前回レビューしたイサム・デルタFXは、私が強くオススメするマーケティングFXと共通する点があります。
それは、裁量色の強いライントレード手法を、ツールを利用することで客観性と再現性を高めて、トレーダーの負担を大きく減らすことに貢献している点です。
どちらとも優れたツールでだとは思いますが、狙うポイントを始めとして異なる点は多くあります。
そこで今回はマーケティングFXとイサムデルタFXを比較してみました。
各商材のレビューについては以下をご覧ください。
Contents
商材の概要の比較
まずは大まかな概要の比較です。
マーケティングFX | イサム・デルタFX | |
---|---|---|
販売年月日 | 2018年11月 | 2018年4月 |
販売元 | 株式会社e-FLAGS | 株式会社投研 |
価格 | 32,184円 | 42,800円 |
対象通貨ペア | 20通貨ペア | どれでも |
使用時間足 | 5分足、15分足 | 5分足 |
返金保証 | あり 20日間実践して資金がマイナスになったら返金(デモトレードでも返金対象) | あり 3ヶ月以上実践して、30万円以上の利益を得られない場合、または損失が出た場合は商品代金を全額返金 |
手法の概要 | ダウ理論をベースとして押し目やブレイクを狙う | 三角保合いからのブレイクを狙う |
マーケティングFXの「デモトレードでも返金対象」というのは、これまでの情報商材の中でも初めてではないでしょうか?
全くの無リスクで返金対象になるというのは凄いものです。
マーケティングFXとイサム・デルタFXを詳しく比較
では2つの商材について詳しく比較していきます。
セールスレターについての比較
マーケティングFXは長いが勉強になる
マーケティングFXのセールスレターは非常に長いです。
約9万5千文字もの量がありますので、しっかりと読み進めたら1時間どころでは終わらない事でしょう。
しかし、「時間を割いて読むだけの価値のあるセールスレターである」と自信を持って言い切れるほど勉強になる内容になっています。
従来の読み手を煽るやり方ではなく、詳しいロジック解説やトレードで勝つための考え方の解説など、「下手な情報商材そのもの」よりも圧倒的にトレードの参考になるはずです。
イサム・デルタFXは煽りがキツめ
典型的な煽りの強いレターです。
これまでのイサムさんの商材のレターを見てきたのであれば、「やっぱり期待を裏切らない(笑)」とも言えますが、やはり誇大な表現や将来の不安を煽ったりする言い回しがあちこちに見当たります。
一応どういったロジックを搭載したツールなのかの紹介はあるものの、煽りが大部分を占めています。やはりこういった書き方をする方が売れるのでしょうか?
解説についての比較
マーケティングFXはPDFがメインでボリュームも多い
購入者サイトで解説PDFをダウンロードする形となります。
詳細なロジックについては既にセールスレター内で解説してはいますが、PDF内では更に詳しい解説が入り、非常に多くのトレード例が紹介されています。
マーケティングFXでは、MT4のバックテスト機能を利用して検証することができないので、このトレード例を収録したPDFは非常に役立ちます。
動画解説はありませんが、個人的には知りたい情報がすぐに知ることが出来るPDFで十分かなと思います。
イサム・デルタFXは動画中心でコンテンツはあっさり
購入者サイトで解説動画を閲覧します。
使用するインジケーターやトレード手法についての解説はしっかりとしてありますが、トレード動画の数が全部で9つと少なめです。
別に動画でなくても構わないので、エントリーやエグジットの例の画像等が追加されれば・・・と思います。(マーケティングFXとは逆に、デルタFXではPDFによる解説はありません)
エントリーポイントについての比較
マーケティングFXはダウ理論がベース
マーケティングFXは、ダウ理論の考えをベースとして、ツールで自動で水平線を描画させ、ラインブレイクやラインの押し目買いや戻り売りを仕掛けるトレンドフォロー手法です。
エントリーポイントが来ると自動で矢印が表示されてチャンスを知らせてくれます。
また、他のタイプのロジックを内蔵していたり、エントリー条件や利食い条件を変更することも可能です。
イサム・デルタFXは三角保合いからのブレイクを狙う
デルタ・FXは、4時間足と15分足の保合い状態を見ながら、ブレイクを狙っていきます。
ライントレードでよく利用される「ダウ理論」についてはあまり意識せず、大きな流れと小さな流れの保合い見て、デルタから放たれた所を狙います。
ツールの機能の比較
マーケティングFXはツールもボリュームたっぷり
マーケティングFXでは、様々な条件でエントリーやエグジットを示すシグナルツールだけではなく、通貨の強弱やトレンドの出ている通貨ペアを見つけるためのツールも付いてきます。
これを利用することでトレードに適した通貨ペアを探し出して、効率のトレードをすることが可能になります。
マーケティングFXのツール群は非常に優れており、細かなパラメーター解説まであるのでカスタマイズの幅も広いです。
確かにメリットも多いのですが、その分だけMT4を使いこなせる必要も出てきますし、インジケーターやEAの認証もしなくてはいけません。
もちろん使用方法に関する詳しい解説もありますが、ある程度MT4を使ったことがある人の方が取っつきやすいのは言うまでもありません。
イサム・デルタFXは初心者でも使いやすいツール
デルタFXでは4時間足と15分足のトレンドラインを描画するツールと、5分足の状況を示すツールがあります。(サインツールはありません)
これらについてはインストーラーが付いており、クリック一つでMT4にインストール出来るのが魅力です。
また、マーケティングFXと比べれば動作が軽く、モニター1台のパソコンでも利用可能です。
ツールの難易度の比較
マーケティングFXは経験者向け
マーケティングFXのツールはボリュームたっぷりですし、慣れてきた人のためにパラメーターの変更も出来る懐の広さがあります。
これらは大きなメリットですが、MT4に慣れていない人が使おうとすると、最初はかなり圧倒されてしまう可能性があります。
イサム・デルタFXは初心者でも大丈夫
イサム・デルタFXはマーケティングFXと比較すればツールの用途は限られています。
用途が限られる、と言うことは汎用性に欠けるとも言えますが、その分だけ簡単に利用することできます。MT4初心者の方でも難なく使いこなせるでしょう。
どっちの商材がオススメか?
個人的な意見を言わせてもらえれば、「マーケティングFX」の方がオススメです。
理由は価格も安く、機能も内容も充実しているからです。
決してデルタFXがダメだと言うわけではありません。
保合いからのブレイクを狙うツールとしては数少ない優れたツールです。
ただし、マーケティングFXと比較するのであれば「相手が強すぎるかな」と思います。
時代の流れに従って、FXトレード用のツールもかなり進化してきています。
以前は全部トレーダーの裁量判断でやらないといけなかった事も、ツールを使うことで一部を簡略化することもできます。
今後もマーケティングFXやデルタFXのように独創性に富んだツールが出てくることを期待しています。