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FXに限らず株式でも先物でも非常に有効なトレード手法と言われるのが「押し目買い・戻り売り」です。

押し目買いとは、上昇トレンド中に価格レートが少し下げてきたところ=押し目を買うこと、戻り売りは下降トレンド中に価格レートが少し上げてきたところ=戻りで売ることです。

押し目買い・戻り売りは、一度トレンドが発生するのを待ってから仕掛けていくために、エントリーポイントがわかりやすく再現性が高いのが特徴です。

トレンドの押し戻りを判断する方法としては、移動平均線、フィボナッチ、トレンドライン、ボリンジャーバンド、一目均衡表などがあります。

どの指標を使うにしても、押し目買いや戻り売りの考え方は変わりません。

今日は、押し目買いの時の相場参加者の心理状態についてまとめてみました。
今回は例として25EMAをチャートに表示させています。

押し目買いの相場参加者の心理状況

1.上昇トレンド中

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このチャートの状態としては、25EMAが上を向き、ローソク足も陽線が多くなっているので上昇トレンドであると言えます。

チャート右端では勢いよくローソク足が上に伸びてきていることから、明らかに買いが優勢の状態です。

この時に逆張りでショートをしたり、利益確定のために保有していたロングポジションをショートするトレーダーもいますが、それ以上に買いが強いためにレートは勢いよく上昇しています。

2.押し目形成中

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先ほどの状態からレートは上げていきましたが、永遠に上げ続けることはありません。

チャートの右端辺りでは、ついに逆張りトレーダーや利益確定をするトレーダーのショートが買いの圧力を上回ってしまったために、大きめの陰線が出現しました。

この状態を「押し目を作っている」と呼びます。

3.移動平均線で止まる

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逆張りトレーダーやロングポジションを利益確定をするトレーダーによってある程度レートが下がると、今度はそれまで傍観していたトレーダーたちが「割安だ」と判断し、新たに買いポジションを取ろうとします。

すると、レートは下げ止まり、反発してきます。
逆張りしていたトレーダーたちもここで一度利益を確定すると、次第に上げの圧力が強くなります。

このチャートの場合は、25EMAまで押してから反発しました。

どれくらいまで押すのかを見るために、移動平均線、一目均衡表、フィボナッチ、水平線などがよく利用されます。

4.直近の高値の攻防

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先程の状態から逆張りのショートをしていたトレーダーたちの利益確定や新規のロングポジションが増えてくるとと、レートは再びトレンド方向へ伸びていきます。

そして、次の障壁となるのが直近の高値です。

ここでショートしたいと思う勢力は

  • 直近の高値でロングしてしまった「高値掴み」のトレーダー(損益ゼロでいいから決済したいと思っている。)
  • これ以上は上がらないと思う逆張りトレーダー
  • ロングポジションを保有しており、この辺りで利益確定をしたいトレーダー

などがいます。

また、ここでロングしたいトレーダーの勢力は

  • 直近の高値で逆張りショートしたが、損益ゼロで決済したいトレーダー
  • これからも上げ続けると思うトレーダー
  • 移動平均線付近でショートするも、直近の高値に損切りを置いているトレーダー

などです。
このように直近の高値は多くのトレーダーが注目する「チャートポイント」と呼ばれることが多く、ブルとベアの激しい攻防が見られる事がよくあります。

そして、もしここでベアが勝てば、ダブルトップとなって下げていきます。

5.前回高値を超えていく

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4の攻防で決着がつくと、今度は直近の高値をブレイクしました。
ここでは先ほどのベアが完全に負けてしまったことを意味します。

しかし、このブレイクも永遠に続くことはなく、いつかはベアの勢力に負けてしまう時がいつかは来るでしょう。

チャートを見ながら市場参加者の心理を考えると面白い!

今回は押し目買いに焦点を当てて、市場参加者の心理を考えてみました。
この考えは戻り売りでも同じです。

このように、チャートを見て市場参加者の心理を考えることは蔑ろにされがちですが、これこそがチャート分析の基本です。

相場を動かすのは市場参加者であることを忘れてはいけません。ファンダメンタルズでもチャートそのものでも無く、それらを解釈する市場参加者なのです。

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