ちょっとした工夫で圧倒的にFXの学習効率を上げる方法【元FXコーチが解説!】
FXで稼ぐために勉強をしている・・・。
ネットで色々な情報を仕入れているし、情報商材も買ってみたけど結果が付いてこない。本当にこのやり方でいいのだろうか?

 

真面目にFXに取り組んでいる方の中には、「先の見えない暗闇の中にいて、単にもがいているだけで前に進んでいるのか分からない!」と感じている方も多いのではないのでしょうか?

できる限りこのような状況から打破したいものです。
ここから抜け出すには、効率のいい学習をするしかありません。

今回は、最も効率の良いFXの学習方法について解説します。

最強の勉強法は仕入れた情報を吐き出す(アウトプットする)こと

FXの勉強効率を高めるた方法とは自分が学んだことをアウトプットすることです。
何か情報を仕入れた後に、それをアウトプットしてやることで、情報の定着率は圧倒的に上がります。

人間は元々忘れやすい生き物です。
今日覚えたことも明日には半分以上忘れています。

特に受け身の姿勢で得た情報の定着度は非常に低い事が分かっています。
下の画像はラーニングピラミッドというもので、下に行くほど学習の定着度が高くなること意味しています。

  1. Lecture(講義を受ける):5%
  2. Reading(本を読む):10%
  3. Audiovisual(ビデオや動画で視聴する):20%
  4. Demonstration(実演によるデモンストレーション):30%
  5. Discussion Group(他者と議論する):50%
  6. Practice Doing(実践による経験・体験・練習):75%
  7. Teaching Others(誰かに教える):90%

このラーニングピラミッドを見ると、本やPDFを読んだり、動画を見るだけでは決して効率の良い学びになっているわけではない事が分かります。

人間は受け身で学んだことは忘れやすいのです。
確かに情報を受け取るだけの「受け身」の学習は比較的「楽」ではありますが、それだけでは不十分で実は効率が悪いのです。

逆に他者と議論したり、実践や体験、そして他者に教えるという自分から情報をアウトプットする能動的な行為は定着率が非常に高く、効率の良い学びであると言えます。

もちろん能動的な学習は脳への負担が大きいです。
自分で考えて行動しないといけないわけですから当然と言えば当然ですが、その分だけ記憶に残りやすく理解が深まり、実践的な技術が身につきやすいのです。

FXにおける能動的な学習方法

学習効率を上げるためにはアウトプットが良いことが分かりました。
では具体的にどうやってアウトプットを活かしていくかについて解説していきます。

まずは情報を仕入れる

「アウトプットが良い!」と言っても、吐き出す情報がなければ意味がありません。

そのためにも、まずは自分に合ったFXに関する情報を仕入れましょう。
情報源としてはネット、YouTube、情報商材など様々あります。

また、自分自身で思い浮かんだアイディアも一つの情報です。

検証する

過去のチャートを見てトレードルールやアイディアを検証するのは大切なアウトプットです。

自分自身で能動的にチャートを見て、ルール上のエントリーポイント、手法の勝ちやすいところ、負けやすいところを確認しておくことで自分のトレードポイントがしっかりと頭に入ります。

ただし、単に数をこなすことを目的とした検証では意味がありません。
検証の一つ一つについて頭に負荷をかけなくては、脳に刻み込まれませんので要注意です。

 検証をやっているつもりであっても単に流して満足しているだけの人が多いです。

リアルトレードする

リアルトレードも一つのアウトプットの場所です。
それまで学んできたことを実際に自分のお金をリスクに晒してトレードする事で、より記憶に残る形で学習ができることは間違いありません。

また、トレード中には様々な感情や発想が浮かぶものです。
そういった情報は非常に大切です。

必ずメモ(アウトプット)して、その時感じた事や考えたことをまとめておきましょう。

このリアルトレードは、「トレードで勝つ」と言うよりは自分自身のアウトプットの場、経験を積む場、自分自身から発せられる情報を仕入れる場、という風に考えましょう。

そうすることで、1回1回の勝ち負けに固執せず 結果的に安定したトレードを続けることができるようになるのです。

トレードノートにまとめる

検証やリアルトレードから得られた情報はトレードノートにまとめます。

この時、「自分が分かれば良い」といった書き方ではなく、他人に見せて理解してもらえるように丁寧に文章化すると、更に学習効率が上がります。

裁量トレードをしていると、どうしても感覚的な点が出てくると思いますが、そういったことについても、可能な限り文章化することで、必然的に自分自身の理解度が上がっています。また、後で見返したときに自分がどんな考えをしていたのかがより分かりやすくなります。

また、文章化することで自分自身の矛盾や反論点も見えてきます。
こういった矛盾や反論点に対しても視野を広げていくことで、より市場やトレードに対する理解や洞察が深まっていきます。

トレードノートについては以下を参考にしてください。

トレードノートについては、ブログに書くのもオススメです。

FXは勝てるようになったらもう勉強をやめてもいい?

よく情報商材のセールスレター内で

  • 一生稼げるスキル
  • お金に困ることのない人生

といった文言が出てきます。
では一度勝てるようになったら、もうトレードの学習を辞めてもいいのでしょうか?

もちろんダメです。
これは、プロスポーツ選手、俳優、職人、楽器の演奏者、研究者などの専門職の人たちが、それなりに稼げるようになったら練習や勉強を辞めても良いか?という意味合いと同じになるからです。

そんなわけないですよね。
一流と呼ばれる人たちは常に目標を持って努力を継続しています。

トレーダーの世界で一流とは、勝ち続けられるトレーダーのことです。

ですから、勝ち続けられるようになるためには他の一流と同じように努力を継続しなくてはいけません。

もっと言えば、勝てるようになってからが本当の勝負でもあるのです。

相場は、勝てるようになったから一生安泰という楽な世界ではありません。
勝てるようになった後も、相場の変化に淘汰されないように、常に自分をブラッシュアップしていく必要があるのです。

  「自分は勝てるようになった!」と慢心して、その後、口座資金を吹っ飛ばした人を私は何人も知っています。

まとめ

FXに限らず、どんな学習でもそうですが、自分の学んだことを誰かに説明する形でアウトプットすることは非常に効果が高いです。

この過程で、自分の頭の中がクリアになり更に理解が深まるわけです。

もちろんアウトプットは楽ではありません。負荷が大きいです。
しかし、一度しっかりと自分の中に落とし込めた概念や考えは、そう簡単に忘れることはなくなりません。

効率を求めるのであれば、アウトプットする場を設けてやりましょう。

 

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