【MT4】ローソク足が確定する度に自動でチャート画像を保存する方法

MT4を使ってトレードしているときに
「ローソク足が確定する度に自動でチャート画像を保存できれば・・・・」
と思ったことはないでしょうか?

今回はそんな願いを叶える方法をご紹介します。

チャートを画像として自動で保存できるメリット

MT4は非常に優秀なソフトで、バックテスト機能を使えば過去のチャートの動きを「再現」することができます。裁量トレード練習君を使えば、過去の動きを利用してトレード練習も出来ます。

しかし、MT4で使用するインディケーターの中には、バックテスト機能では動きを再現できないものもあります。

バックテスト機能では動きを再現できないインジの例
  • 通貨の強弱を示すインジケーター
  • 複数通貨ペアの状況を示すインジケーター
  • マルチタイムで機能するインジケーター
  • パターン認識型のインジケーター
  • イサム・デルタFX
  • マーケティングFX
  • その他の有料インジケーターの一部

このようなバックテストでは動きを再現できないインジを検証する場合は、どうしてもリアルタイムでMT4を稼働させる必要があります。

あとで確認したい場合にはチャートをキャプチャーして逐一保存するか、モニターを録画するしかありません。

しかし、キャプチャーするにはチャートに張り付く必要がありますし、モニターを録画するにしても容量が気になります。見返すのも面倒です。

こういった時に非常に役立つのが「ローソク足が確定する度に自動でチャート画像を保存してくれる機能」です。

これがあれば、MT4さえ稼働しておけば、自動でチャート画像を保存してくれるので手間がかかりません。あとはゆっくりと画像をみて検証をすることができるのです。

足が確定する度にチャートを自動で保存する方法

足が確定する度にチャートを自動保存するインジケーターは2種類あります。

  • ScreenShotBars
  • FuturoFX

本記事では、2つのインジケーターをご紹介しますが、自動保存の機能だけであれば、ScreenshotBarsがおすすめです。

ScreenShotBars

SCreenshotBarsは足が確定したらアラート、メール送信などの通知が可能で、更にはその時にチャート画像を自動で保存してくれます。

保存するチャート画像の大きさの変更も可能ですので、好みに合わせてカスタマイズしやすいです。

チャート画像は、MQL4のFilesフォルダ内に入ります。

Futuro FX

足が確定する度にチャートを自動で保存するためには、「Futuro FX」を利用します。

Futuro FXは過去の値動きを参照して将来の動きを予測するインジケーターです。
このインジは高性能なインジで、自動でチャート画像を保存する機能が付いています。

今回はこの機能を利用します。

1.Futuro FXをダウンロード&インストールする

Futuro FXのダウンロード&インストール方法につきましては、私のメルマガに登録さた方にPDFの解説書をプレゼントしています。

詳しくは以下をご覧ください。

 たまに「Futuro FXが表示されない」といったご連絡を頂きます。
当方では多くの業者および複数台のパソコンでMT4でFuturo FXが稼働することを確認しておりますが、MT4やパソコンの状況によって表示されないこともあるそうです。

2.Futuro FXのパラメーターを変更する

Futuro FXをチャートに設定してパラメーター変更画面出します。

ここで変更するのが一番下の「window_screenshot」です。
デフォルトではゼロになっていますが、この値を1に変更することで、ローソク足1本が確定する度にチャート画像が自動で保存されるようになります。

補足
値を2にするとローソク足2本が確定する度にチャートが自動で保存されます。

この設定をした上で、さらにお好みのインディケーターを表示させてやることで、自動でチャート画像を保存することが出来ます。

3.チャート画像の保存場所

チャート画像はMT4左上の「ファイル」⇒「MQL4」⇒「Files」⇒「Futuro FX」フォルダの中にあります。

Futuro FXフォルダの中には、以下のように通貨ペア・時間足別にフォルダが作られていますので、チャート画像がゴチャゴチャにならず便利です。

各フォルダに入っているチャート画像の名前は、チャートの時間足、保存した日付と時間まで示されています。

デフォルトではチャート画像自体は1024px×768px、gifで保存されます。

補足:保存するチャート画像サイズや画像の形式を変更する方法

前述の通りFuturo FXで自動保存できるチャートのサイズは1024px×768px、形式はgifです。
これが気に入らない人のために変更する方法を解説します。

 この行程は絶対に必要なわけではありません。
不要な方はスキップしてください。

チャート画面サイズを変更する

チャート左の「ナビゲーター」よりFuturoFXを右クリックして、「修正」を選択します。

プログラムのエディターが開きますので、26行目と27行目の「1024」と「768」の値を好みの数値に変更します。

変更したら「コンパイル」をクリックして終了です。

チャート画像の形式を変更する

同じくチャート左の「ナビゲーター」からFuturoFXを右クリックして「修正」を選択します。

今度は584行目に記載されている「gif」の部分を好みの形式(pngやjpgなど)に変更してコンパイルをクリックします。

これで画像形式を変更できます。

Futuro FXの未来予測を消してチャート画像保存機能だけを残す方法

ここまでやると、チャート画像が自動で保存されていく事に感動するのですが、使用するインジケーターによっては、Futuro FXの本来の機能である未来予測の表示部分が邪魔になることもあります。

「これを消せないかなぁ・・・」
とあれこれパラメーターを弄っていた所、以下の設定にするとFuturo FX自体の表示は消えて、チャート保存機能だけが残るようになりました。

 他にも試しましたが、Futuro FX自体が消えてしまう事もありました

チャート画像を自動で保存できれば、検証の幅も広がる

以上、FuturoFXを使ったチャート画像の自動保存方法の解説でした。

このやり方を使えば、ストラテジーテスターでは再現できない特殊なインジも、チャートに張り付くことなく楽に検証することができます。

かなり有効だと思いますのでお試しください。
下の画像は、Futuro FXで自動保存したチャート画像(gif)をつなげたものです。

表示させているのは「MACD heatmap」。
画像をつなげてコマ送りにするのも面白いですね。

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