【高勝率パターン】オリバー・ベレスのBull180戦略の解説!

今回は、トレーダーとして有名なオリバー・ベレス氏がYouTuber内で解説していたBull180(Bear180)というローソク足パターンをご紹介します。

Bull180とは2本のローソク足から形成される反転を示すパターンで、勝率8割のエントリーが見込める手法とベレス氏は語っています。

そこでこのパターンについて私なりの解釈でサイン型インジケーターを作成して、その優位性を確認しました。

結果としては、サインの頻度は少ないものの、かなり高勝率なパターンであることがわかりました。

尚、本記事のネタ元となったオリバー・ベレス氏の動画は以下になります。(もっと詳しく解説してた動画もあったのですが、メンバー限定動画に変わっていました)

オリバー・ベレス氏とは

オリバー・ベレスと言えば、トレーダー必読の名著の一つとされる「デイトレード」の筆者の一人として有名です。

「オリバー・ベレス」という名前を知らなくても、この本の存在なら知っている方なら多いかと思います。

「デイトレード」は日本では2002年に日本で出版後、現在ではアマゾンで2868個の評価があり、その平均は4.3と非常に高い支持を受けています。間違いなく投資書籍の中ではトップレベルです。

この記事を読んでいる方の中にも、デイトレードを読んで「トレードとは何か」、「トレードの難しさ」、「トレーダーとしての心得」を学んだ方は多いのではないでしょうか?

私自身も定期的に読み返しており、その度に新たな発見をくれるバイブル的な存在です。

そんな名著を生み出したオリバー・ベレス氏は現在はトレードを続けながらも、YouTube内でトレードテクニックやメンタルについて非常にわかりやすく解説してくれています。

若く見えますが、彼は現在58歳とのことです。

その中で最近公開されたのがBull180というテクニックです。
これはシンプルな2本のローソク足パターンですが、強い反転を示す動きになります。

Bull180(Bear180)の値動きについて

今回ご紹介するBull180、Bear180のパターンは以下のようになります。

一見すると包み足ですが、条件が少し異なります。

まず2本ともにその時の相場の中で非常に大きな足である必要があります。特に1本目は大陽線や大陰線であることが必須です。オリバー・ベレス氏は「elephant candle」と読んでいます。

そして2本目の足は、大きな陽線や陰線であった1本目の高値や安値を抜けます。

これでパターン完成です。
エントリーとしては2本目の足の確定を待たずに、2本目の足が1本目の高値や安値を抜けたタイミングで行います。

このパターンで重要なポイントとしては、

  • 1本目の足が実体が目立って大きな大陽線や大陰線となる
  • 2本目が更に1本目を打ち消す逆線になる

ということです。

通常であれば、1本目の大陽線や大陰線が出るとトレンドが加速するはずですが、次の足ではそうならずに、1本目を完全に無効化させて、更に相場を反転させたことになります。

実際のチャートBull180、Bear180の確認

では実際のチャートでBull180、Bear180を見てみましょう。
私なりの解釈でサインを出すインジケーターを作成しましたので、サイン例をご紹介します。

インジケーターの設定では、かなり大きな足のみでサインを出すようにしており、サインの数は非常に少ないです。

Bull180

全体として、下げの流れで直近の安値をブレイクした次の足大きく上昇してサインが出たときに効果が高いようです。

また、2本の足が大きければ大きいほど効果が高く、その分だけサインの頻度が下がります。

この条件を満たすと100%勝てるわけではありませんが、5分足などの小さな時間足から日足まで効果があることを確認できました。

Bear180

Bear180の方もBullと同じくサインの数は少なくなりましたが、その分だけ精度は高いです。

もちろん勝率100%ではありませんが、サインが出たらしばらくはその方向に進む傾向が強いといえます。

Bull180、Bear180を移動平均線でフィルタリング

ベレス氏は、更に勝率を上げる方法として移動平均線でフィルタリングする方法についても解説していました。

以下のようなイメージです。

簡単に言えば、Bull180やBear180とグランビルの3番の組み合わせです。
この条件でもサインが出るようにしました。以下がサイン例です。

結論から言うと、いいサインは出ますが、サインの数が少なすぎました。
5分足レベルであっても月に1回サインが出ればマシなレベルです。

20SMAでフィルタリング

そもそもの頻度が少ないパターンを更に200EMAでフィルタリングするのは厳しいと考えて、今度は20SMAにしてみたのが以下のチャートです。

Bull180を20SMAでフィルタリング

サインの数は増えましたが、それでもかなり少ないです。
ただし、サインが出た際は有効なシグナルになります。

Bear180を20SMAでフィルタリング

こちらも同じく頻度は少ないです。

ボリバン3σでフィルタリング

次は、ボリンジャーバンドの3σに当たってから反転のサインが出たらどうか?という疑問が出たので、シグナル化しました。

良く使われる20期間のボリバン±3σタッチ後に条件を満たしたらサインが出るようにしました。

Bear180をボリバン-3σでフィルタリング

サインの数は相変わらず少ないですが、上の2枚のチャートのように、一度バンドが狭くなってから更に安値を割ったタイミングでサインが出ると超高勝率になることがわかりました。

Bear180をボリバン3σでフィルタリング

こちらの方も勝率は高いですが、2枚目のようにトレンド初期のサインはダマシになることもありました。

やはり狙うのであれば、トレンドが完全に進み切ったタイミングで生じる1枚目の方が優位性があります。

まとめ

今回は「デイトレード」で有名なオリバー・ベレス氏のBull180というパターンをご紹介してサイン化しました。

シンプルなローソク足2本のパターンですが、大きな陽線の次に大きな陰線が続くことは決して多くはなく、なかなかレアなパターンであることがわかりました。

ただ、レアな分だけ優位性もありますので、トレンドの終盤の最後の上げや下げ、そしてMAまで戻してきてからこのパターンが出てきた時には積極的に入っていいと思います。

尚、エントリーは2本目の足が1本目の足の高値や安値を抜けたタイミングです。

個人的には2本目が確定したタイミングでも悪くはないと思いますので、この辺は好みに応じて使い分けるといいでしょう。

尚、今回作成したインジケーターについては、以下をご覧ください。

反転パターンを認識する「Bull180-Bear180」

 

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