2つのFVGを利用して反転を狙うトレード手法を解説!

今回はFVGを利用したトレード戦略を解説します。

FVGの性質や考え方についてはこれまでにも色々と解説していますが、FVGを意識するだけで、チャートの見方やトレード戦略の幅が大きく広がるのは間違いありません。

今回解説するのはトレンド転換後にFVGが強いサポートやレジスタンスになるケースです。

これを知るだけで、新たな反発ポイントが見えてきますし、エントリー判断にも利用できます。
また、応用することで非常に強いオーダーブロックも分かるようになります。

チャート分析の総合力を引き上げられると思いますので、ぜひご覧ください。

動画版もあります。

2つのFVGを利用するトレード戦略の概要

では早速FVGを利用したトレード戦略の概要から解説します。以下はロングエントリーパターンです。

エントリーまでの流れとしては逆三尊のチャートパターンと類似しています。
しかし、逆三尊よりも条件が厳しくなります。

流れとしては途中までは下降トレンド。
オーダーブロックなどで底を打ってから勢いよく反発して下降トレンドを終了後、その押しでエントリーします。

その流れの中で、下落するポイントとその後反発して上昇するポイントの2つでFVGが生じることがエントリーの条件です。

ロングエントリーパターン

ではロングエントリーパターンを詳しく見ていきましょう。

  1. 下降トレンドの下げの中でFVGが出現
  2. 戻しの中でFVGに入り込む(この高値を戻り高値とする)が、更に安値を更新
  3. その後、オーダーブロックなどで反発上昇、戻り高値をブレイク、この過程でFVGが生じる
  4. 戻り高値をブレイクする一連の上昇の中で生じたFVGまで押したらロング

では実際のチャートでエントリーまでの流れを見ていきましょう。

このチャートでは下降トレンドの最中です。
下げの中でFVGが生じ、次の足ではヒゲだけがFVG内に入り込みましたが、更に安値を更新しています。

この程度の戻りでも、FVGに入り込んだと判断して、戻り高値と判断します。

次のチャートです。

先ほどのチャートから足が3本ほど進んで、更に安値を更新しましたが、途中で大陽線が出て大きく反発しました。

その上げで、FVGに入り込んだ高値(戻り高値)をブレイクし、新たにFVGも生じています。2つ目に生じたFVGは1つ目のFVGと近い価格帯にあるほど優位性が上がります。

エントリーは2つ目のFVGまで押してきた所となります。
(ダマシを避ける場合は、FVGに到達して反発の動きを見せたところで入ることをお勧めします)

その後のチャートです。

FVGまで吸い寄せられては反発を繰り返して大きく上げていきました。
利食いターゲットとしては次のオーダーブロック、リスクリワード2~3倍程度の所で行うのがオススメです。

ショートエントリーパターン

次はショートエントリーパターンです。
考え方はロングの逆となります。

  1. 上昇トレンドの上げの中でFVGが出現
  2. 押しの中でFVGに入り込む(この安値を押し安値とする)が、更に高値を更新
  3. その後、オーダーブロックなどの反発しやすい価格帯で下落、押し安値をブレイク
  4. 押し安値をブレイクする一連の下落んの中で生じたFVGまで戻したらショート

では実際のチャートでエントリーまでの流れを見ていきましょう。

このチャートでは上昇トレンドの最中です。
上げのでFVGが生じましたが、押しの中でFVGの中に少し入り込んで高値を更新しています。

次のチャートです。

先ほどのチャートから足が3本ほど進んで、一気に下落して押し安値を割りました。

下落の最中にはFVGも生じていますので、このFVGまで戻して来たらエントリーとなります。

その後の値動きです。

FVGまで吸い寄せられては反発を繰り返して下げて行きました。

 今回のように目立った高値安値を付けた次の足で生じたFVGの場合、FVGの上がオーダーブロックになりますので、オーダーブロックまで到達して反転することも考えておいた方が良いでしょう。

エントリー例をご紹介

それでは直近の相場で出現したエントリー例をご覧ください。
複数の時間足で出現したパターンを出しています。

USDJPY

典型的なショートパターンです。

このケースでは底を付けた次の足が目立ったFVGとなっています。

このような場合だと、すぐ下が強いオーダーブロックとなりますので、FVGを一時割ってから反発することがよくあります。

逆に言えば、このオーダーブロックは反発する可能性が非常に高く、自信を持ってエントリーできるポイントと言えます。

押し安値を割ってから少しレンジが続きましたが、その後に生じたFVGで反発が見られました。

上昇と下落でほぼ同じ価格帯でFVGが生じています。
視覚的にも見つけやすいポイントです。

下に一気にブレイクした後の戻りを狙えるポイントでした。

EURUSD

明らかに大きなFVGを作った大陽線まで戻して反発しています。

このケースでは2つのFVGのうち、下の方で反転しました。

どちらで反転するかの見極めは難しいですが、私が見た感覚としては上昇のFVG(一番左)と近い価格帯にあるFVGの方が機能しやすいように感じます。

FVGを上抜けましたが、FVGの上はオーダーブロックになっていますので、すぐさま下に下げて行きました。

2つのFVGの価格帯がほぼ同じです。
やはりこのようなところは見つけやすく、勝ちやすいです。

GDPUSD

FVGを少し上抜けてオーダーブロックに到達しましたが、すぐに下げて行きました。

勢いよく下落してFVGが生じて下げるもV字反転して急上昇。
同じ価格帯で目立ったFVGが生じましたので、その後戻ってきたら反発します。

AUDUSD

FVGの下(非常に強いオーダーブロック)に到達してから反発しています。

ほぼ同じ価格帯でFVGが生じており、上手く機能しています。

まとめ

今回は相場の天井や底付近で出現するFVGを利用するチャート分析方法&手法について解説しました。

ある意味、三尊・逆三尊を応用したやり方になりますが、FVGの条件が追加されていますので、視覚的にも分かりやすいですし、優位性も大きく上がります。

気になった方は、ぜひご自身で検証してみてください。

 

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