
先日グローバルロイズより販売が開始されたBlack AI・ストラテジーFX。
インフォトップで売上げ1位をキープしており、かなり人気があるようです。
そのせいか、同じ販売元である「ドラゴン・ストラテジーFX」の購入者の方から、「ドラストとブラスト、どんな感じで違うんですか?」という質問を頂きました。
確かに既にドラストを持っている方は、同じ開発者であるヒデ氏の手がけたブラストが気になるかと思います。
そんなわけで、今回はドラストとブラストを色々な角度から比較してみました。
1.基本情報について
■ドラゴン・ストラテジーFX(ドラスト)
価格:29,800円
使用時間軸:5分足
推奨通貨ペア:ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル
■Black AI・ストラテジーFX(ブラスト)
価格:39,800円
使用時間軸:5分足
推奨通貨ペア:ドル円、ユーロ円、ユーロドル、豪ドル円、NZドル円
価格で言うと、ブラストの方が1万円値段が高いですね。
また、推奨通貨ペアをみると、ドラストの方はトレンドが出たら一気に伸びやすいポンド円やポンドドルが推奨になっている一方で、ブラストでは大きな値幅でレンジになりやすいオージー円やNZ円が推奨されています。
2.チャートの違いについて
ドラストの方では平均足を基準とし、それにボリバンのようなドラゴンバンド、そしてシグナルが表示されます。
ブラストはローソク足が基準になり、それに移動平均線、下にはオシレーター、そしてシグナルが表示されます。
見た目は完全に好みになりますが、個人的には使い慣れたローソク足を表示するブラストの方が好きですね。平均足だと利益が出ているように見えても実はマイナスだったりすることがありますので。
シグナル自体を比較してみると、ドラストよりもブラストの方が早くシグナルが点灯する感じですね。これはドラストは基本的に「トレンドフォロー」、ブラストは「逆張り」の性質を持っているからだと考えられます。
また、両者ともシグナルのロジックは非公開となっています。
シグナル系ならよくあることですが、少々残念です。
3.エントリーポイント、エグジットについて
■ドラゴン・ストラテジーFX
ドラストの方はトレンドフォローの手法ですので、予め上か下かエントリーする方向が決まっていて、その方向のシグナルが出た時に仕掛けることになります。ですので、エントリー前から方向が決まっていますので、直前でアタフタする事はありません。
損切りポイントもあらかじめ分かっており、利食いは可能な限り伸ばしていく損小利大のルールです。
■Black AI・ストラテジーFX
ブラストはドラストと異なり、事前に上を狙うか下を狙うかが決まっていません。
その代わり、シグナルの選別にチャート下のサブウィンドウに表示されるオシレーターであるAI-Analyzeを使用します。
このAI-Analyzeが条件を満たしている時にシグナルが出たらエントリーとなります。
損切りポイントはドラストと同じく事前に決まっており、利食いは短期決済方法と長期決済方法の2つがあります。
両方ともシグナル系ではあるのですが、エントリールールの明確さについていえば、ドラストの方に軍配が上がります。
ブラストの方もしっかりとしたルールはあるのですが、AI-Analyzeの解釈の仕方で多少なりとも裁量が入ります。ここがブラストの難しいところかなと思います。
逆に両者で共通しているのは、損切が前もって決まっていることですね。
損切ポイントが決まっていると、資金管理もしやすいですし、リスクリワードを考えてエントリーする/しないの判断にも使えます。
私としては非常に大事なことだと思います。
4.得意な相場について
■ドラゴン・ストラテジーFX
ドラストの得意な相場は、一方向に動くトレンド相場です。
ドラスト自体のシグナルの勝率は決して高いものではありませんが、このような一気に動く相場ですべてを取り返すほどの爆発力があります。
■Black AI・ストラテジーFX
ブラストの得意なのは、上げと下げの波のメリハリがしっかりとした相場です。
上のチャートでは1回目が逆張りのショート、2回目が戻り売りのショート、そして3回目が逆張りのロングとなっており、見事に相場の天と底を捉えています。
もちろんいつもこんな感じで勝てるわけではなく、相場の波がハッキリしている時ほど勝ちやすい傾向にはあります。
5.苦手な相場について
■ドラゴン・ストラテジーFX
ドラストが苦手なのは小幅のレンジ相場です。
トレンドフォローの手法ならどれもそうなのですが、やはりレンジ相場では損切りが連続します。
(当ブログからの特典で、レンジにハマらないシグナルの選別方法を解説しています。)
■Black AI・ストラテジーFX
ブラストが苦手なのはゆっくりと続くトレンド相場です。
ここでエントリーしてしまうと損切りが連発します。
(ちなみに、上のチャートはドラストの得意なチャートで掲載したものと同じです)
ただし、このような相場を察知して逆張りを避けて、押し目買い(シグナルが出ていなくても入るテクニックも解説してあります)に専念すれば、逆に利益を出すことも可能です。
ブラストについても、ドラストが苦手な小幅のレンジ相場も決して得意とは言えないのですが、AI-Analyzeがフィルターとして結構いい仕事をしてくれて、レンジ相場ではなかなかエントリー条件を満たしませんので、結果的にレンジを避けられる傾向にあります。
6.ドラストとブラスト、どっちが稼げるの?
なかなか難しい質問です(笑)
今現在、ブラストを検証中なのでどちらが絶対的に稼げるのかは明言できませんが、勝率というか安定性で言えばブラストの方が良いかな?と言う感じはします。
ただし、ブラストはドラストよりも裁量を入れる余地がありますので、明快なルールを求めるのであればドラスト、逆にある程度裁量を入れるツールとして考えるのであればブラストが良いのかなとは思います。
私が見た感じではブラストは5分足に限らず、他の時間軸でも有効に機能するようですので、時間軸を変えてトレードしたい方もブラストをお勧めしたいですね。
まとめ
以上、ドラストとブラストの比較でした。
製作者も同じシグナル商材ですが、その特性には結構違いあると思います。
どちらを利用するにしても、その特性を理解して、上手に使いこなすことで利益が大きく変わることは言うまでもありません。
ツールは上手に利用しましょう。