またまたクロスリテイリング社からの新作です。
最近は月に1.5個くらいのペースで商材を出しており、「何をそんなに急いでいるんだ?」と不思議に思います。(実は現在もFX-Katsu氏の新商材であるZone Scal FXトレンドクロス+8)のプロダクトローンチ真っ最中です。)
商材というのは、ハイペースで出せば出すほど売れるものなのでしょうか?
個人的には競合するようにも思えますし、それまでの購入者に対して不誠実にも感じられるのですが・・・。
さて、今回のGo!Go!!スキャルFXの講師を勤めるのが若干20歳の本田浩輝氏。
クロス社の講師陣に新たなトレーダーが加わったようです。
本田氏は、中卒・元ヤン・ブラック企業勤務ながらもFXだけで年収4,000万円を稼ぎ出すトレーダーとのこと。プロダクトローンチの動画では「クロスリテイリング史上初めてレベルの大事件」の手法と宣伝されています。
ついこの間のFX-Katsu氏のゾーンスキャルでは「クロスグループの中で最も衝撃的な手法」とされていましたが、それから一ヶ月ちょっとで「史上初めてレベルの大事件」の手法が誕生したようです。ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーと同じく全く信用できません。
Go!Go!!スキャルFXは、1分足でエントリーしたら3分後に決済を行う時間決済を取り入れたトレード手法です。ちょっとバイナリーっぽいですが興味深いですね。
Contents
新講師・本田浩輝氏について
クロス社の講師陣の1人であるダイスケ氏が「若いけど凄いトレーダーがいるよ」という事でFX-Jin氏に紹介されたのが本田浩輝氏。
現在は兼業トレーダーながらもFXで年間4,000万円稼ぐそうです。
これが本当ならばかなり凄い事ですが、彼のトレード実績についてはセールスレターでは明らかになっていませんので、信憑性は低いと言わざるを得ません。
Go!Go!!スキャルFXのプロモーションやセールスレターでは、本田氏のことを「中卒、元ヤン」といった過去を不必要に取り上げて、「中卒でも元ヤンでも稼げるんです。人生を変えられるんです!今度はアナタです!」といった感じのアピールになっています。今回の商材は、もしかすると若い人をターゲットにしているのかもしれませんね。
そんなこともあってか、プロダクトローンチサイトではこんな刺青まで披露しています。
わざわざモンモンを出す必要はないと思うのですが・・・。
Go!Go!!スキャルFXロジックについて
Go!Go!!スキャルFXは1分足を使うスキャルピング手法です。
対象通貨ペアはポンド円、ドル円、ユーロ円、ユーロドルの4つ。
手法としては順張りも逆張りも取り入れたエントリーをしますが、最も特徴的なのが「どんなエントリーでも3分過ぎたら、含み益だろうが含み損だろうが決済する」というルールです。
この時間決済のルールはなかなか面白くて、長期間ポジションを保有するのが苦手な人や損切りが苦手な人にとっては、精神的な負担の減るやり方でもあります。
私もトレード手法の一部に時間決済ルールを取り入れており、その詳細については過去に記事にしています。少々上級者向けですが、参考になるかと思います。
使用するインジケーターについて
Go!Go!!スキャルFXは、サイン型のインジケーターをベースにしてトレードしていきます。
RSIとビクトリーライトというオリジナルのインジを組み合わせて、条件が揃ったときのみでローソク足上にエントリーシグナルが点灯します。
エントリーしたら3分後に決済ですので、ルールとしてはシンプルです。
しかし、裁量を入れることを推奨していることから、暗にシグナルに従うだけでは勝てないことを示唆しています。その裁量判断に用いるインジケーターが2種類あります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドを用いた裁量では、バンドのエクスパンション時に順張りをしていくやり方と、バンドがレンジになってきた時には逆張りを仕掛けるやり方が紹介されています。
セールスレターやプロモーション動画ではこのやり方が簡単で視覚的にわかりやすい書かれてはいますが、当然ダマシもありますし、バンドの状態からレンジとトレンドを見極める判断も難しいと思います。
このポイントの解説がどれだけしっかりしているかどうかで、この商材の価値が決まってくるでしょう。
一目均衡表
一目均衡表では基準線と転換線のクロス具合をエントリーフィルターとして利用します。
こちらの方がボリバンよりはハッキリとしていますので、使いやすいとは思います。
とは言っても、一目も完璧ではありません。
勝率90%以上は望めるモノではないと考えるべきです。
裁量「ありき」の手法だろう
セールスレターでは「3分ごとに利益が増え続ける」「勝率92%」と凄いことが書かれていますが、販売元があのクロスリテイリング社の商材ですから、誇大表現であることに間違いはありません。
そして、MT4用のサインツールが付いてはいるものの、それだけでは不十分で、他のインジケーターを併用して裁量を入れる必要があります。本当に裁量無しならば、クロス社のことですから、そのことをセールスレターで嫌と言うほど誇張してくるはずです。(無裁量をアピールしても実際は裁量ありきの商材ばかりですし。)
ただ、3分決済というルールはバイナリー用を除けば珍しいのは事実です。
この3分決済ルールに興味があって、既にボリバンを利用している方であれば、悪くない手法かもしれません。
中卒でも出来たんだから・・・・
今回の商材のアピールポイントは、手法そのものというよりは、「中卒、元ヤンで傷害事件まで起こした問題児でも、こんなに成功してお金を稼いで、迷惑をかけた親孝行まで出来た」という点にあると思います。
つまり、良い表現ではありませんが「底辺でも稼げる手法だから、アナタも簡単に利益がだせる!」と言っているわけです。
しかし、その分だけ技術が求められる世界です。
本田氏が本当に稼いでいるのであれば、相応の努力をして技術を身につけたはずです。
その技術を「ロジック化」したからといって、誰もが簡単に、そして即座に利益が出せるようになるわけではないことは理解しておいた方が良いでしょう。
4000万円を実現・・・。
それが本当かどうかをしっかりと考えたうえで購入を考えるべきです。