
前回のアンケートで
「トレードでの悩みがあれば教えてください」
という記述式の質問をさせてもらいました。
記述式という事で全員が回答してくれたわけではないのですが、その中でも深刻そうな回答について私なりの考えをまとめたいと思います。
勝ち続けると自信過剰になる
過剰な自信は非常に危険です。
アンケート結果にもありましたが、約3割強の方が「勝ちが続くと調子に乗ってルールを破ることがある」と回答していました。
私自身もそうでしたが、私がFXコーチをやっていた時にも、何人ものトレーダーが自信過剰に陥って自滅したのを見てきました。
連勝が続くとリスク管理が甘くなったり、「自分は勝てるんだ!」という思い込みから無謀なトレードやルール破りをして、気づけば口座資金が激減するのです。
こうした自信過剰を防ぐためには、「永遠に勝ちは続かない」、「今は調子がいいだけ」などを自分に言い聞かせることが有効です。
そんなことを言い聞かせても、それでも浮ついた気分でトレードしてしまう時は、非常に危険な精神状況でですから、むしろトレードしない方が良いです。それほどに自信過剰は怖いのです。
自信過剰のせいで何度も失敗している人は、その時の取引記録を見直しましょう。
どんな状況の時に自滅しやすいのかが具体的に見えてくるはずです。
トレードは本来は慎重にやるべきものです。
自信が無さ過ぎるのも考え物ですが、過剰な自信は身を滅ぼすこと頭に入れて、謙虚さも忘れずにトレードしましょう。
どれだけ検証したらいいの?
10000回以上、1000回以上検証するということがよく言われてますが、最初のうちはいいのですが、自分の中でその商材の内容をある程度消化し、慣れてきたらあとはただの作業になってしまって未だに10000回以上、1000回以上検証することによるメリットを感じる境地に至ることができていません。
このある程度消化し、慣れてきた後さらに検証をFT3で行い10000回以上、1000回以上することで気付けることにはどのような事があるのか未だに分からずにいます。
一気に検証を1000回、10,000回とやる必要はありません。
そんなことをしても回答者の言われるように、ダラダラと作業的な検証になるだけで効率は下がる一方です。
私としては、検証によって手法の流れや優位性が確認できれば、とりあえず低ロットで取引することをお勧めしています。
リアルトレードでは検証では感じることのできない緊張感や臨場感を味わうことが出来ます。ある程度トレードをこなしたら、きっとそれまでの検証で不十分だった点や新たに調べておきたい点が見えてくるはずですから、今度はそこを重点的に検証します。
検証が終わったらまたリアルに戻り、また検証すべき時が来たら検証に入ります。
このような形で、リアルトレードと検証を繰り返しながら経験値を上げて行く方がモチベーションも上がり、検証の効果も効率も高まります。そして気づけば検証回数が1000回以上になっているのではないでしょうか。
あくまでも検証回数は目安に過ぎません。
1000回検証したらその後は一生検証しなくていいわけでもありません。
トレードを続ける以上、検証も続くものだと考えるべきです。
大きなマイナスからのスタート
今はその教訓から真面目に勉強中なのですが、これから本気で頑張ったとして本当に失った資金を回収できるのか自信がありません。
負けが続くとどうしてもナーバスになっていまいます。
最初に痛い思いをして、その悔しさをバネにして努力を続けてFXで出し続けるようになった人を私は沢山知っています。
途中辛いこともあろうかと思いますが、そんな時でも目標を忘れず、自分の目指す方向を間違わなければ着実に前に進めると思います。
少なくとも500万円は取り返す!という意気込みで検証とトレードを並行しながら技術を身に着けていかれることをお勧めします。
どれくらいの時間で回収できるかはその人次第。
でも、500万円を取り返せる技量が備われば、今後はそれ以上稼ぐことも難しいことではないはずです。