
2016年に入って4か月が過ぎようとしています。
この期間で芸能ニュースを騒がせているのが不倫問題。
ベッキー氏とゲスの極み乙女の川谷氏の不倫から始まって、落語家の桂文枝氏、衆議院を辞職した宮崎謙介氏、そして乙武洋匡氏。
しっかりとしたイメージを持たれやすい人までが不倫に手を染めていたことが発覚し、人気がガタ落ちし、職を追われてしまった人もいます。
不倫は現代社会においてハイリスクな行為
「不倫はしてはいけないこと」
一夫一婦制の文化の国や地域ではこの考えは当たり前の概念です。
結婚は夫婦間の契約であり、不倫という不貞行為は契約違反、裏切りに該当します。
一般的な社会人でも不倫が発覚した場合、家庭内だけでなく、社会的にも制裁を受ける事が良くあります。
冒頭で挙げた人々は、皆「人気稼業」ともいえる人々で、スキャンダルが発覚すれば誰よりも大きなダメージを受ける人たちです。
つまり彼ら彼女らにとって、「不倫=現在の地位を脅かすハイリスクな行為」なのです。
なぜ不倫をしてしまうのか?
そんなハイリスクな行為ですが、そのリスクに見合うだけのリターンはあるのでしょうか?
不倫で得られるメリットを考えてみましょう。
・日々の生活のストレス解消。
・背徳感が味わえる。
・性欲の解消。
など様々でしょうが、「家庭や社会的立場を崩壊させる」というリスクを考えると割に合わない行為であることに間違いはありません。
合理的に考えれば不倫なんてやるべきことではないのに、それにも関わらず多くの人が不倫をしてしまうのは何故でしょうか?
それは、「1回くらいなら、ほんのちょっとなら」という甘い考えからが多いようです。
ある程度内在するリスクを承知していながらも、ちょっとだけなら大丈夫だろうと考えて不倫をして、ズルズルと続いていくのです。
トレードでも同じである
私は、浮気・不倫問題とトレードのルール破りは似たようなものだと考えています。
例えば損切りルール。
損切りは口座資金を守るために現在の含み損のポジションを清算する行為です。
これを徹底しなければ、思わぬ大損失を被るリスクもはらんでいます。
しかし、何度も損切りが続くと段々と損切るのが嫌になり、「今回だけはは損切りしなくても・・・」と思ってルールを破った経験はだれにもあるはずです。
損切らなかったおかげで勝ちになるトレードもあるでしょう。
しかし、それ以上に大負けする確率も高まっていることに気づかなくてはいけません。
メンタルのほつれから崩壊は始まっているのです。
目先の事ではなくトータルで考えられるのがトレーダー
多くの人が目先の事にとらわれて、足をすくわれます。
「今回だけはどうしても損切りたくないんだ。」
「エントリーするところじゃないけど、1回だけトレードしよう。」
こんなことをやっていると、また次もやってしまいます。
勝てるトレーダーは、次のトレードで勝つことにこだわっていません。
そんなことより、トータルで勝つことにこだわっているのです。
トータルで勝つために作られたものが自分のルールだからこそ、それに従うのです。
たった1回の過ちも破滅に向かうこともある
トレードでは、たった1回損切りを見送っただけでも大きな損失に繋がることがあります。
例えば上昇局面でロングするも、それが既に頂点。
そのまま下げる動きを見ても、「これから持ち直す!」と信じてホールドし、結局そこから下降トレンドに入った場合、1回損切りをしなかっただけで証拠金の多くを失ってしまう結果になるでしょう。
「今回だけは何とかなる」
このような考えでルールを無視すると、いずれ、必ず「今回だけ」でなくなるときがやってきます。
その時、きっと後悔するかもしれませんが、既に遅いのです。
ちょっとした気の緩みやメンタルのほころびかがルール無視に繋がります。
まだしっかりとルールを守れていない方は、気を引き締めてトレードするようにしましょう。