FXスキャルピング革命は簡単そうに見えて・・・・
取っつきやすそうで実は難しい手法
  1. 実際に利益が出せるノウハウで再現性はあるのか?・・・・・6点/10点
  2. コストパフォーマンスは?・・・・・・・・・・・・・・・・4点/5点
  3. サポートはどうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4点/5点
  4. 販売者の信頼性は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3点/5点
  5. 売り文句と現実のギャップは?・・・・・・・・・・・・・・2点/5点

合計:19点!!(まあまあ)

今回ご紹介するFXスキャルピング革命は、ちょうど一年前の2016年10月にクロスリテイリング社より販売開始された商材です。

当ブログでも販売直後にレターレビューをしましたが、明らかに盛りに盛ったセールスレターに嫌気がさして購入には至りませんでした。

その後しばらくしてFXスキャルピング革命は販売終了となったのですが、先日再販されましたので購入してみました。

講師はクロスリテイリング創業者のFX-Jin氏。
彼自身はクロス社のセールスレターに幾度となく参上していましたが、それは手法の考案者や講師というわけではなく「プロデューサー」と言う立場でした。

しかしこのFXスキャルピング革命は、恋スキャFX以来ひさしぶりにFX-Jin氏が講師を務め、しかも「かつてシグナル配信をしていた頃の手法」とのことで多くの注目を集めたのは確かだと思います。

「彼が本当にシグナル配信をしていたのか?」
「本当に1700人の会員資産を10倍にしたのか?」

といったツッコミは置いといて(笑)、解説されている手法が有効かどうかを中心にレビューしていきたいと思います。

 販売は終了しました

FX-Jin氏とは?

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FX-Jin氏はFX商材をある程度購入した事がある人なら知らない人はいない有名人ですね。

しかし、本当の実力の程は正直なところ未知数なところでして、本当にシグナル配信で1700人の資金を10倍にしたのかも明確ではありません。

クロスリテイリング社を大きくして、FXトレーダーと組んで多くのFX商材を プロデュースしてきた手腕を見れば、「経営者」としてみればかなり優秀でしょう。

しかしトレーダーとしては・・・よくわからないのです。
今回のFXスキャルピング革命のセールスレターでも実際の取引履歴は出ていません。

また、トレードの技術とは関係ありませんが、2016年3月に脱税で在宅起訴されています。

これがトレードで出した利益を脱税したのであれば、国税お墨付きのスーパートレーダーとして広告塔になれたのでしょうが・・・。

商材販売の経緯

今回の商材もクロスリテイリングらしく商材販売の経緯が動画で配信されています。

FX-Jinの伝説のシグナル配信完全化プロジェクトと言うサイトですべてが
語られていますが、販売の経緯を掻い摘んでご説明します。

 

話はクロスリテイリング社の金本氏がFX-Jin氏にシグナル配信をしていた時について話題を振ったことから始まります。

「シグナル配信をしていた時の手法はまだ使えるんですか?
使えるんだったら広めることはできませんか?」

と提案する金本氏に「ロジック化はそんなに簡単じゃない」と言って渋るFX-jin氏。

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結局、ロジック化することを了承してもらい、クロスリテイリングが業務発注しているフリーランスであり、FX未経験の高橋氏に実践してもらって、初心者でも本当に稼げるかどうかを試してみることに。

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すると、FX-Jin氏のロジックによって最初は順調に勝ち進められたと思いきや、ルールを無視して負けが続く高橋氏。

金本氏に喝を入れられて心を入れ替えて調子を取り戻したところで「トレンドの上から下まで取れる手法はありませんか?」と欲張りな提案。

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その要望に応えるべくFX-Jin氏が新たなロジックを考案することに。

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結果として高橋氏の要望通りトレンドの全部を取ることができるスキャルピング手法が完成しました。

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高橋氏もこれには大満足!めでたしめでたし!というお話です。

 

この商材のウリの早い話が、FX-Jin氏がかつて行っていたシグナル配信の手法を明らかにしたという事になりますが、前述のようにシグナル配信をしていたのかどうかも今では確認のしようがありません。

もしかすると新しく考案された手法を「かつてシグナル配信の手法」と語っている可能性も否定できませんし、今回の動画自体はFXスキャルピング革命が商材として販売することが決定してからの「プロモーション動画」として作られたものでしょう。

ロジックにストーリがあるのは確かに面白いですが、いわば茶番の話題作りですから真に受ける必要はないと思います。

2つのロジックが解説してある

FXスキャルピング革命では2種類のトレードロジックが解説してあります。

一つ目がFX-Jin氏がシグナル配信をしていた頃に使用していた手法をロジック化したスピードスキャル、2つ目が初心者の高橋氏の要望に応えてFX-Jin氏が新たに考案したカウンタースキャルです。

両者とも5分足を使用することは共通していますが、考え方や使用するインディケーターは全く違ったものになります。

では詳しく見ていきましょう。

スピードスキャル

スピードスキャルはブレイクアウトを狙うトレンドフォロー型のロジックです。

推奨通貨ペアはユーロドル、ポンドドル、ポンド円、ユーロ円、ドル円
使用するインジはローソク足とストキャスティクスのみのシンプル設定です。

テンプレート通りにチャートを設定すると以下のようになります。

エントリー方法は以下の通りです。

  1. ストキャスティクスとローソク足の波形が条件を満たしたらエントリー準備。
  2. 高値や安値をブレイクしたらその方向にエントリー。

エントリー後は利食いと損切りの注文を入れます。
利食い幅は10pips固定ですが、損切り幅はその時の状況によって変わります。
そのため、場合によっては損小利大の時もありますし、損大利小になる時もあります。

ロジックとしてはシンプルです。
ただし、ローソク足の「波形」の見方に結構裁量が入りますので、再現性はそこまで高いとは言えません。しっかりと波形を見極めるための検証をしなければ、無数にエントリーポイントが見えるような状況になりかねません。

しかし、波形が分かった上で損小利大になりやすいポイントで重点的にエントリーしていけば、高勝率で損小利大のトレードが狙えると思います。
動画内でも解説がありますが、1時間足と組み合わせてマルチタイムで相場分析していけば、更なる高勝率も期待できます。応用できる幅は広いですね。

ポジション保有期間は短めですので、チャート監視時間が限られている方でも問題なくトレードできるでしょう。

 

カウンタースキャル

カウンタースキャルはその名前の通り5分足の逆張りロジックです。

推奨通貨ペアは、ポンド円、ポンドドル、ドル円、ユーロドル
使用するインジはスピードスキャルとは少し違って、SMA、MACD、ストキャスティクスを使います。

テンプレート通りにチャートを設定すると以下のようになります。

エントリー方法は以下の通りです。

  1. SMAでロングするかショートするかをフィルタリング。
  2. MACDが条件を満たし、ローソク足も波形を満たしたらエントリー。

利食いはストキャスティクスを参考にし、場合によっては伸ばして大きな利益を狙います。
損切りポイントは事前にチャートから分かりますので、逆指値を入れられます。

カウンタースキャルのロジックは、5分足だけで見れば逆張りになりますが、大きな時間時の向きを示すSMAの方向にエントリーしますので、ピンポイントで「押し目買い」や「戻り売り」を狙う事になります。そのため、場合によっては多くの利益を得ることも可能です。

私も確かに理にかなった手法だと思います。

しかし、ここで問題になるのが「波形」です。
スピードスキャルでも「波形」が出てきましたが、カウンタースキャルでも「波形」が重要です。「波形」と言っても、スピードスキャルの「波形」とカウンタースキャルの「波形」は違うものになります。

どちらの波形の見極め方が難しいかと言うと、明らかにカウンタースキャルの方です。

曖昧になりやすい波形についての解説もあるのですが、個人的には「もっと多くのチャートを出してほしかった」と思います。

FX-Jin氏もまずは「スピードスキャルの習得から」と言われていますので、カウンタースキャルはスピードスキャルを学んだ後に検証していく方が良いと思います。

「波形」をモノにできるかどうかが勝負の分かれ目

以上、FXスキャルピング革命で解説されている2つの手法についてご紹介しました。
この手法で勝てるようになるかどうかのカギは「波形」を理解できるかどうかだと思います。

波形の解釈はどうしてもトレーダーの「目」に依存します。
慣れていない方がいきなりスピードスキャルとカウンタースキャルの両方でトレードしようとすれば、かなりの高確率で混乱するでしょう。

セールスレターに書かれてある「未経験者がいきなり2つのロジックを使いこなし・・・」と言うのは相当なセンスが無いと厳しいと思います。

まずはスピードスキャルをしっかりと検証して手ごたえを感じられるようになったらカウンタースキャルへ・・・という流れで学んでいくのが効率的です。

そんな意味では、「ステップアップしていけいる商材」と言えますね。

取っつきやすそうで実は難しい手法

FXスキャルピング革命の2つのロジックは、解説を見るだけなら非常に簡単そうに思えるのですが、いざ実際にやろうとするとなかなか難しいと感じる手法です。

しかし、ロジック自体は悪いものではなく、使い方次第では勝てると思います。
セールスレターに「未経験者でも楽にマスターできる」といった文言がありますが、しっかりと使いこなせるようになるためには、検証や練習が必要不可欠です。

ロジックの意図するところを理解し、「波形」を見極められるようになるための努力ができるのであれば、購入する価値はあるかなと思います。

 販売は終了しました

 

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