- 実際に利益が出せるノウハウで再現性はあるのか?・・・・・7点/10点
- コストパフォーマンスは?・・・・・・・・・・・・・・・・5点/5点
- サポートはどうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5点/5点
- 販売者の信頼性は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点/5点
- 売り文句と現実のギャップは?・・・・・・・・・・・・・・3点/5点
合計:24点!!(これはイイ!)
先日購入した秒速スキャルFXの本レビューです。
何度か動画とPDFを見て、実際に検証したところ確かに手法にエッジはありますし、通貨ペアや時間軸に縛られない汎用性の高い手法であることを確認できました。
「瞬間利益」というコンセプト上、1分足を使ったスキャルピングで利用するのがこの商材の理想かもしれませんが、別に1分足に限らず5分足、15分足、30分足等でデイトレくらいのポジション保有でも十分使えると思います。
では、本レビューに移っていきたいと思います。
レターレビュー及び商材の全体構造につきましては以下のリンクをご覧ください。
Contents
秒速スキャルFXの概要
使用時間足 | 1分足 | ||
---|---|---|---|
推奨通貨ペア | ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンドドル、ポンド円、オージードル、オージー円 | ||
内容 | 大きな時間足の押し目や戻りを1分足で狙う手法 | ||
販売元 | 一般財団法人 日本投資家育成機構 | ||
価格 | 32,184円 |
秒速スキャルFXの長所
- コンテンツが充実している
- マルチタイムフレーム分析と市場の有機的な流れがつかめる
- 裁量手法ではあるが、エントリーポイントが明確
- コツコツ勝てる
秒速スキャルFXの短所
- 1分足がメインなので速い動きに付いていかないと行けない
- 裁量手法のため、勝てるかどうかはトレーダーの技術次第
- 初心者には難しいかも
秒速スキャルFXの基本的な考え方
秒速スキャルFXの基本は、押し目買いと戻り売りです。
具体的には1時間足以上のダマシの少ない大きな時間軸についてダウ理論、水平線、トレンドラインを引いて押し目や戻りの位置を把握します。
下の画像は大きな時間軸(たとえば1時間足)の上昇トレンドの流れです。
赤い丸のポイントは、押し目を終えてトレンド方向へ反発するところです。
秒速スキャルは、この赤い丸の「正にトレンド方向へ反発するポイント」を1分足で的確に狙っていく事を目標とする手法です。
赤い丸のポイントの1分足は下の画像の様な流れになる事が多いです。
大きな時間軸では押し目に過ぎなくても、1分足ではかなり長く続いた下落トレンドに見えますね。そして1分足の条件を満たしたところでロングになります。
つまり、大きな時間足の押し目買い・戻り売りを狙う手法であっても、 執行時間軸の1分足では逆張りエントリーをしていく事になります。
ここがマルチタイムフレーム分析に慣れていない初心者の方にとっては混乱の元になるかもしれません。
購入された方で「2つの時間軸の動きが独立して見えて難しい」と思う方は、MT4裁量トレード練習君のように2つ以上の時間軸を同時に動かせるソフトを利用して時間軸間の有機的な繋がりを頭の中に入れるといいでしょう。
また、トレード動画が公開されていますのでご覧ください。
何度でも反発するポイントを狙う、損小利中のロジック
秒速スキャルFXの大きな特徴の一つは、
「短期間のトレードが何度も連続することもある」
という事です。
セールスレターでも下の画像のように「コンボ」として解説しています。
このようなコンボが出来る理由は、エントリーポイントから利確目標までの距離が比較的短い損小利中のトレードルールである事に加え、大きな時間軸での押し目や戻りから反発する場合は、1分足レベルで一気に反発することは珍しく、レンジ的に何度も上下することが多いからです。
こういった条件の時に1分足がエントリー条件を満たせばコンボが決まります。
さらに、エントリー時に利確ポイントと損切りポイントが予め分かるのも精神的にも資金管理的にも楽でいいですね。
裁量の入る難しい部分の解説がグッド!
秒速スキャルFXはシグナル点灯型の手法ではありませんので、基本的には全て自分の裁量でトレードしていく事になります。
とはいってもチャートの見方からエントリー&エグジットまで詳しく解説してあるのでしっかりと勉強&検証すれば大丈夫です。
解説中で私が特に「良い」と感じたのが、FX-Katsu流の大きな時間軸の
トレンドの考え方や1分足でエントリーする際のダイバージェンスの定義です。
この商材では以上2つの点がキモであり、慣れていない人にとっては曖昧で難しいと感じやすいところだと思われますが、それらについてフォロー動画で分かりやすく説明してある点は好感が持てました。
早い決済を望まなければ、大きな時間足でも有効!
秒速スキャルFXは1分足スキャルピングを売りにしていますが、ロジックとしてはどの時間足でも通用しますので、スキャルピングが難しいと感じている方には5分足や15分足を執行時間軸に設定しても問題ないと思います。
この際は4時間足等を大きな時間軸としてトレンドを把握するのがいいかと思います。
手法Crispyと合わせることでコンボの回数と勝率アップ!
秒速スキャルFXは押し目買いや戻り売りの手法ではあるものの、執行時間軸の1分足では逆張りになります。
エントリー判断はRSIやMACDを利用するのですが、更に勝率を上げたりトレードチャンスを増やすのに、私の手法の一つである「Crispy」の基本パターンが有効であることが分かりました。
Crispyも押し目買い・戻り売りの手法で、秒速スキャルと同じく反発してきてすぐに狙うロジックですが、ローソク足のプライスアクションを重視します。
これを秒速スキャルと組み合わせると、コンボの回数が増やせます。
(左側のショートは秒速スキャルの手法で、右側のショートはCrisupyの手法でのエントリーです)
手法Crispyは当ブログからの購入者特典Aの中に入っています。
実際に検証してみた
なかなか面白い手法ですので、どれくらいの優位性があるのかMT4裁量トレード練習君を使って検証してみました。
検証期間は8月29日から9月3日迄で、通貨ペアはポンド円です。
(全トレードにおいて同じロットでトレードしています)
トレード回数24回、合計114pips、勝率58%、PF2.16と初めての割には良い結果だと思っています。(セールスレターとは程遠い勝率ですが)一つ言い訳をすれば、設定を間違えて3.0pipsのスプレッドで検証してしまいました。これが1.5pips程度のスプレッドだったらもう少しいい結果になっていたと思います(笑)
検証して感じたのは結構待ち時間が長いという点です。
今回は1時間足を大きな時間軸としてトレンドを分析したのですが、チャートポイントにレートが近づくまではエントリーが出来ません。
その中で痺れを切らしてエントリーすると損切りになる…という事もありました。
そのため、トレード回数を確保するためには複数の通貨ペアを監視することが必須で、その中でいい感じでチャートポイントまでレートが来たときにのみ仕掛ける「スナイパー」的なトレード手法だなと思います。
秒速スキャルFXがお勧めできる人
- 裁量の1分足スキャルを学びたい人
- マルチタイムフレーム分析を学びたい人
- オーソドックスなインジだけでトレードしたい人
- 反発ポイントを見極められるようになりたい人
- チャートをしっかりと理解したい人
- FXで勝てなくて悩んでいる人
秒速スキャルFXはしっかりとしたロジックで、分かりにくいところを出来るだけ分かるように解説する努力の見える商材ですね。
初心者の方にはトレンドの矛盾するマルチタイムフレーム分析に戸惑うかもしれませんが、真面目に検証すればすぐにわかるようになりますし、勉強してマスターする価値のある手法だと思います。
シグナルに頼らずに自分の判断だけで勝てるようになりたいと思う方にはお勧めできる商材です。