半年で6億円を失った「貯金3億円男★大先生」の失敗から我々が学べること

当ブログでは、今年の上旬から「何やら凄いトレーダーがいる」ということで貯金3億円男★大先生についてまとめた記事を書いてきました。

⇒2ヵ月で4億5千万円の損失を出したトレーダーが凄い・・・

⇒「貯金3億円男★大先生」その後の資金の変動に迫る!(6月24日追記あり)

彼は2月の上旬までに3億7千5百万円の損失を確定させるも、すぐにNZD/JPNのロングを仕掛け、NZD/JPNのロングポジションを3000万通貨、AUD/JPNのロングポジションを500万通貨保有したままイギリスのEU離脱を問う国民投票結果発表日の6月24日を迎え、急激な下落に飲み込まれてしまいました。

その結果が強制ロスカット。

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3000万通貨保有したキウイ円の平均買値は約75.83円。
チャート上に平均買値を示す黄色い水平線を引いていますが、これを見ると含み損を抱える期間も長く、大先生のツイートからも弱音がこぼれることもありました。

しかし、そろそろ上昇するのでは?と思われた時にまさかのサプライズでイギリスのEU離脱が確定。

急激な円高によってキウイ円もオージー円も暴落し強制ロスカットとなり、合計で1億7911万円の損失が確定

2016年トータルでは6億600万円の損失が確定したそうです。

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大先生のツイッターより

なぜこんなことになってしまったのでしょうか?
今回は彼の失敗から我々が学べることについて考えていきたいと思います。

貯金3億円大先生とは?

貯金3億円男★大先生は2016年の上半期だけで6億円という巨額の損失を出したことで有名となりましたが、もともとは優秀な企業家で、30歳までには6億円以上稼いだ程の実績があるようです。

その後は企業を部下に譲り投資家へ。
ファンダメンタルズ分析を中心に、FXだけでなく様々なジャンルで投資を行って 1億円を3億円までに増やし、ここでも非凡な才能を発揮したそうです。

しかし、彼は思いもよらない事によって足をすくわれました。
それは、「トレードでスリルを味わいたい」という欲望でした。
その欲望によって彼は大金を失ってしまったのです。

6億円を失った大先生のトレード手法

ザイFXに大先生のインタビュー記事があります。
その中で彼のトレードの特徴についてまとめられていましたので、引用させていただきます。

・「上がりすぎ」「下がりすぎ」と感覚頼みの値頃感で売買
・ エントリーは分散せず、ほぼ一点での売買
・ 合計2000万通貨以上を保有
・ 反対方向に動いてもひたすら耐えるのみ。限界まで損切りしない
・ 追証がかかっても入金して耐える

感覚頼みの値ごろ感での売買、損切りしない、追証して耐える・・・。
どれもFXの初心者向けの本ですら「絶対にやるな」と書かれているようなことばかりす。

彼のやり方は「含み損に耐え続ければいつかは利益が出てくる」という考え方になりますが、今回のケースのようにすべてを失ってしまうリスクもあるのです。

ザイの大先生のインタビュー記事を見る限りでは、彼はこんな馬鹿げたトレードを自分で納得してやっていたようです。

その理由は感動、興奮、スリルを求めていたから・・・・。
結果、彼は6億円と言う大金をスリルの対価として支払ったのです。

Win or lose, everybody gets what they want out of the market.
勝っても負けても皆欲しいものをマーケットから得る。

エド・スィコータの名言です。
大先生が欲しかったものはスリル。
確かにマーケットからスリルを得られたことは間違いありません。

トレードはスリルを求めるものではなく、利益を求めるものである

トレードの経験が浅い人は、ポジションを持つとハラハラドキドキします。
これはある意味仕方がありません。慣れていないのですから。

ルールを守れるようになって、何度も何度も取引を重ねると、ポジションを持った時のスリル感は薄れ、トレードすること自体からは 何の楽しみ、喜びも見いだせなくなる傾向があるのは事実です。

この状態こそが勝ち組トレーダーのメンタルに他なりません。
トレードすることはは別に面白いものではないし、現在のポジションに対してことさら強い情熱を持っているわけでもない。そんな状態です。

きっと大先生もかつてはこんな感じでトレードしていたと思われますが、彼にとっては退屈過ぎたのでしょうね。

しかし、トレードで利益もスリルも求めるのは贅沢と言うものです
結局彼は6億円でスリルを買ったことになりました。

1回のトレードで全力投球してはいけない

1回のトレードのリスクは口座資金の5%まで」という文言を見聞きしたことがあるかと思います。

次のトレードで必ず勝てる保証と言うものはどこにもありません。
だからこそ負けたとしてもその次のチャンスで取引できるように余力を残しておくのです。

1回のトレードで全力投球してしまうとなかなか損切れません。
プロスペクト理論が最大限に働いて、含み損が続くという状態に慣れてしまい、あたかも「ぬるま湯」に浸かっているかのように安心してしまうのです。
今が底で、あとは含み益になるのを待つだけだから」・・・と。

こんなものはトレードではなく単なる我慢です。いつか必ず破綻します。

勝ち組になっても罠があることをお忘れなく!

勝ち組トレーダーから6億円の損失を出すトレーダーへ・・・。

これほどの規模のマイナスになる人は少ないでしょうが、実は、ずっと勝てていたのに急に調子が狂って大先生のようになる人が決して珍しいというわけではありません。

私がコーチをしていた塾の生徒さんでも、3年間ずっと勝てていたのに、急にトレードスタイルを変えて全く勝てなくなった人もいます。

現状で勝てることが、将来も勝ち続けられることを約束するわけではないという事を忘れないで、相場を舐めずに取引していきたいものです。

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