2020年より、Twitterで相場環境分析を始めました。
主要通貨ペアをメインに、日足と4時間足について相場環境の解説をしているのですが、結構ご覧になっている方も多く、おかげでフォロワーさんも増えています。
ユーロ円日足分析
現状は大きな下げから反発して上昇している。
安値を更新する前の高値を上抜けてはいないが、直近の動きは高値安値を切り上げている。昨日の足は大陽線。もう一度122.650~123.167のゾーンにトライできるか? pic.twitter.com/nk6IjmbTm9
— 正太郎 (@shotaro_forex) January 7, 2020
その中で、どういったやり方で相場環境を見ているのかについての質問をよく頂きます。
そこで今回は私のTwitterでの相場環境分析の方法について解説します。
そのため、本ページでご紹介するインジケーターを使って分析をしてはいませんが、参考になると思いますので是非ご覧ください。
Contents
インジに頼る相場分析
Twitterでの相場環境分析をやるにあたって、一つルールを作りました。
それが、「全部インジケーターを利用して相場分析をする」です。
Twitterでの相場分析の情報は、全てインジケーターから得られた情報のみでやっています。
そのため、非常に客観性の高い相場分析になっていると考えていますし、言ってみれば「誰でもできる再現性の高い相場分析方法」になります。
一般的に相場環境は、以下のような理論やテクニックを利用します。
- ダウ理論
- サポレジライン
- パターン
- ローソク足のプライスアクション
- フィボナッチ
- ハーモニック
- etc
どの理論やテクニックを使用するかについては、人によって異なるとは思いますが、多くのケースでこれらの相場環境認識の方法は、利用者の裁量が入ります。
具体的には自分で相場の波を捉えるためのラインを引いたり、どの辺が意識されやすいかのサポレジラインを引いたり・・・と、トレーダーによって注目するポイントが微妙に違うのです。(ここがトレーダーの腕の見せ所でもあります)
しかし、このような超裁量型の相場分析方法は初心者の方にとっては難易度が高いです。
そこで、相場環境を分析するのに使えるインジケーターを組み合わせて使っていけば、誰でも簡単に、できるだけ裁量を減らした形で相場分析ができるんじゃないか?と考えて、私なりにインジを利用した相場環境分析をtwitterにアップしています。
ローソク足だけを表示させてトレードする「完全裁量派」の方の中にはインジケーターを全否定する人もいますが、本当に有効なインジを使えば、相場分析の労力も減り、更には再現性の高い相場分析が可能になります。
「インジケーター」は過去の動きを平均化するだけのもの、というステレオタイプの考えは捨てましょう。
現在は、特定のプライスアクションを自動で認識したり、サポレジを教えてくれたり・・・と優れたインジが沢山あります。
これらを上手に組み合わせて行けば、精度の高い相場環境分析ができるのです。
相場全体の流れやサポレジを見るインジケーター
それでは私が相場分析で使用しているインジケーターをご紹介します。
まずは相場全体の流れやサポレジを見るインジからです。
S-TYPE ZigZag
「ロンドさん」の作成されたインジです。
ZigZagよりも大局的に相場の波を捉えることができるこのインジは、相場環境の認識に非常に役立ちます。
直近の波の状態から、現在のトレンド状況が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのかが色で分かるようになっており、過去に相場が止まったレートには水平線が自動で引かれます。
これを利用するだけで、相場の状況や目立ったサポレジが一目で分かってしまう優れたインジです。トレード初心者にも使いやすいのが良いですね。
今回ご紹介するインジの中で一つだけ選ぶとするならば、私はS-TYPE ZigZazを選びます。
Shved_supply_and_demand
自動でサポレジゾーンを認識するインジです。
しかも、そのゾーンがどれくらい重要なのか、過去に何回反発したのかが表示されます。
この手のインジは他にも色々とあるのですが、個人的にこれがシンプルで使いと思っています。
二つのインジを一緒に表示させる
上記の「S-TYPE ZigZag」と「Shved_supply_and_demand」を一緒に表示させると以下のようになります。
「S-TYPE ZigZag」と「Shived_supply_and_demand」は相性が良く、多くの場合でS-TYPE ZigZagのラインとShved_supply_and_demandのゾーンが被ります。
被る価格帯は当然意識されやすいレートと考えます。
全てが被るわけではありませんが、ラインとゾーンを見ることで、価格帯がどれほど重要なのかを把握できますし、次にどのレートを目指すのか、どこまで下げてきたら反発するかも見えてきます。
パターン認識型のインジケーター
price-patterns
オーソドックスなパターン認識インジです。
このインジでは以下の9つのパターンを人氏kします。
- 三尊
- 逆三尊
- ダブルトップ
- ダブルボトム
- トリプルトップ
- トリプルボトム
- トライアングル
- ライジングウェッジ
- フォーリングウェッジ
パターン認識型は他にもマニアックなものもありますが、最もメジャーなパターンを認識できるインジを採用しています。
semafor+123Triangles
価格のトライアングルを認識してくれるインジです。
ダウ理論の第2波までを表示して、1波の高値や安値にラインが引かれて、そのレートをブレイクしたらトレンド発生と考えます。
このブレイクしてきたラインは重要ですし、その後も意識されることがよくあります。
また、このインジではフィボナッチも表示出来るので重宝しています。
Auto Candlestick Patterns
ローソク足1本~2本からなるプライスアクションを認識するインジです。
このようなプライスアクションはその後の値動き数本分の予測に役立つと考えて利用しています。
特にサポレジラインから反転を示すパターンが出現したときには、その精度が上がります。
インジだけでも相場分析は可能
今現在は主に上記5つのインジを利用して相場分析をしています。
(ハーモニックは貯蔵庫ではご紹介していないものを利用しています)
今後は他にも追加して更に多角的な相場分析をしていきたいと考えています。
ただ、多すぎる情報が必ずしも分析精度の向上に繋がるわけでもないので、相場に合わせた形で利用していくつもりです。
この分析は私自身のトレードでも利用しますし、相場分析が苦手な方や初心者の方に「どうやってやっていけば良いのか?」といった疑問に対してお役に立てれば幸いです。