SNSを使ったバイナリーオプション詐欺が拡大中!

ツイッターを通じてバイナリーオプションのノウハウ入りと称するUSBメモリーを売りつける詐欺が全国で相次いでいるようです。

デリバティブ(金融派生商品)の一種「バイナリーオプション(BO)」のノウハウ入りと称するUSBメモリーを売りつけ、若者から現金をだまし取る新手の詐欺が全国で相次いでいる。会員制交流サイト(SNS)で誘い出して対面で売る手口で、宮城県内でも複数の被害が確認されている。国は「新たな手口」と警戒を強めるが、有効な対策を打ち出せないでいる。

 「BOに興味はないか。福岡から行くので話したい」。2016年5月、仙台市内の男性会社員(23)のスマートフォンに「なな」と名乗る女から突然ツイッターにメッセージが届いた。翌月、市内のホテルに呼び出され、女から「BOのノウハウが入っていて40万円する。必ず稼げる」とUSBを見せられた。

 男性は、勧められるまま消費者金融で40万円を借りて現金を渡すと、女はパソコンでオーストラリアのBO業者にアクセスし、男性の投資用口座を開設した。
 領収書を求めたが、女は「個人業で領収書も名刺もない」と説明。結局、ノウハウに関するデータはUSBに入っておらず、女と連絡が途絶えた。

昨年、投資集団を名乗るオプザイルの詐欺事件が話題になりましたが、SNS上では相変わらず似たような手口が使われているようです。

このような詐欺のターゲットになりやすいのがSNSをよく使う20代の若い人たちです。

先の事を考えて、「投資には興味があるけどやったことが無い、怖い」「楽しても儲けたい」そう考える人たちにダイレクトメッセージで言葉巧みに騙して、USBを売る、と言う流れになると思います。

また、こういった詐欺はFXよりは「バイナリーオプション」絡みが非常に多いようです。
取引がシンプルな分、初心者にはバイナリーの方が騙しやすいのかもしれませんね。

私もつい最近になってツイッターを始めてみたのですが、多くの方からトレードレクチャーのオファーを頂いております(笑)

中には本気で教えている人もいると思いますが、見た感じ明らかに詐欺な人も多いように感じます。SNSの特性を上手に使った詐欺にはお気を付けください。

オプザイルのUSBの中身について

昨年話題になったオプザイルですが、ウィキペディアでも解説ページが出来ていました。
一部抜粋します。

オプザイルとは、バイナリーオプション用のUSBツールを高額で販売する特定の「若いイケイケ男女達」の集団をさす、主にインターネット上で作られた言葉である。オプザイル側では、自身らをDivergenceという投資集団と称している。「主にツイッターなどSNSを活用して、高額な投資情報の商材を売りつける詐欺行為を行っている」として、NHKの情報番組シブ5時などで取り上げられたことがある。

オプザイルは、「外国為替証拠金取引の中でもとりわけリスクが高い」とされるバイナリーオプションで儲けを生むことをエサに、主としてツイッター上で、投資未経験者の中から無作為に詐欺の対象者を選定し、いわゆる投資詐欺に当たるような勧誘を行っている。比較的ITリテラシーが高いとされる若い世代が多数含まれているのが特徴である。

オプザイルも有名になってきてはいるようですが、まだまだ被害はあるようです。

さて、気になるUSBの中身ですが、被害者の方がUSBの中身をYouTubeにアップしています。ご覧ください。

これで40万円は詐欺ですね。
もっと安くで質の高い教材が販売されている中であっても、このような低レベルな内容にもかかわらず数十万円もするUSBが販売されている現実があります。

「直接会って販売」と言うのは、購入する側からすると安心につながるかもしれません。
しかしその分、上手く丸め込まれて買わされる羽目になる事にも繋がります。

このような詐欺はなくなりませんから、自分で自分を守るためのリテラシーが必要ですね。

 

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