に海外のトレーダーからよく利用されている指標です。

かなりメジャーなインジではありますが、残念ながらMT4には最初から入ってはいません。

しかし、今回ご紹介するカスタムインジケーターを入れることで高機能なピボット表示型のMT4を簡単に導入できます。MT4でピボットを使ってみたい方は是非ご覧ください。

ピボットとは

ピボットとは、ジョン・ウェルズ・ワイルダーJr氏によって考案された指標です。

ジョン・ウェルズ・ワイルダーJr氏(1935年6月11日-2021年4月18日)は、他にもATR、ADX、RSI、パラボリックSARなどを考案し、テクニカル分析の発展において多大な貢献をした伝説級の人です。ジム・スローマンなる人物からアダムセオリーを100万ドルで購入し、世に広めたこともでも有名です。

ピボットは主に日足の前日の値を利用して、当日意識されやすい価格を求める指標です。(日足を利用したピボットはデイリーピボットと呼びます)

ピボットはピボットポイント(PP)とその上下にあるS1~S4、R1~R4のラインで構成され、それぞれがサポレジラインとして機能します。

この特徴を利用して

  • ラインのブレイクを狙う
  • ラインからの反転を狙う
  • ラインを利食いターゲット・損切り値に設定する

といった使い方に適しています。

また、S3やR3以上をブレイクすると、その日は既にかなり相場が進んでいると判断してそれ以上の順張りエントリーを避ける・・・といったフィルタリングにも使えます。

ピボットの種類について

「ピボット」には主に以下の5種類があります。

  • Classical(Floor)
  • Camarilla
  • Fibonacci
  • Woodie
  • CPR

どれも計算方法が異なりますが、一番メジャーなのがワイルダー氏の考案したオリジナルの「クラシカルピボット(フロアピボット)」です。

次にフィボナッチピボット、カマリリャピボットの順番で有名ですが、とりあえずはオリジナルを利用されることをお勧めします。

本ページでご紹介するインジケーターの全てでクラシカルピボットの表示が可能です。
中にはそれ以外のピボットも選択できるものもあります。

各計算式については、以下のサイトが参考になります。

PivotPoints.All-In-One

一番オススメなのがPivotPoints.All-In-Oneです。
名前の通り、必要な機能は全て揃っていますので、初心者から上級者まで満足できるインジです。

このインジでは、ピボットの種類、計算期間、表示方法など多くの点でカスタマイズ可能です。

特に表示方法については、下のように当日だけを表示したり、過去の分も表示したりと用途によって使い分けできます。

「とりあえずピボット系のインジが欲しいなぁ・・・」と思う方はコレをダウンロードしておきましょう。

Pivot_Points_Lines_v1.3 BT 1.01

前述の「PivotPoints.All-In-One」と双璧を成すと個人的に思うインジです。

何と7種類のピボットの表示に対応しており、それぞれのラインについて表示・非表示が選択できます。

例えば、フロアピボットのS1とR1は非表示にして、それ以外のライン(S2~S4、R2~R4、PP)は表示する・・・・といったことが可能です。

このため、チャートがラインでゴチャゴチャしやすいピボットであっても、必要なラインだけを表示できるので、他のインジケーターと併用しても邪魔になりません。

しかも、計算期間は自由に選べますし、チャート左上のボタンをクリックすれば、ピボット全体の表示のオンオフが可能です。

全体として見やすいデザインですので、人によってはコレが一番!と思うかもしれません。

All_Pivot_Points_Notif

ピボットを表示し、価格が各ラインに到達したらプッシュ通知が出来るインジです。

プッシュ通知については、どのラインに到達したら通知するかが細かく設定できますので、ピボットを意識している方にお勧めです。

ピボットの種類については、クラシック、フィボナッチ、カマリリャ、ウッディ、デマークの5種類から選択可能です。

Pivots_Multi_MTF

シンプルで見やすいインジです。

4種類のピボットから選択出来て、過去の値動きの分についてもピボットラインを表示しますので、ピボットの検証にも使えます。

MTFの名前の通り計算期間も選べて、開始時間も決められるので、MT4のサーバー時間とは異なる時間からスタートするピボットを計算したい場合に便利です。

ライトユーザーからヘヴィユーザーまで幅広くカバーできるインジです。

pivot-star-indicator

5種類のピボット、時間足指定のピボットが表示できます。

表示は当日のみですが、チャートの右側に各ピボットレベルのレートを示し、現在のレートがどのレベルをブレイクしているのかが一目で分かるようになっています。(>>が表示される)

また、設定で前日の高値と安値もライン表示可能です。

@@@Auto Pivot2 button 1.03


日足(デイリーピボット)、週足(ウィークリーピボット)、月足(マンスリーピボット)の3つのピボットを同時に表示できるインジです。

3つのうち、どれか一つだけを表示することも可能ですので、トレードスタイルによって幅広く使えると思います。

チャート上の「Pivot」のボタンのクリックで表示のオンオフが可能だったり、ピボットの時間足によって色やラベル表示が変わるので見やすくて使いやすいです。

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ピボットラインとミドルピボット(M0~M5)を表示するインジです。

ミドルピボットとはピボットラインの中間の値のことで、M0~M5の意味合いは以下の通りになります。

  • M5 = (R2+R3)/2
  • M4 = (R1+R2)/2
  • M3 = (P+R1)/2
  • M2 = (P+S1)/2
  • M1 = (S1+S2)/2
  • M0 = (S2+S3)/2

また、この中でM1とS2、M4とR2の価格帯は強いサポレジとして色が塗りつぶされます。

更にはこのインジでは各ラインやにタッチしたら通知してくれる機能も付いていたり、ボタンクリックで表示がオンオフ出来たりと機能も充実しています。

Forex Pivot MT4 Indicator

当日のピボットに加えて当日の日足の状況も一緒に表示するインジです。

日足の形成状況が見えるのは結構便利で、当日の動きがより分かりやすくなります。

他にも前日の高値安値にラインを引いたり、フィボナッチピボットを同時に表示したりと面白い機能が付いています。

sdx-tzpivots

当日のピボットの計算に使われる前日の期間に縦線を引き、当日の開始時間からピボットを表示します。

表示できるのは当日のピボットのみですが、個人的にはとても見やすいと感じます。

このインジでは、通常のピボット以外にも、以下の指標が同時に表示できます。

  • 前日の高値安値
  • Sweetspotの表示
  • 前日の高値・安値を使ったフィボナッチリトレイスメント
  • カマリリャピボット

ピボットだけでは物足らない方にオススメします。

CandleFibo-v3.1

ローソク足をクリックすると、その足のピボットを表示するインジです。

過去の足に遡って手軽にピボットが確認できます。

マルチタイムにも対応していますので、上位足のピボットも表示できます。

ferrufx-info-indicator

当日のピボットのレートをチャートに一覧で示すインジです。

他にも1日の平均的なレンジ幅や現在のトレンド方向、現在のポジション具合などの情報も一緒に表示してくれます。

ピボットだけでなく相場全体の情報を知る際に便利です。

TT-HL_DASH-BT

多くの通貨ペアのピボットのレートを一覧で示すインジです。
その他にも各通貨ペアの当日高値・安値、現在の価格も表示します。

通貨ペア名をクリックすると、チャートがその通貨ペアに切り替わり、ローソク足の高値と安値からはファンタイプのオブジェクトも一緒に表示されます。

これだけ情報量の多い一覧とローソク足チャートの相性は決して良くはありませんが、チャート上にボタンをクリックすることで一覧の表示のオンオフが可能です。

マルチ通貨ペアで価格や高値・安値、ピボットを確認する際に使えます。

このインジをチャートにセット後、反映されるまでに少し時間がかかります。

 

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