今回は、ボタンクリックで表示のオンオフが出来るインジケーターの中で、個人的にお勧めのものをご紹介します。
GMMAやボリバンなどのインジケーターは、相場の情報を多く伝えてくれるメリットはありますが、その存在感がゆえにローソク足自身の値動きが見にくくなるというデメリットもあります。
しかし、今回ご紹介するオンオフ機能を備えたインジを使えば、ボタンをクリックするだけで一時的にインジケーターを非表示にして生のローソク足の動きに着目できるようになります。
他にもボリバンとGMMAで別々にチャート分析したい場合に、両方のインジをチャートに入れて、片方を非表示にして手軽に切り替えて利用することも可能です。
ボタン機能の付いたインジを利用することで、チャート分析の幅も広がると思います。
ぜひお試しください。
Contents
- 1 ボタンオンオフ機能とは?
- 2 mtf_bar_indicator_v1_2 BT
- 3 MAs_MTF_Slope_Color_toggle_v1.31
- 4 guppy ma mtf BT
- 5 Ichimoku mtf alerts.5 Buttons
- 6 bollitoucher_alerts+mtf nmc BT
- 7 Bollinger Band mtf button
- 8 KG Support and Resistance button
- 9 PivotPointsLines_v1.1 button
- 10 MZZ9 button
- 11 High low trend 3.01(mtf + alerts) button
- 12 Round_Number_Levels_on_off
- 13 Market_Sessions BT
- 14 HL_MTF
- 15 Lines_bojack34_v1.53
- 16 @FxArt.Trader_High and Low_DWMQY_MultiButton
ボタンオンオフ機能とは?
ボタンオンオフ機能とは、チャート上に表示されるボタンをクリックするだけで、インジケーターの表示・非表示が簡単に切り替えられる機能のことです。
下のチャートでは、ボタンオンオフ機能を備えた3つのインジケーター(GMMA、上位時間軸のローソク足、ボリンジャーバンド)をチャートに入れて、ボタンクリックで切り替えています。
必要な時にクリックして表示したり、複数のインジを重ねて使ってみたり、不要な時は非表示にしたり・・・といった感じでチャート分析の幅が広がるのが大きなメリットになります。
mtf_bar_indicator_v1_2 BT
上位時間軸のローソク足を重ねて表示するインジです。
この手のインジは上位足の流れと現在の時間足の流れを比較して見られるメリットがありますが、存在感が非常に強いため、それ以外は何もできなくなるデメリットもあります。
しかし、ボタンオンオフ機能が付いたことで、必要な時だけ上位足を呼び出せますので、使い勝手が大きく向上すると思います。
MAs_MTF_Slope_Color_toggle_v1.31
最大6本の移動平均線を表示します。
6本の移動平均線は、それぞれについて時間軸、期間、計算方法、色、適用価格などを細かく設定できるという珍しい機能が付いており、個人的には一番お勧めできるMAタイプのインジです。
さらにこれらのMAをオンオフできますので、使い勝手が本当に良いです。
複数のMAを表示している方に特にお勧めです。
guppy ma mtf BT
向きのよって色の変わるMAを利用してGMMAを表示します。
GMMAを構成する移動平均線については、期間や計算方法などの変更が可能です。
マルチタイムにも対応しているので上位足のGMMAも表示できますので、例えば下のチャートの様に、このインジを2つ導入して、現在の足と上位足のGMMAを表示して相場分析するのも良いと思います。
Ichimoku mtf alerts.5 Buttons
一目均衡表を表示するインジです。
このインジでは、一目均衡表を構成する「基準線」「転換線」「雲」「遅行スパン」の4つそれぞれについて表示のオンオフが可能です。
さらにはマルチタイム機能で上位足の一目均衡表が表示できたり、
- 転換と基準のクロス
- 価格が雲を抜けたところ
- 価格と基準線とのクロス
- 遅行線と転換線のクロス
- 先行スパンAと先行スパンBのクロス
でアラートを鳴らし、メール送信することもできます。
チャート上が複雑になりやすい一目均衡表だからこそ、各ラインのオンオフ機能は重宝するはずです。
bollitoucher_alerts+mtf nmc BT
ローソク足がボリンジャーバンドにタッチしたらサインが出る「ボリタッチャー」にオンオフ機能が付いたインジです。
サインが出たところで逆張りを仕掛けたり、利食いの参考にしたりと用途の幅は広いですし、マルチタイムにも対応していますので、上位足のボリバン&タッチを表示できます。
ボリバン系のインジも、オンオフ機能と非常に相性が良いですね。
複数の偏差のボリバンを同時に表示するインジです。
デフォルトでは1.5~2.618σとフィボナッチ数を意識した偏差のボリバンが表示されますが、これは任意で変更可能です。
こちらもマルチタイムに対応しているので、上位足のボリバンをオンオフして定期的にチェックする際などに役立つと思います。
マルチタイムのサポレジラインを表示するインジです。
デフォルトでは15分足、1時間足、4時間足、日足のサポレジラインを表示します。
デフォルト設定では、時間足が大きくなるほどラインが太くなるため、重要なサポレジラインが視覚的に分かりやすくなるメリットがあります。
この手のインジも存在感が非常に強いため、オンオフ機能が追加されたことで、より便利に利用できるでしょう。
当日のピボットラインを表示するインジです。
表示自体はとてもシンプルではありますが、他のインジケーターと一緒に表示すると邪魔になったりすることもあるため、やはりオンオフ機能との相性が良いです。
他の機能も優れており、様々な種類のピボットを計算出来たり、表示するピボットのラインを伸ばしたりなどが可能です。
1分足~月足までのジグザグを一気に表示します。
(表示している時間足を含め、それよりも大きな時間足のジグザグが全部表示される)
これを使えば大きな波の中にある小さな波が視覚的に分かりますし、相場のフラクタル構造がより理解しやすくなります。
また、相場環境認識に利用したり、ダウ理論に基づいたトレンドフォローのエントリーもしやすくなります。
ハイローバンドとその頂点と底を結ぶラインを表示するインジです。
実質的にジグザグと同じような波を描きますが、トレンド方向によって色が変わる特徴があります。
そのため、トレンド方向のハイローバンドをブレイクした所でエントリーすることで、損小利大のエントリーが可能になります。
マルチタイムにも対応していますので、上位足の表示もできたりと機能は充実しています。
元々が優秀なインジですが、それにオンオフ機能も備わったので、他のインジと組み合わせやすくなりました。
Round_Number_Levels_on_off
ラウンドナンバー(キリバン)に自動で水平線を引くインジです。
チャート左上に100、50、25というボタンが表示され、それぞれをクリックすると、100pips、50pips、25pipsごとに水平線が引かれます。
ラウンドナンバー系のインジもオンオフ機能と非常に相性が良く、必要な時だけにサッと呼び出せることで、他のインジケーター等の邪魔にならないのが大きなメリットになります。
Market_Sessions BT
4大市場の始まりと終わりを表示します。
いつ頃から各市場が始まって終わるのかが分かるのは非常に便利ですが、このインジも他のインジケーターと一緒に表示すると、お互いが邪魔して見えにくくなりますので、ボタン機能の恩恵は大きいと思います。
デイトレーダーやスキャルパーにオススメです。
HL_MTF
複数の時間足の始値や終値をラインで表示します。
表示する時間足は自由に選べる上に、ラインの右側にはどの時間足の高値や安値なのかがラベル付けされて見やすいです。
デフォルト設定ではボタンは表示されませんが、設定内のButton_showをtrueにするとボタンが表示されるようになります。
Lines_bojack34_v1.53
日足以上の時間足の意識されやすい価格をラインで表示します。
表示するラインは以下の通りです。
- 当日の始値
- 日のピボット
- 前日の高値
- 前日の安値
- 週の始値
- 週のピボット
- 前週の高値
- 前週の安値
- 前週の中間値
- 前月の中間値
- Average Range
それぞれについては、設定で表示・非表示が決められます。
このインジも非常に多くの情報をチャート上に示すため、オンオフ機能があることで、より使いやすくなっています。
@FxArt.Trader_High and Low_DWMQY_MultiButton
様々な期間における高値と安値のラインを示すインジです。
HLのボタンをクリックすると、各期間を示すボタンが展開されて、それぞれをクリックするとラインの表示・非表示が可能になります。
各ボタンの意味合いは以下の通りです。
- PreYear:前年
- Yearly:今年
- Pre Quarter:前四半期
- Quarter:当四半期
- PreMonth:前月
- Monthly:当月
- PreWeek:前週
- Weekly:今週
- Yesterday:前日
- Today:当日
各ラインについては名前も付きますので混同することはありません。
スキャル~スイングまでポジション保有期間を問わず役立つインジになると思います。