ナンピン・マーチンの重圧に耐えられるか?

1.実際に利益が出せるノウハウで再現性はあるのか?・・・・・3点/10点

2.コストパフォーマンスは?・・・・・・・・・・・・・・・・1点/5点

3.サポートはどうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1点/5点

4.販売者の信頼性は?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1点/5点

5.売り文句と現実のギャップは?・・・・・・・・・・・・・・1点/5点

合計・・・・・・・・・・・・・・・・・7点!!

SET IN TOKYO」は、以前より読者様から定期的にレビュー依頼のあった商材です。

ただ、DLmarketやFX-ONでのみ販売されていることもあって、少し躊躇していました。
(DLmarketやFX-ONは商材の審査がほとんどないor非常に緩いために、全体のクオリティが低いのが特徴です)

この商材で解説してある手法は、何と無裁量でややこしい相場分析は一切必要ないにも関わらず、運用開始9ヶ月で勝率99%以上(450戦448勝)を継続という凄いパフォーマンスとのこと。

この勝率や言い回しを見ると、明らかに怪しい臭いがプンプンするのですが、販売者の自信満々のコメント等もあって購入した人も多いようです。

値段は39,000円。なのにPDF4ページとエクセルシートのみ

SET IN TOKYOでまず驚くのがその中身です。
何とPDF4ページとエクセルシートのみ・・・。

PDFではトレード方法が書かれているのですが、わかりにくいです。
手法の概要についての解説が一切なく、いきなりチャートを使った解説から入るために見辛くて理解するのに時間がかかりました。(理解すればそれほど複雑なルールではありません)

また、掲載してあるチャートも少ないです。
39,800円という価格なら、もっと多くの例を出して購入者に対して分かりやすい解説をするべきだと思います。全体的に不親切な印象です。

エクセルシートの方は、ロット管理や指値注文を入れる際に使用します。
シンプルな作りですが、あると便利ですね。

ロジック解説

SET IN TOKYOは、東京時間のドル円のレンジ的な動きを利用したロジックです。

具体的には東京時間が始まる時間に、決まった値幅間隔で指値注文を入れていくルールです。
最初に注文を連続で入れていくのは少々面倒ですが、それが終われば、あとはほとんど見守るだけです。

ルール自体はシンプルなので、慣れてしまえば問題なく利用できると思います。
しかし、ルールそのものに問題があります。

それは、ナンピンとマーチンを組み合わせたルールだからです。
(本書内では、「一般的にいわれるナンピン、マーチンゲールでは無い」と書かれていますが、「これがナンピンとマーチンでなければ、何がナンピンとマーチンなのか?」と疑問に思います。)

SET IN TOKYOは、ドル円のレンジ性のある動きを利用しますので、下げる度に買いを、逆に上げる度に売りを仕掛け続けるナンピンルールです。しかも、ナンピン回数が増える度にロット数が飛躍的に上がっていきます。

そのためハイレバが可能な海外FX業者ではないと実践するのは難しいです。
国内業者でやるにしても、多めの証拠金を入れておく必要があるでしょう。そうでないと、途中で証拠金が足らずにエントリー出来ずに大負けして終了・・・となってしまいます。

賭け続けられるだけの証拠金がなければ、必ずどこかで破綻します。
その割に得られる利益は少ないのがこの手法です。

また、エントリー&エグジットについての優位性はほとんどありません。

確かに勝てる日も多いが・・・

SET IN TOKYOは上下に動きやすい東京時間のドル円をターゲットにしています。
通常のドル円相場であれば、確かに1日単位で負ける事はほぼ無いでしょう。

しかし、毎日「通常のドル円相場」になるわけではありません。
東京時間とは言え一気にトレンドが進むこともあります。過去には日銀が頻繁に介入して休む間もなく300pips以上動いたこともあります。

このような「異常なドル円相場」が訪れたとき、SET IN TOKYOのルール&資金管理方法だと、1回の敗北で全てを失います。前もって「普通じゃないドル円相場」が来る日が分かっていれば問題ありませんが、それが知り得る人ならば、こんな手法は使わずに他の手法を使います。

また、結果的に日単位で勝てたとしても、何度もロットを上げたエントリーを繰り返すのを見るのはかなり苦痛なはずです。「次負けたらどうしよう?もしかしたら証拠金が全部飛ぶかも?」こう思いながらトレードするのに耐えられますか?

つまりSET IN TOKYOは、小銭を稼ぐために潜在的に大きなリスクを取るハイリスク・ローリターンな手法と言えるのです。

東京時間をメインにするなら・・・

SET IN TOKYOはドル円相場がレンジな動きをすることに証拠金のほとんどを賭ける手法ですが、それがどれだけハイリスクなのかは、このブログを読んでいる方ならご理解頂けると思います。

やはりエントリー&エグジットに優位性がなく、ナンピンとマーチンの組み合わせのみで利益を得ようとするやり方は危険だと私は思っています。EA版もあるそうですが、自殺行為にしか思えません。

この商材が気になる方は、とりあえずしたらば掲示板を見ることをお勧めします。私も掲示版内で書かれている否定的な意見に同意します。

 

また、東京時間メインでトレードするならば、圧倒的に東京オンリーFXの方がオススメです。
東京オンリーFXは、ナンピン・マーチンなしにもかかわらず高勝率のシグナルツールです。

利食い幅に比べて、損切り幅が大きくなるときもありますが、それでも比較的早く回収できます。手法自体に優位性があれば、ナンピンやマーチンに頼らずとも勝てるのです。