
ネットサーフィンをしていたら、少し面白いインジケーターを見つけました。
その名は「Futuro FX」。
何が面白いかというと、過去の値動きを参照して、現在から少し先の値動きを予測してチャート上に表示してくれる「パッと見テクニカル」なインジだからです。
チャートに表示させると、下のように黄色い足とピンク色の帯が表示されます。
これが予測の動きです。
下がその後の実際の動きです。
どうでしょうか?
毎回100%当たるわけではありませんが、結構当たる感じがします。
今回はFuturo FXをご紹介します。
ダウンロード方法
まずはこちらのサイトよりFuturo FXをダウンロードしてください。
(画面下のFree Downloadをクリックします)
ダウンロードしたファイルを解凍して出てきたフォルダの中身はこんな感じです。
チャート表示方法
使い方を説明したPDFもありますが、全部英語なので設定方法まで解説します。
1.「Cerbero.dll」ファイルをMT4のLibrariesフォルダの中に入れる
Librariesフォルダは、MT4を起動し、左上のファイルをクリック⇒「データフォルダを開く」をクリック⇒MQL4をクリックしたところに出てきます。
2.「FuturoFX.ex4」ファイルをMT4のIndicatorsフォルダの中に入れる
「Indicators」フォルダも「Libraries」フォルダと同じ階層にあります。
3.MT4を再起動させるとインジリストに登録されているので、チャートに表示させる。
4.このような画面が出るのでDLLの使用を許可するにチェック
すると、インジが表示されます。
Futuro FXのしくみについて
Futuro FXは、過去のチャートから現在のチャートと似たような動きを複数探し出し、それらの情報から将来の価格を予測していきます。
将来の価格推移の予測は、黄色いバーチャートと赤い帯の2種類表示されます。
まず黄色いバーチャートは、赤枠で囲われた期間と最も相関の高い動き(似た動き)をした過去チャートについて、その後の動きを表示しています。
赤い帯の方は、赤枠で囲われた期間と相関のあった複数の過去チャートについて、その後の動きを平均化したものを表示されています。
上記のチャートでいえば、黄色いバーは上昇し、ピンク色の帯は横向きなので、
「過去に最も似た動き通りに動くならば、今後上昇する。また、過去の似た動きの平均と照らし合わせても、下げることはなさそうだ。・・・」
と考えることができます。
なかなか面白いインジである
Futuro FXは、常に将来を予測するわけではありません。
現在の動きと過去の動きが、相関の高いと判断した時のみに黄色と赤の帯が表示されます。
それ以外の時は何も表示されません。
時間軸、通貨ペアに関わらずインジは動きますので、現在の手法に何か+αしたい人には面白いインジではないでしょうか?
そもそもチャート分析は「過去の動きは繰り返される」ことが前提になっています。
ラインやチャートパターン、そして各種インジケーターも「過去の動きは繰り返される」ということが前提にあるからこそ、多くの人が利用しているのです。
そうであるならば、客観的に現在と過去の動きとを比較してくれるFuturo FXは使い方次第では「使える」インジになるのではないでしょうか?
Futuro FXについてさらに詳しく解説したPDFを作成しました。
詳しくはこちらをご覧ください。