前回、勝てない万年初心者の特徴をお話しましょうという記事で、万年初心者トレーダーの特徴をまとめました。
万年初心者のサイクルに入ってしまうと、なかなかそこから出ることはできません。
今回は、出来るだけ早く脱却する方法についてまとめてみました。
Contents
これまでにやってきたことを見直す
いままで長らくトレードを続けて芽が出なかったのはなぜでしょうか?
きっとその理由は、あなたの努力が足らなかった、もしくは努力の方向が間違っていたからです。まずは、今まで自分がFXで勝つために何をやってきたのかを紙に書き出してください。
書く内容はより具体的な方が良いです。例えば、
- 投資本を20冊読んだ
- ○○という手法を考案した
- これまでにトレードを230回やった
- ○○という情報商材を購入した
- 1週間に1回はトレードの練習をした
などです。今までやってきたことについて思いつくだけ書いてください。
すると何か自分自身で気づくことが出てくると思います。
「あれ?全然努力が足りてない、何もやってない・・・」等など。
そして次に挙げることを中心に、これからどうすればいいかを考えてください。
なぜ勝てないのかを考える
トレードで勝てない理由は大きく3つあります。
- 手法が悪い、合っていない
- ルールが守れない
- 資金管理が悪い
大抵の場合これら3つの内、1つないし2つが関わってくると思います。
3つのうちどれが原因なのかわからない場合は、取引履歴を見ればすぐにわかるはずです。
それでもわからない場合は、トレードを辞めて他のビジネスを探しましょう。
勝てない原因が上の3つのどれかがわかったら、下を参考に対策を練っていきます。
1.手法が悪い、合っていない場合
過去の自分自身の取引を見直して、使えない手法を使っていたり、合わない手法で取引している場合はすぐにトレードを中止します。勝てない方法でトレードをしても損失が積み重なるだけで時間の無駄だからです。
こういう場合は、新たな手法を考えたり、時間軸を変更したりして自分に合う優位性のある手法を見つけることが先決です。
もし、ここで改めて自分のチャート分析能力に疑いを持ったら、それを補填する教材で勉強し直すと一気にステップアップ出来る可能性もあります。
ここで注意してもらいたいことがあります。
新たな教材でトレードを学ぶ場合は、過去のトレードに関する知識を忘れて、ゼロから取り組んでください。
せっかく学んだ知識ではありますが、トレードの場合はそれまでの知識が、新たな手法を学ぶ際に邪魔することがよくあるのです。また、それまでの知識自体が間違っていた・・・なんてケースもあります。
初心者に戻ったつもりでやりましょう。
2.ルールが守れない場合
ルールが守れないのは意志の弱さやトレードルールの詰めの甘さや曖昧さが原因であることが多いです。
意志の弱さは自分のトレードに関する自信の弱さです。
トレードの自信を取り戻すには、沢山練習をして、「自分はこれだけやった」という気持ちにしなくてはいけません。
そのためにもトレードの検証や練習が必要となります。
過去の取引結果を見直して、ルールを破ったトレードのおかげで、どれくらい損失が出たのかを計算してみましょう。きっとルールを破るのがばからしくなるハズです。
トレードルールの詰めの甘さや曖昧さが原因の場合は、もう一度トレードルールを見直して、ルール中のぼやけた箇所を特定し、改善していきます。
また、どうしてもポジポジ病から抜け出せない人は当ブログのこの記事をお読みください。
3.資金管理が悪い場合
勝てないのに高いロットでトレードしていたり、負けが続くとロットを上げたり・・・と無理して高いロットで取引して、トレードの難易度を自分から上げている人は少なくありません。
こういった人は、ちょっと改善すればすぐに勝てるようになる、ロットを上げれば直ぐにでも損失分を取り戻せる、そう考えているようですが、そんなに簡単ではないことくらい、それまでの経験で理解できるはずです。
デモトレードや1000通貨程度のロットで勝てない人が、それよりも大きなロットで取引して勝てるわけがありません。
ロットは小さくても勝てる。
この状態からゆっくりとハードルを上げていけばいいのです。
謙虚に、トレードを学ぶつもりで頑張ろう
何事も謙虚に素直に。
私が多くの生徒さんを見てきた中でも、伸びる人はこんな人たちでした。
無駄なプライドは要りません。言い訳もいりません。
まずは現実を直視して、どうすれば勝てるようになるかを具体的に考え、実践していくこと。これが大事です。
その過程でもきっと詰まることがあると思います。
それでも自分を信じて続けてください。
こういった努力ができる人こそが、トレードで利益を出せるトレーダーに成長するのです。